今年も8月15日が巡ってきます。毎年、この回は戦争と平和を考える鑑賞会を企画しています。今回は『NHKスペシャル 樺太地上戦』(2017年放送)です。内地では1945年8月15日、昭和天皇の玉音放送で戦争終結が知らされました。国民は「戦争は終わった」と安堵の思いだったでしょう。ところが、当時日本領であった北緯50度以南の樺太(現サハリン)では終戦後に戦闘が起こったのです。しかも、一般市民を巻き込んでの戦闘でした。何も知らされていない、武器も持っていない一般市民の悲劇は言うまでもありません。
沖縄の悲惨な戦闘については多く語られています。しかし、「北の沖縄」とも言える樺太についてはあまり知られていません。今回の鑑賞会では是非、その悲劇について知っていただきたいと思います。
日時:2026年8月16日(日)14時~
※玉音放送の翌日であることも象徴的です。
会場:横浜平和と労働会館5階教室
参加費:500円(黒パン・紅茶・デザート付)
今テーマは「私の大切な人」です。
貴方にとって大切な人とは、どんな人ですか。
見返りを求めることはせず、貴方のためだと思えば自分が損をすることも厭わない人ですか。貴方が困ってるときに助けてくれる人ですか。自分の不利益を度外視して貴方の味方になってくれる人ですか。貴方が苦しく辛いときに支えてくれる人ですか。貴方に起きた嬉しいことや悲しいことを、まるで自分のことかのように感じられる人ですか。
貴方にとって大切な人は、具体的に誰ですか。
ご父母ですか。ご家族ですか。お子さんやお孫さんですか。恋人ですか。友人ですか。学校の恩師ですか。それとも…?
貴方の「大切な人」について、是非お話しください。
また、その代わりに「私の街の有名人」についてお話しいただいても構いません。誰もが知っている・知る人ぞ知るあの人が、実は私の街に住んでいる、こんな分野で活躍している、私にとってこんな風に大切…等々、是非ご紹介ください。
ウリヤノフスク、ムルマンスク、モスクワなどで日本語を学習している人との交流会です。
最初にロシア語で、続いて同じことを日本語で合計3分以内にお話しください。発表の後、参加者から質問がありますが、通訳が常駐していますので、ご安心ください。他の参加者のお話を聞くだけでもOKです。お申し込みをお待ちしております。
日時:8月23日(日)18:00(日本時間)
Zoomミーティングルームにてオンライン開催
今月は休載いたします。
2026年4月~9月の第144期開講中。初心者向けの「入門」のほか、初級・中級・準上級・会話・演劇・観光ガイドの各クラスへの編入や見学も歓迎します。
以前学んだロシア語やウクライナ語をやり直したい方には学期途中からの編入もお勧め。ぜひお問い合わせください。
講座の詳細は横浜ロシア語センターのホームページでごらんいただけます。
先日、横浜ロシア語センター制作の学習動画シリーズ「ロシア語会話スピードマスター ビジネス編 第7章 値段交渉 Переговоры о цене」がYouTubeで配信されました。小数点を含む数字がふんだんに出てきて、発音が難解といわれる数詞を、目と耳と口で学べます。
ロシア語→日本語の順に音声が吹き込まれ、各セリフの区切り、場面の区切りにはそれぞれ効果音が入っているので、画面を追わずとも膨大な量のロシア語会話を聞き流すことができ、同時に日本語訳を確認することもできます。
楽しく自然なロシア語会話や、ビジネスシーンで用いられるやり取りをマスターしたい人には必見。
視聴は横浜ロシア語センターYouTubeチャンネルで。また当センターホームページからもご視聴いただけます。
Всех желающих изучать японский язык мы приглашаем на индивидуальные курсы японского языка при обществе ≪Япония-Евразия≫ префектуры Канагава.
Наши курсы ориентированы в первую очередь на русскоговорящих, проживающих в Японии, поэтому большинство наших преподавателей владеют русским языком на высоком уровне. Возможны аудиторные и онлайн-уроки. Мы внимательно выслушаем Ваши пожелания и подберём оптимальную учебную программу.
За справкой обращайтесь по электронному адресу contact@kanagawa-eurasia.org или в офис общества ≪Япония-Евразия≫ префектуры Канагава (просьба заранее сообщить о своём визите по электронной почте).
主にユーラシア(旧ソ連)諸国出身のロシア語を母語とする方を対象としています。文字や文法から日本での生活に必要な日常会話、日本語能力検定試験対策まで、それぞれの目的やレベルに合わせて個人レッスンで丁寧にお教えします。
時間は平日の昼間でご相談に応じます。対面・オンラインの選択も可能です。
ロシア語版ホームページもありますので、学習希望者にぜひご紹介ください。
毎月原則2回、横浜平和と労働会館6階会議室で土曜日に開講中。
奏法の基本から音楽理論や高度な内容まで学べます。初心者から中・上級者まで歓迎!
2026年度前期残りのレッスン予定は、6月13日、6月27日、7月11日、7月25日、8月22日、9月19日です。
※9月13日(日)は北川翔門下生発表会
お問い合わせは神奈川県日本ユーラシア協会事務局まで。
時間:14:00~18:45の間、各45分
講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館6階会議室
今月は休載いたします。
出版:株式会社 日ソ(2006年)24ページ
ロシア語の筆記体を書いて覚える習字帳。初心者の方はもちろん、中級以上の方の見直しにも。
内容:基本練習/アルファベット/小文字と大文字/数字・記号/単語/人名・地名/簡単な文/ロシア語の歌/自由練習/宛名の書き方/五十音の書き方
甘酸っぱい果実の味と香りの無添加ジャム。クレープ、クッキーやタルトなどの焼き菓子に添えると豊かな味わいを楽しめます。お茶の時間にいかがでしょうか。
賞味期限2028/3/6 ウクライナ産
魅惑的な深紅色をしたボルシチは世界3大スープと言われます。肉・じゃがいも、キャベツを別途用意し、本品を使えば本場ウクライナの伝統的なボルシチ1リットル(5人分)が簡単に作れます。日本語のレシピもラベルに記載。
賞味期限2027/03/26 ウクライナ産
旧ソ連など東ヨーロッパで最もポピュラーなライ麦パン。本場の味をぜひお楽しみください。あらかじめ約14枚にカット済なので便利です。
賞味期限2026/8/7 ラトビア産
現在、諸事情により当協会通販サイト「うにべるま~ぐ」に出品していない商品が多数ありますが、協会事務所では原則として平日・土曜の12時~18時に購入可能です。営業時間内に事務局員が外出する場合がありますので、来所の際に確実を期する場合は事前にご一報ください。
現在進行中のウクライナ侵攻で推定50万人の露兵士が肉になりキルレシオがウクライナの8倍に。更に国内は軍事施設や石油関連施設が攻撃され、オレシュニクも防空も前線も後方も経済もグダグダのロシアから、TOP10をお送りします。今月もМуз-твの ≪Русский чарт≫ です。10曲中8曲が新曲の大嵐!
1997年に結成したバンド、レニングラードの≪Плейбой≫(プレイボーイ)が10位にランクイン。
ポプラップユニット・ファイヴェスタファミリーの≪Раз, Два≫(1回、2回)が9位にランクイン。
ピャチウトラの≪Давай Купим≫(買いましょう)が8位にランクイン。これは後述の4位、サビィとボイカのアンサーソング的なラップ曲です。消費が落ち込んでいる露国民の購買意欲が沸きあがってくるような(?)ストーリー展開。
ウクライナ・ザカルパッチャ州出身ヨールカの≪Проще≫(もっと簡単に)が7位にランクイン。
さてそのサビィとボイカの≪Базовый Минимум≫(基本的最低限のこと)が4位にランクイン。サビの部分は「iPhone買って、レストランで食事をご馳走して、理由もなく私の名前入りの指輪ちょうだい、これ基本的最低限のことだからね」。こう聞いてると、「スマホ」と「浪費」が旬のヒットワードなのかもと感じます。
クラスノヤルスク市出身ドミトリエンコの≪РТУТЬ≫(水銀)が3位にランクイン。2021年に≪Венера-Юпитер≫(金星-木星)が大ヒットし数々の音楽祭典で最優秀賞を獲得。最近では女優アンナ・ペレシルドと公認の仲で、昨年≪Силуэт≫(シルエット、アニメ「不思議の国のアリス」主題歌)の熱いデュエットも。チャートinしている本曲は趣向を変えて、ロックです。 3月20日にリリースされ、現在のYouTube再生回数は16,429,132回。
ウラジオストク出身ベアウルフの≪Феникс≫(フェニックス)が2位にランクイン。2年前にTiktokでリリースした≪GODZILLA≫(ゴジラ)がヒットしたことが記憶に新しい。ナイスバディでハスキーな声と萌えアニメ声で歌うそのスタイルは独特で、若い人に人気があります。MVでは特撮を使いハードボイルドな戦闘シーン満載です。4月13日にリリースされ、現在のYouTube再生回数は7,997,460回。
難敵のズィヴェルトを圏外に追いやり首位を奪取したのは、ホリーフレームの≪Тону≫(沈んでいる)でした!ベラルーシ出身で、HOLLYFLAMEは『聖なる炎』という意味。誰の中にもある人間の魂とその内面状態のことで、その炎を燃やし続けるために音楽を作っているそう。12歳からユニットを組んで音楽活動を始め、自分で作詞作曲もしているといいます。2024年3月31日にリリースされ、現在のYouTube再生回数は4,930,500回。おめでとうございまーす!:-)
(МУЗ-ТВ/5月26日発表/MOPA)
画像は VK, Wiki より
※全文、チャート、PV視聴はユーラシア芸能ブログでどうぞ。
2025年7月よりアメブロに移転しました。過去記事も読めます。
5月13日(水)、昨年より少し遅れて、今年も横浜みなとみらいホール小ホールで、これからのロシアの音楽界を担うであろう、大家の片鱗をうかがわせる若手演奏家三人よる素晴らしい競演が実現されました。
ロシア文化フェスティバルも今年で20年という区切りのよい年月を重ねてきました。しかし、平和な生活の中でこそ音楽を楽しめる、文化的な生活を送れる、とだれしもが望んでいるにもかかわらず、いまだにプーチンの衰えぬ野望はウクライナへの侵略、攻撃をエスカレートさせています。ウクライナとロシアの国民が手を取り合って平和の素晴らしさを語れるのはいつになるのでしょうか。
さらに追い打ちをかけるように、プーチン以上の独裁者となったトランプとネタニヤフ、イラン攻撃による石油危機は、全世界の民を苦しめています。人間はいつになったら賢くなれるのでしょう…。
閑話休題、ロシアの新星コンサートに戻ります。
今年は、人気の高いチェロに加え、クラリネットとピアノというなじみ深い楽器の演奏家を迎えての満足感一杯のコンサートが実現されました。
東京で開催されたオープニングコンサートをはるかに凌駕したブラボー連発のステージは、3人の力量が十二分に発揮できた内容のプログラムに加え、演奏家の質の高さがうかがえるものでした。
プログラムを見ると、チェロとクラリネットは2曲づつですが、ピアノは自分のソロに加えてチェロとクラリネットの伴奏で出ずっぱりでした。一番小柄でスマート(細身)なのがピアニストで、スタミナが心配でしたが、杞憂に終わりました。
冒頭を飾るのは、サン=サーンスが作曲したクラリネット・ソナタです。初めてステージで聴きました。ニキータ・リュチコフのクラリネットは、最初聴衆を包み込むように響き、その後優しく語りかける様に進み、やがてクレシェンドへと展開していきました。ピアノとの掛け合いも楽しくCDの購入を考えたステージでした。
2曲目はラフマニノフのピアノソナタ第2番です。チモフェイ・ウラジーミロフは、この残響過多でピアノにはあまり向いていないホールの特徴を聴き分けているかの様に、響きの少ないヤマハを上手にコントロールして見せました。彼の才能は作品の本質を引き出し、日本人には出せないラフマニノフを聴かせてくれました。テクニックだけのピアニストではないことが、よく判りました。
3曲目はストラヴィンスキーのチェロとピアノのための「イタリア組曲」です。中々プログラムには載らない作品ですがチェロとピアノの掛け合い、活躍が楽しめました。
休憩を挟んでウラジーミロフの登場です。曲目は、あまりにも有名なムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」から2曲。本来ピアノのために書かれましたが、ラヴェルの管弦楽用に編曲されたものがよく知られ、演奏されます。ピアノで聴くとピアニストの才能もあり、とても素敵でした。続いてステージに登場したのは、クラリネットとピアノです。曲は、最近亡くなった優れたクラリネット奏者コヴァーチの代表作「ショレム・アレイヘム、ロヴ・フェイドマン!」です。東欧民族音楽の手法を取り入れた作品で、伝統に基づきテンポを上げてゆき、クラリネットの悲鳴のような高音が聴けるが、哀愁も含まれている様にも感じられました。
知らない作曲家も、未知の作品もあることを痛感しました。
とりを取るのは、ショスタコーヴィチのチェロソナタニ短調です。
3人の演奏家の中で最も大器と感じたのがチェロのアレクサンドル・ラムでした。チャイコフスキーコンクールチェロ部門第2位という実績だけではなく、最近よく聴く日本人チェロ奏者達を寄せ付けない演奏でした。曲は、ショスタコーヴィチらしくない?もので、穏やかな音で始まり、次第にショスタコーヴィチらしい激しさがチェロから飛び出す。4楽章とも古典的な響きと激しさが溶け合い、最高の聴きごたえのある名作でした。ブラボー!
(金子)
2006年から始まったロシア文化フェスティバルは、今年で20周年を迎え、5月11日(月)に銀座ブロッサムで日ロ国交回復70周年も記念したコンサートが開催されました。開演前のロシア側の開催挨拶で、シュビトコイさんは「日ロは一番近い隣国であるので、仲良くしていかなければいけない」と日ロ文化交流を今後も旺盛にして行きたいと述べました。それに答え日本側代表の栗原小巻さんは2006年から毎年いろいろ工夫してフェスティバルを実施してきた実績を披露しました。
コンサートは、ロシア側3名、日本側4名の競演です。トップ演奏は、ヴァイオリンの今川こころさん。曲目は、モスクワ生まれのユダヤ系ロシア人A・ローゼンブラット作曲の「カルメン・ファンタジー」。最初、堅かった演奏も、伴奏の日高志野さんのピアノに先導され、力強く豊かなヴァイオリンを聞かせていました。ロシア側のトップは、ニキータ・リュチコフによるクラリネット演奏です。フランスのD・ミヨー作曲の「スカラムーシュOp.165c」。クラリネットの軽快な演奏により会場はサンバのリズムで溢れました。
続く日本側は、チェロ堀江牧生さん、ピアノ伴奏詩葉さん兄妹のプロコフィエフの「ロミオとジュリット」です。繊細なチェロの響きと力強いピアノ伴奏となりました。今度は、ロシア側のピアノ伴奏を、一手に引き受けているチモフェイ・ウラジーミロフさんで、日本人にはあまりなじみのないドイツ系ロシア人のN・メトネル作曲「忘れられた調べ第1集、川の歌」です。
そして、日本側は声楽を準備していました。バス声楽者渡辺智也さんがM・ムソルグスキーの「愛の言葉がなんでしょう」ほか3曲を歌いました。ロシア側は、お待ちかねアレクサンドル・ラムさんのチェロ演奏です。曲目はD・ショスタコーヴィチ作曲「チェロソナタニ短調」。卓越した技巧と表現力で会場を唸らせました。
最後は、オペラ「エフゲニ・オネーギン」の中で、姉のタチヤーナが歌う「手紙の場」を服部麻実さんが歌います。伴奏はソロピアニストミハイル・カンディンスキーさんです。各演奏も素晴らしく、2026年のロシア文化フェスティバルの各プログラムが期待されます。
(木佐森)
5月16日~29日、於:シアターイメージフォーラム(渋谷)、国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZU
今年もEU各国の話題作が大集結するEUフィルムデーズが開催され、連日多くの観客が鑑賞した。メイン会場はシアターイメージフォーラムで新作、国立映画アーカイブでクラシックセレクションとして重要作品が上映された。今年のユーラシア諸国に関する作品は以下の通り。
(原題:Marijas klusums、ダーヴィス・スィーマニス監督作品、ラトビア、2024年)
実在したラトビア出身の女優、マリア・カルロヴナ・レイコの後半生を描いた伝記映画。
1930年代ドイツで舞台や無声映画の女優としてのキャリアを築いた彼女は、トーキー映画の普及とともに引退し、1937年に孫娘の誕生の知らせを受けてモスクワにやってきた。しかし娘は出産で死亡しており、孫娘ノラだけが残された。連れて帰ろうとした孫娘が「ソ連で生まれたソ連市民である」という理由でラトビアへの帰国がかなわず、モスクワで活動するラトビア劇場“ステージ”で再び女優として舞台に立つことになる。そこで彼女が直面したのはソ連の全体主義だった。孫娘を守るためにマリアは声なき抵抗“ 沈黙”を選び続ける。ラトビア人に対する大粛清が発動されたころ、レマルクの作品「三人の同志」上演が問題視され、上演直前に劇団の男性たちは連行された。反革命のスパイだとしてマリアも逮捕される。彼女を監視していたのは、孫娘の世話を頼んでいた家政婦のミラだった。厳しい尋問と拷問の末、1938年2月3日仲間たちとともにマリアは処刑されスターリズムの犠牲となったのだった。日本初上映。
(原題:Svečias、ヴィータウタス・カトゥクス監督作品、リトアニア、2025年)
30代半ばにして父親となったダニエリュスは、実家のマンションを売却するため、妻と息子をノルウェーの家に残し、8月の終わりに一人リトアニアのリゾート地にある故郷の街に戻る。滞在中の住民との交流にも昔のような温かさはないが、置き去りにしてきた過去を捨てきれない彼は、なかなかそこを去ろうとしない。夏の終わりの寂寥感と父親という立場のあやうさ、そして行き先の定まらない人生のひととき。センチメンタルだが、どこかドライな雰囲気を独特のカメラワークとオフビートなタッチで映し出す。
監督は『トクシック』(EUフィルムデーズ2024にて上映)の撮影監督ヴィータウタス・カトゥクス。今年のEUフィルムデーズで最も人気の高かった作品。日本初上映。
(原題:Nähtamatu võitlus、ライナル・サルネット監督作品、エストニア・フィンランド・ラトビア・ギリシャ・日本ほか、2023年)
2年前に劇場公開されたあのハチャメチャコメディが帰って来た!
国境警備の任に就く青年ラファエルの警備隊は、ある勤務の夜、革ジャンに身を包みラジカセでメタルを鳴らしながらカンフーを操る3人組によって壊滅状態に。奇跡的生還を果たしたラファエルは、その日以降禁じられたカルチャーであるブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するようになる。しかし見様見真似のカンフーでは気になった女性一人も射止めることができない。空回りの冴えない日々を送るラファエルは、ある時偶然通りかかった山奥の修道院で衝撃の出逢いを果たす。それは、見たことのないカンフーを扱う僧侶たちだった!
(原題:Sanatorium、ガー・オルーク監督作品、アイルランド・ウクライナ・フランス、2025年)
アイルランドの監督作品だが、テーマはウクライナ。2023年6月、オデッサ近郊にある100年以上の歴史を持つ保養施設“クヤルニク”を舞台に、ひと夏の保養期間を追ったドキュメンタリー作品だ。
ウクライナ各地から、塩湖で取れる泥炭治療を目的にした人たち、負傷した兵士、家族を亡くし人との出会いや愛情を求めた者がやってくる。ソ連時代は1日270人以上あった利用者が、現在はわずか1日30人、稼働率はわずか17~18%ということで、利用者をなんとか増やしたい施設責任者と医療従事者、そしてレクレーション担当者やサービスを提供するスタッフたちの奮闘も描かれる。そしてレトロな機器や泥炭に身を任せている最中に空襲警報がけたたましく鳴り始める。
美しい風景に影を落とす戦争。それでも責任者は「何としても生き残る」と語り、利用者たちは「ミサイルなんて気にしない、泥のためにここに来るのだから」と語る。日本初上映。
(原題:Gražuolė、アルーナス・ジェブリューナス監督作品、リトアニア、1969年)
クラシックセレクションとして日本初上映。
シングルマザーの母と暮らす9歳の少女インガは、大きな目をした空想好きの明るい女の子。いつも友達との“ゲーム”では輪の中心にいて踊り、「美人」に選ばれていた。ところが新しく近所に引っ越してきた少年は、「スミレが咲く神の木」や国境警備にあこがれ、地元の子どもたちから変人扱いされる。また、彼は「美人遊び」を醒めた目で見て、インガの容姿をからかいはじめる。インガは深く傷つき、幼馴染の少年も彼女を慰めるが、インガはやがて現実世界を捉え、自分の周囲を新たな視野で見始め、いなくなった父を待つ母の気持ちも理解し始める。ソ連時代の子どもを主題にした映画の傑作として知られる。
(文:滝沢 三佐子)
(原題:OXANA、シャルレーヌ・ファヴィエ監督作品、フランス・ウクライナ・ハンガリー、2024年)
ウクライナ人活動家のオクサナ・シャチコ(1987-2018)の、パリにおける最期の一日を縦糸に、彼女の過去の出来事を横糸として織り込みながら、不正への抗議の軌跡に焦点を当てた作品となっている。抗議のスタイルの奇抜さだけを見がちだが、なぜオクサナがそのような手段を選ぶに至ったか、深く考えさせられる作品だ。
フメリニツキー出身のオクサナは、アルコール依存症の父と彼の世話に明け暮れる母と暮らしていた。幼い頃から絵を描くことが好きだったオクサナは、イコン画を学び、教会から依頼されたイコンを描くことで家計を助けていた。しかし、家父長的な神父はオクサナのイコンを買いたたき、彼女は教会への不信感を覚える。家父長的な生活に飽き飽きしたオクサナは家を飛び出し、街頭の抗議活動で知り合ったアンナ、ラダとともに、2008年フェミニスト活動団体「FEMEN」(男性も活動できるフェミニズムということで、フェミニンとメンを掛け合わせた造語)を結成。医療過誤により女性を死亡させた病院の腐敗を抗議し注目される。
さらに2009年にはキーウで、「ウクライナは売春宿ではない」というスローガンのもと、買春ツアーや国際結婚エージェントを放任する政府に詰め寄った。メンバーたちはもともと下着姿に花冠を着け、カラフルなドレス姿で抗議活動を行っていたが、ある時エキサイトしたオクサナが上半身の服を脱ぎ捨て公衆の注目を浴びたことをきっかけに、トップレスにペイントを施し抗議を行うスタイルへと変化する。「私たちの胸は武器だ。人目を引けば抗議が届く」というオクサナの美的センスが炸裂したその姿は、国内外のフェミニズム運動にも影響を与え、トップレス抗議は究極のフェミニズム的表象となっていった。
一方で、そうした国際的知名度の上昇を利用した者も現れた。かねてからメディア戦略に積極的だった後発メンバーのインナがいち早く国外へ脱出。2011年から翌12年にかけて、インナ不在のFEMENはベラルーシのルカシェンコ政権へやモスクワでのプーチン政権に対する不正行為の抗議を行った。その際、覆面の男たちに捕らえられガソリンをかけられたり、両腕を折られるなどの暴行を受けた。家族にも脅威が及ぶ中、2013年にオクサナはじめ主要メンバーはパリへ亡命。そこで見たものは、インナがフランスにおけるFEMENリーダーにおさまり、ファッション化したFEMENの活動だった。
すっかり変質したFEMENに失望したオクサナは、再びイコンを転用した芸術に身を置くが、政治難民には認定されず生活は困窮。過去の抗議活動もフランスでは受け入れられず、オクサナは個展開催の初日に自らの命を絶つ。
オクサナを演じたアルビーナ・コルジをはじめとしたウクライナ人俳優たちは、Zoomによる遠隔オーディションで起用されたという。つい最近まで存命だった人物を演じる点で、ウクライナ人俳優たちがどのような気持ちで演じたのか、今のところ情報は伝えられていない。かくして、ロシアには女性パンクバンドのプッシー・ライオット、クイアアーティストのジェナ・マービン(映画「クイーンダム/誕生」参照)など、身体を張った活動家が日本でも紹介されているが、彼らの真摯な叫びにもっと注目していってもよいのではないだろうか。
5月22日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか、あつぎのえいがかんkikiなど全国公開。横浜市での公開館は未定。
(文:滝沢 三佐子)
本映画は、無声のアニメーションながらまさに地球が滅びかけている瞬間も「生きる」という選択をした猫の話である。
監督は、ギンツ・ジルバロディス。ラトビアが生んだ若手であり、逸材である。
本作品は、2025年アカデミー賞長編アニメーションにノミネートされ、前年はカンヌ映画祭ゴールデングローブ賞に輝いている。
主人公は、黒い猫。そしてカピバラ、メガネザル、鳥、犬。それぞれの特性を持ちながら難破船でかばいあいつつ生きていく。
収集癖があったり、ひたすら孤高であったり、個別の性格に沿って生きていく。
あなたは、世界が洪水につつまれた時、どうするであろうか。種が違う動物と仲良く暮らせるか。ギンツ・ジルバロディスの作品は9本のうち、まだ2本しか日本では公開されていない。バルト三国出身の作家が、今光っている。
昨年からTOHOシネマを皮切りに、港南台、横浜と順番にまわっている。
(※編集部注:2026年6月現在、関東地区での公開は終了)
この映画には、台詞がないが、想像と結論は、観客にまかせる手法をとっている。そしてその無言の手法は、確かに全てを凌駕している。あなたの近くの映画館に来たら、一度ご高覧下さい。
(中出)
2026年4月28日。ロシアのウラジオストクとブラゴベシチェンスクへ向かうため、私は成田空港にいました。しかし、残念ながらコロナ禍・ウクライナ戦争前のように成田からウラジオストクをはじめとしたロシアへ直接向かう便はありません。その事実は、とても悲しいですし、残念です。現在、極東ロシアに向かうためには中国やモンゴルを経由する必要がありますが、今回は特殊なルートでロシアへ向かいました。同伴者は横須賀のI.Yさんです。
さて、今回私が搭乗するのは、エチオピア航空のソウル経由アジスアベバ行きです。途中のソウルで降機ができる上、LCCではないので、受託手荷物も多く預けられるのが選んだポイントでした。CAや乗客もアフリカ系の方が多く、これからロシアへ向かうとは到底思えません。
飛行機内は、短時間のフライトながら、機内食やエチオピアコーヒー等のドリンクの提供があります。23時ごろ、仁川国際空港に着陸。戦争前ならほぼ同じ時間でウラジオストクについていたのに…と思いましたが、アフリカの飛行機に搭乗するという貴重な体験ができました。
そして、朝まで空港内で待機し、ソウル郊外の長涼里(チョンニャンニ)駅から急行「ムグンファ」で約4時間半。東海(トンヘ)駅まで行き、東海港から船でウラジオストクを目指します。ディーゼル機関車にけん引されて韓国の田舎を走る旅もよいですが、これはまたの機会に。
東海駅から徒歩15分の東海港では、鳥取県境港からやってきた「ドゥウォン商船」の「イースタンドリーム」号が待っていました。ここからは、友人で、ウラジオストクのツアーガイドをされていらっしゃる宮本智(みやもと とも)さんと合流します。
この船は北朝鮮沖を通って、ウラジオストクまで所要時間約24時間。長旅です。
15:00出航。これから、ロシアを目指して、大海原の船旅が始まります!私は船でウラジオストクに行ったことがないので、とても楽しみでした。
我々の船室はエコノミークラスといって、二段ベッドでしたが、幸いにしてI.Y君とともに下段を取れました。船内では、米国ドル・韓国ウォンが使用可能。日本発行おクレジットカードもOK。バーのみ日本円もOKでした。
※詳しい船内の客室・売店・食堂・浴室等の写真や内容については、後日、日本クルーズ&フェリー学会の乗船記に記す予定です。(https://cruise-ferry.main.jp/ ※無料公開予定)
その晩は、宮本さんとバーでお酒やジュース・おつまみをつまんで、寝台でひと眠り。翌朝起きたら、既にロシアのスラヴャンカ沖が見えてきました。コロナ禍前の2019年10月以来のロシア訪問です。そうして、ウラジオストクの象徴となった「黄金橋」をくぐって、ウラジオストク港に入港。ウラジオストクでは、下船がロシア人→韓国人→日本人の順番らしく、降りるのに時間を要しました。
一昔前なら、ビザが必要とは言え、スムーズに入国できたのですが、この日は宮本さんを含め、ロシアと韓国国籍を除く人は問答無用で別室送り。スマートフォンも一時的に取り上げられ、質問用紙を書かされました。質問内容としては、氏名・住所・電話・SNSアドレス・来訪目的・職業といった項目や、「ウクライナ人の知人・親戚はいるか?その連絡先は?」、「ロシアの特別軍事作戦(=戦争)についてどう思うか?」と問われました。
もしかしたら、飛行機での新潟~ウラジオストクの飛行時間と同じぐらい拘束されたかもしれません。このことから、ロシアとの善隣関係が悪化しているのを痛感するとともに、日本ユーラシア協会はあきらめず草の根の交流を続けていくことが大切だと感じました。
6年半ぶりに訪れたウラジオストクでは、6年半ぶりに再会したエレナさんが迎えに来てくださいました。彼女は日本語がとても上手で、8月、名古屋の「世界コスプレサミット」鑑賞・オブザーバー参加・通訳のため、来日する予定です。
私たちはエレナさんの車で、ホテルに向かいます。エレナさん曰く、ウラジオストクは相変わらず日本車が多く、日本との交流が途絶えてしまったことを残念がっている人の方が多いのだとか。
ウラジオストクでは、一見、6年前と変わらない街並みが続いているように見えますが、変化した箇所も多かったです。
次回(2回目)は「6年前と比べて極東ロシアはどう変化したか?」、「極東ロシアでのアニメ・漫画等の文化の受容と現状について」、「シベリア鉄道の旅(ウラジオストク~ブラゴベシチェンスク)」について執筆していきます!
未公開写真や未公開の打ち明け話は"note"で公開します。
→https://note.com/marinepolaris
(内藤)
5月に5泊8日でオーストリア・ウィーンを訪ねた。私にとっては2度目の訪問。
楽友協会の黄金のホールでリッカルド・ムーティ指揮のウィーン・フィルハーモニーによるハイドンの交響曲102・103・104番を聴いた。5月のオーストリアの気候にふさわしい名曲を世界最上の演奏で聴けたことは幸運だった。終演後の楽屋口で、ロシア語が堪能なコンサートマスターであるダナイローヴァ女史とお話しできたのも嬉しかった。女史はブルガリア人。お母様でピアニストのヴィオレッタさんは、かつてモスクワ音楽院に学ばれていたとか。ストラディバリのヴァイオリンを背に颯爽と自転車でホールを後にする女史の姿はこの上もなく素敵だった。
また国立歌劇場ではオペラ「ばらの騎士」を堪能した。元帥夫人役を務めたカミラ・ニールンドはまさに当たり役で、満員の聴衆の拍手と喝采をほしいままにしていた。気さくにサインに応えてくださり、一生の宝物となった。
それにしてもウィーンはロシア語を話す人が多い。市電、地下鉄、劇場、カフェとどこにでもロシア語話者がいた。歌劇場で隣り合わせた老夫婦もロシア語を話していた。思いきって声をかけてみると、「ロシア人だが長年ウィーンに住んでいます」とのこと。
前置きが長くなったが、本稿では、日本人にさほど知られていないウィーンのロシア正教会を紹介したい。筆者も全くこの教会を知らなかった。2024年秋、ベルヴェデーレ宮殿の2階の窓からウィーン市街を眺めていた際、北東にどうも正教会らしい屋根を見つけ、訪ねていくと果たしてロシア正教会であった。それが今回紹介する聖ニコライ大聖堂である。
聖堂は各国の大使館が集中するウィーン市3区のJauresgasse 2にある。周囲は警察官が多くやや物々しいが、聖堂の存在は閑静なオフィス街の雰囲気をややエキゾチックにしている。八端十字架と玉ねぎ型のドームを戴き、まさにロシア正教会の雰囲気だが、入り口付近の屋根のモザイクは、ウィーンのシンボル・シュテファン大聖堂のそれを模しているデザインである。正教会の独自性を保ちつつ、ウィーンの街並みに調和すべくデザインされたのだろう。
入り口から聖堂に繋がる階段に、帝政ロシア時代の旧正書法の文体の石板がある。それによると、アレクサンドル3世の治世の1893年に着工されたという。また街路に面した別の案内板には、1893年から99年に建設され、2003年から2008年に修復したとある。
聖堂の中は、フレスコ画とイコンに埋め尽くされ、乳香が焚きしめられ、まさにロシアの聖堂のようであった。頭にスカーフを巻いたロシア語を話す女性信徒が複数おられ、現地ロシア人の心の支えとなっている様子だった。
皆様もウィーンを訪れた際は、ぜひこの聖ニコライ大聖堂をお訪ねいただきたい。
(植竹)
元モスクワ放送アナウンサー・番組制作者の西野肇さんが、慢性肝不全のために5月11日東京都内の病院でお亡くなりになりました。享年78歳。
2022年に自身の体験を記した『冒険のモスクワ放送 ソ連“鉄のカーテン”内側の青春秘話』を上梓され、同年、当協会の創立60周年を記念して開催した「モスクワ放送(ロシアの声)創立80周年 元アナウンサー大放談!」のイベントで、故・日向寺康雄さん、蒲生昌明さんとともに、ソ連時代のモスクワ放送に飛び込んだ貴重な思い出や、肋骨レコードなどの話をしていただきました。ご冥福をお祈りします。
(滝沢)
ムルマンスク州では、北極圏の地元料理が楽しめます。主な食材は魚、鹿肉、キノコ、ベリー類で、様々な組み合わせで調理されます。
タラ、オヒョウ、マスなどの切り身とジャガイモ、玉ねぎ、牛乳で作る≪Поморская уха≫(ポモール風ウハー)。
タラと玉ねぎとジャガイモ野菜で作られる≪Мурманский суп≫(ムルマンスク風スープ)は、タラの澄んだブイヨンにジャガイモとタマネギが加えられ、香り高くほんのり甘く、コクがあります。
北方の先住民族であるポモール人の主食の一つとされた≪Заебуриха≫(ザエブリハ)は魚、野菜、根菜が入っている、濃厚でとろみのあるスープです。
≪Помакуха≫(ポマクーハ)は別名≪Северянка≫ (セヴェリャンカ)、≪Запеканка по-мурмански≫(ムルマンスク風ザペカンカ)などと呼ばれたりもしますが、新鮮なタラ又はオオカミウオを使った、ポモール地方の古い料理です。魚に小麦粉をまぶして揚げ、玉ねぎとジャガイモと一緒にオーブンで焼きます。スメタナをかけたりチーズをトッピングするアレンジもあります。煮込んでいる間に濃厚な魚の出汁ができ、パンにソースを浸して戴きます。
コラ半島のホタテは身が柔らかくて、ほんのり甘く、レモンを添えて生で食べたり、殻付きのまま焼いたりして食べます。
トナカイ料理も外せません。昔はサーミ族の貴重なタンパク&ビタミンB&ミネラル源でしたが、現在では希少な食材。野菜と一緒に煮込んだり、乾燥させて燻製にしたり、焼いてコケモモソースを添えたりします。トナカイの心臓や舌は、コケモモや野生のキノコ、またはブルーベリーソースを添えて戴きます。
≪Рыбники≫(ルィブニキ)は、タラやオヒョウなどを使い、大きな生地の上に置いて魚状に包んで焼いたもの。
≪Калитки≫(カリートキ)はコラ半島に程近い北カレリア地方に伝わるパイ料理で、中身にジャガイモとカワカマスの卵、茹でた黍とエビなどを用い、ライ麦粉の生地で星芒形に包んで、オーブンで焼きます。
コラ半島ではコケモモ、クラウドベリー、 クランベリー、ブルーベリー、クロマメノキなどの木の実が豊富に採れます。これら木の実で作られたジャム、コンポート、モルス、シャーベットは爽やかでジューシー。
≪Кедровица≫(ケドローヴィツァ)は、ブルーベリーまたはコケモモに練乳をかけ、松の実を散らしたビタミンたっぷりなデザート。
≪Чипсы из ягеля≫(トナカイゴケのチップス)はトナカイの餌でもあり、ツンドラの大地に育つ苔から作られます。丁寧に洗浄・乾燥させた後、香り高いベリーシロップに浸します。繊細で甘く、鮮やかな香りと色合いが特徴。
貴方も一度足を運んで、北方の豊富で美味な海の幸と山の幸に舌鼓を打ちませんか?
神奈川県日本ユーラシア協会では2026年の年末年始開催に向けて、ムルマンスク旅行を計画しております。詳細は、追ってお知らせします。
(福島 留美/ムルマンスク在住)
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