今年の横浜のヨールカ祭は、初めて参加した子どもバレエ教室「チャイカ」の子どもたち(10人)のダンスに会場は大盛り上がりです。
1月19日(日)午後1時に、スラブ民族ダンスグループ“スラヴャーニェ”の「モスクワのカドリール」から始まり、続いてチャイカの子どもたちによる「ハッピーニューイヤーダンス」など大人のダンスと子どもたちのダンスが交互に続きます。その後、ジェットマロースとスネグーロチカが登場。チャイカや会場の子どもたちと手お繋ぎ、会場をぐるっと巡る旅に出ます。最後は、ジェットマロースから子どもたちにお菓子がプレゼントされました。
第2部は神奈川県協会が主宰する各教室からの出演です。始まりは、マトリョミン教室のアンサンブルクラスの演奏。続いて、ロシア語教室火曜初級1クラスによる歌「ポーリュシカ・ポーレ」。続く歌は、土曜中級2クラスの映画「モスクワは涙を信じない」の主題歌「アレクサンドラ」。ロシア語劇は3クラス、土曜初級1クラスの「モスクワの街角で」、木曜初級4クラスの「三匹のくま」、木曜会話クラスの「ドラえもん」と続きます。各クラスとも衣装や小道具に工夫を凝らした熱演となりました。
第3部は、内村稜さんのチェロ演奏と在日キルギス人によるキルギスの民族舞踊です。最後は、佐野真澄さんのピアノ伴奏で「ロシア歌謡をみんなで歌おう!」。会場全員で「モスクワ郊外の夕べ」「ともしび」「カチューシャ」を歌い終宴しました。
食事メニューは、評判の外套を着たニシン、恒例のボルシチ、新入りのヨージキ(お米入り肉団子)ソバのカーシャ添え、いつもある黒パンのブテルブロート。この大量の食事は、前日、18日の朝から10人以上の人が作り上げたのものです。今年のヨールカ祭の参加者は、受付通過数で130人以上となりました。
(文・写真/木佐森、写真提供/ドラえもん=田中、キルギス舞踊=Hiromi)
★参加者の声★
スラブ民族舞踊アンサンブル「スラヴャーニェ」
今年は「チャイカ」という子どもたちのバレエダンサー10人と一緒に参加させていただきました。
前半のダンスステージでは、ロシア・ウクライナ・グルジア・カフカスのダンスを紹介させていただきました。観客の皆さんも珍しいダンスでとても喜んでいただけたことと思っています。チャイカの子供たちによるクリスマスダンス・正月のダンスは、とてもかわいらしくヨールカ祭の会場にピッタシで、会場に笑顔があふれ温かい雰囲気に囲まれた楽しいものとなりました。
後半の子供のステージでは、会場老若男女の皆さんと一緒に楽しいステップで会場内を一体となって声高らかに回りました。ステージでは子供たちがプレゼントをもらい喜びあふれる声を上げているのがとても印象に残りました。子どもたち一緒のダンスを一生懸命練習し、会場で多くの拍手を頂いたことはとても嬉しかったです。楽しく、思い出深い、心和らぐひと時を過ごせメンバー一同感謝しております。
(Slavyane 加藤)
バレエスタジオ「チャイカ」
ヨールカ祭2020にご招待いただき感謝申し上げます。スラブ民族アンサンブルスラヴャーニェと共同プログラムで出演できたことはとても嬉しかったです。
楽しいコンサートとおいしいロシア料理のおかげで本当のお祭りの雰囲気を味わうことができました。横浜のヨールカ祭でロシアの雰囲気を感じることができましたし、ロシアとロシア語を愛する人々のために出演できることは喜びです。来年のヨールカ祭を楽しみにしています。 ※原文はロシア語
(バレエスタジオ「ザ・カモメ」ヘッド ムラタエレナ)
ロシア語火曜初級1 歌「ポーリュシカ・ポーレ」
私たちのクラスは合唱を行いましたが、大勢の人の前で歌を披露するのは学生以来でとても緊張しました。
大山先生曰く、喝采だったとのことで車通勤での車内練習の甲斐があったのかなと思います。
また、ロシアだけでなくユーラシア諸国のダンス等もあり普段では触れることのできない文化に触れることができとても楽しかったです。次回もぜひ参加したいです。
(高橋)
ロシア語土曜中級2 歌「アレクサンドラ」
「次のヨールカ祭は何をしましょうか?」という相談が、我々中級2のクラスで始まったのは昨年10月末。
「劇より歌が良い」と意見がまとまり、我らがオリガ先生オススメの映画挿入歌「アレクサンドラ」に挑戦することになりました。11月頃から練習を始め、リズミカルに歌う難しさを味わいつつも、自宅で、クラスで。練習を重ね本番。
気になる出来栄えは…うまくハーモニーを奏でられたようで。先生からの "Хорошо!" という声にホッと一息。ロシア語とロシア音楽の響きに触れられた、貴重な体験になりました。
(川北)
ロシア語土曜初級1 劇「モスクワの街角で」
モスクワでの一場面という寸劇を通して、親切なмосквичに実際に会ってみたいと思うようになりました。いつか出たい旅行に向けて、さらに学習に励もうと思います。
(神崎)
今回、私のクラスでは「ロシアの街並み」紹介と、ロシアの街中で道を尋ねる寸劇を行いました。難しい文法を学んでいなくてもここまで会話が成立し、話せるのだと自信を得られました。寸劇にも慣れていませんし、大きな声で単独で発話する機会が初めてで緊張しましたが、舞台ではそれ以上に楽しい時間を過ごすことができました。また次回のヨールカ祭が楽しみです。
(松下)
ロシア語木曜初級4 劇「3匹のくま」
木曜初級4クラスは前年に続き2回目の出演でした。大山先生は前にも増して熱心に劇に取組まれました。正確なロシア語は勿論のこと、役の個性にあった動作の演出をなさいました。
少年役の生徒は、小道具相手の独り舞台でセリフを覚えるのに苦労しましたが、本番ではコミカルな動作とはっきりした発音で、いたずらっ子を演じることができました。子熊役の生徒は、泣き虫な子熊になりきって演技をされていたのでとても感心しました。
(蔵本)