『サルタン王物語』DVD上映会 2月開催!
2017年最初の上映会は大人も子供も楽しめる文豪プーシキンの童話『サルタン王物語』です。
美しい心を持った娘が若い王から愛されますが、そのことに嫉妬した姉たちの悪巧みによって、追放されるのです。たどり着いた場所はこの世とは思えないほどの楽園。さて、それから……、この後は上映会でお楽しみください。
実は関戸自身はこの映画をテレビ放映で小学校2年生のときに見たのです。父が「珍しいな。ソ連の映画をテレビで放送するぞ。これは童話だからお前も見たら面白いぞ」と言って家族揃ってテレビの前に並んだのです。関戸にとって懐かしい思い出です。その放送の年は1970年。ベトナム戦争の最中で、米ソの対立が最も激しかったときです。小学生ですから、政治や世界情勢については詳しくありませんでした。けれども、何となく「アメリカとソ連って仲が悪いんだ」と感じていました。そういう時代背景の中でした。
内容については、今は申しません。ただ、その映像の素晴らしさがとても記憶に残っています。現代のCGと比べても遜色のない特撮映像でした。わくわくしながら見たことを覚えています。その時からおよそ半世紀。街中のブックオフのDVDコーナーに売られているのを見て、すぐに購入しました。半世紀ぶりの映像とともに家族揃って観た思い出に浸りました。その映画を会員の皆様にもお届けしたいと思います。大人も子供も楽しめる映画です。ぜひどうぞ。
(関戸)
日時:2017年2月26日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5F教室
参加費:300円(黒パン・お茶付)
お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp


今年の呼び物は、キルギスからの友情出演で、ジェイナリエワさんとカンバラリエフさん他3人による、キルギスの民族舞踊と民謡です。珍しいキルギスの民族衣装と遊牧民族の乗馬を模した踊りの優雅さに会場からはため息が漏れていました。
キルギス特産の羊毛フェルトに伝統の曲線模様が刺繍された状差し。
伝統の模様が刺繍されたフェルト帽。模様は大ぶりですが落ち着いた色合いです。男女どちらでも。
手作りの素朴な味わいが感じられる、真っ赤な可愛いフェルト製携帯電話ケース。首から下げられるように紐がついています。
ウズベクの伝統的な模様が美しく繊細に描かれた塗り小箱です。
記録的な豪雪と低気温であたふたしているロシアから、1月第4週のRussia Airplay Chart TOP10をお送りします。新曲は10曲中たったの2曲でした!
昨年、ソローキンの「ドストエフスキー・トリップ」という前衛かつスキャンダラスな作品を上演したコンツェルト。今年は一転してロシア近代演劇の祖アレクサンドル・オストロフスキーの代表作「雷雨」を取り上げた。年末の2日間3公演だけという上演回数の少なさが残念だったが、1年生が主役を張っている以上、やむを得まい。
「雷雨」の主人公はヴォルガ川に面する田舎町に住むカテリーナという女性。彼女は町の有力商人のカヴァノーフ家へ嫁いできた。舅姑は厳しくしきたりを重んじ、息子である夫のチーホンも逆らえない。妹ヴァルヴァーラも厳しい家に嫌気がしてカテリーナに同情している。一方、両親を亡くしカヴァノーフ家を後見人とするボリスが、人妻カテリーナに恋する。カヴァノーフ家の舅に虐げられるボリスを見て、カテリーナも恋心を抱きはじめる。ヴァルヴァーラはそれを見透かし、ボリスとの逢引をするため小屋の鍵を手渡す。カテリーナは罪の意識から拒絶するが、屈辱に満ちた生活に耐えかねチーホンの出張時にボリスと逢引を重ねることになる。ある嵐の日、予想に反して夫が早く帰宅した。取り乱したカテリーナはボリスとの逢瀬を告白。ボリスもエカテリーナを見放したため、引き止める夫の手を振り払ってヴォルガ川に身を投げた。
荒削りな演技とは対照的に演出は凝っていた。彼らの悲劇を象徴するのは網という小道具。ヴァルヴァーラは恋人と駆け落ちしてカヴァノーフ家を脱出するが、身を投げたエカテリーナは魚のように網に捕らえられる。反旗を翻せないチーホンとボリスも、カヴァノーフ家という蜘蛛の巣に絡みとられる。ピアノの生演奏を入れ、場面展開にメリハリをつけたり、効果音と照明の効果的なタイミングや、罪の意識にさいなまれるカテリーナの心境をシンボリックに見せる群像シーンなど、コンツェルトがこれまで演じてきた作品から培われたと思われる独自のセンスが光っていた。
エルランド・フォン・コック:交響曲第2番「ダーラナ交響曲」