NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会
罪と罰

2022年最初のDVD鑑賞会は文芸作品で ―「罪と罰」

 今年最初のDVD鑑賞会は文芸作品の映画化、ドストエフスキーの『罪と罰』です。12月の鑑賞会の際、参加者から「文芸作品を観たい」との希望が出されました。その希望に答えての開催です。

 何回か映画化されていますが、今回はアメリカで1935年に制作されたものを鑑賞します。旧ソ連時代の作品は6時間以上の長編ですが、今回は約90分です。いわば、一番見どころとなる場面ばかりです。

 この映画で興味を持ち、実際に文学作品に接するきっかけとなれば、と思っています。罪を犯した青年が良心の葛藤に苦しみ、「罪」を認め、「罰」を甘受するまでの過程を映像で鑑賞してみましょう。

日時 2022年2月27日(日)午後1時~
会場 横浜平和と労働会館5F(ロシア語教室)
参加費 500円(黒パン・簡単ロシア料理付)

 
「ボリショイ・バレエ  2人のスワン」

現代ロシア映画鑑賞会「ボリショイ・バレエ 2人のスワン」

(2017年、ロシア、132分)
バレエ・アカデミーの頂点を目指す少女たちの青春映画。
日時:2月27日(日)午後5時~

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今年の横浜ヨールカ祭はロシア、ウクライナそして横浜からのパフォーマンス

2022年1月23日(日) 横浜平和と労働会館&オンラインにて開催

 今年の横浜ヨールカ祭は、無観客のリアル会場中継とビデオ中継の複合開催となりました。第1部は、スラヴャーニェの民族ダンス、横浜ロシア語センター各クラスの紙芝居や寸劇などで、第2部はハバロフスク、ウラジオストク、ウリヤノフスク、オデッサからの趣向を凝らしたパフォーマンス、ロシア語と日本語の「講談」とピアノ演奏、最後は全員で「5分前」「小さなモミの木」「カチューシャ」を歌って盛り上がりました。

 参加者は、ウラン・ウデから12名、ウラジオストクから7名、ハバロフスクから6名、ウリヤノフスクから2名、モスクワから1名、オデッサから1名、タシケントから1名、そして国内各地から52名、計82名の方がオンラインで参加しました。

 第1部は、オリガ先生と関戸さんの司会で始まりました。最初の出し物は、リアル会場でのスラヴャーニェ7人のダンスで4曲。水兵、カフカス、ウクライナのダンスなど4曲です。この中で、カフカス(コーカサス)の剣を使ったダンスには、ウリヤノフスクなどのロシア側から「素晴らしいコーカサスダンス」「ブラボー」のチャットが殺到しました。続くウクライナのダンスにも「懐かしいウクライナの歌、ダンスお上手、ありがとう」などのチャットが寄せられました。

ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭

 続いて、横浜ロシア語センター各クラスの演技です。まずは、土曜中級6クラスのビデオ紙芝居「かぐや姫」。続いて同じく土曜初級4クラスのリアル会場での紙人形芝居「二人のマロース爺さん」、土曜中級2クラスのビデオ児童詩劇「テレフォン」、土曜上級7クラスの「日本とロシアの街比べ」と続き、第1部の最後は、木曜会話クラスのロシア語寸劇「カチカチ山」がリアルで行われました。ここにもチャットの山です。「準備がすごいですね。お面とか、日本のおとぎ話をロシア語でするなんてすごい。」(ウリヤノフスク、カーチャさん)「とっても日本に行きたくなりました」(ウラン・ウデ、マリーナさん)「感情がこもった演技すごいです。」(ハバロフスク、クララさん)「なんて悲しいお話なのでしょうね」

ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭

 第2部の最初は、ハバロフスクの時間。青少年による民族アンサンブル「ラーダスチ」のビデオによる大規模なダンスパフォーマンスです。続くウラジオからは、昨年横浜からウラジオに引っ越した八木さん親子の歌とウラジオの街紹介。そして、ウラジオ日本センターで日本語を教えているマリーナさんとそのクラスのみなさんによる歌と日本語によるご挨拶です。ウリヤノフスクからは、ウリヤノフスク日本センターで日本語を学習しているクラス全員が雪の降る街に出て、街の広場や通りでの歌と踊りをビデオに収めて参加しました。オデッサのパフォーマンスは、オデッサと姉妹都市を結んでいる横浜市職員の交流状況報告とオデッサからの挨拶です。

 各地を巡るパフォーマンスの後は、日本の「講談」をロシアでも広めようと修行に励んでいる神門さんによるロシア語と日本語が入り混じった「講談大きな蕪」と、モスクワ音楽院を卒業して、横浜ロシア語センターでロシア語の研鑽を続けている深川さんのピアノ演奏でチャイコフスキー「四季」より「炉端にて」です。神門さんの「講談」には、ウランウデのみなさんから熱い感激のチャットが殺到しました。

ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭
ヨールカ祭

 最後は、佐野真澄さんのピアノ伴奏、ヴァレリヤ先生の歌唱指導で、参加者全員で「5分前」「小さなモミの木」「カチューシャ」を歌い上げて、22年横浜ヨールカ祭は終わりました。

 総合司会は、ヴァレリヤ先生と五十嵐さんのお二人でした。来年のヨールカ祭が待ち遠しいですね。

(木佐森 雅道)

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横浜ロシア語センター 教室公開日

 2022年4月に第136期を迎える当センター。3月19日(土)と4月2日(土)の10:30~16:00、リアルとオンラインの併用で、教室見学、入門体験講座、ロシア語学習経験についての講話、学習成果ビデオ発表、ロシア語相談コーナーなどを行う予定です。初めての方も在籍中の方も、ぜひご参加ください!

 詳細はホームページに近日掲載予定。

 
「ロシア語会話スピードマスター ビジネス編」 「ロシア語会話スピードマスター ビジネス編」

学習動画シリーズ「ロシア語会話スピードマスター ビジネス編」第2章配信開始!

 自然なロシア語会話や、ビジネスシーンで用いられるやり取りを楽しく身につけたい人には必見の学習動画シリーズ「ロシア語会話スピードマスター ビジネス編」第2章「会社の受付、応接室で」を横浜ロシア語センター・神奈川県日本ユーラシア協会のYouTubeチャンネルで配信開始しました!

 来日したロシアの会社員マリーヤが商社の本社ビルを訪れ、山田の上司に挨拶しますが…。

 視聴は「横浜ロシア語センター・神奈川県日本ユーラシア協会」のYouTubeチャンネルからどうぞ。

 第1章から順に再生できる再生リストも用意しました。ぜひごらんください。

 

ロシア民族楽器 バラライカ&ドムラ教室

 ロシア民族楽器を本格的に習える当教室は毎月2回土曜日にレッスンを行っています。
 2月のレッスンは5日・19日の予定です。詳細はお問い合わせください。

時間:14:00~17:45の間、各45分
講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館6階会議室

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組織状況

(2022年1月31日現在)

 2022年の当初会員数は、220人から始まりました。ロシア語講座に新たに1人は入講されたので新入会者1人です。しかし、4月にロシア語講座非継続となった方から、スペインに留学するので退会する旨のメールがありました。他にも1名の方がロシア語講座非継続で退会されましたので、1月の退会者は2名で、差し引き、年当初の220名から1名減の会員数219人となりました。

(木佐森)

 

財政状況

NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会2022/1/31
単位:円
摘 要本年度当該月収入前年度当該月収入対前年度増減
一般会計115,110185,090-69,980
教育事業458,590128,900329,690
一般事業66,65770,252-3,595
合 計640,357384,242256,115
摘 要本年度当該月支出前年度当該月支出対前年度増減
一般会計298,529478,489-179,960
教育事業370,120228,870141,250
一般事業59,1946,68052,514
支出合計727,843714,03913,804
当該月収支-87,486329,797242,311
累計収支計-87,486-329,797242,311

 2022年1月の財政状況は、昨年の1月もコロナ禍に入っていたので教育事業収入は、昨年より30万円多くなりました。支出では、一般会計支出が昨年より17万円少ないのは、昨年末に本部会費(3ヵ月分15万円)を支払済みのためです。22年がコロナ禍が終息し、ウラジオなどのロシアの都市に出かけられるようになり、ロシア語をやってみようかなという方が増える年になることを期待したいです。

(木佐森)

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今月は休載です。

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ロシア・トップ10

【芸能】Русская Десятка ロシア・トップ10

 新型コロナ・オミクロン株が世界中で猛威を振るっている中で姉妹国ウクライナへの軍事侵攻準備が着々と進んでいるとされているロシアから、2021年1月第3-4週のRussia Airplay Chart TOP10をお送りします。今月は10曲中4曲が新曲!

 ロボダの新曲は切ない愛の物語≪ЗанесLo≫(白い霜でもたらした)。10位にランクインしました。

 プレスニャコフの微笑ましい歌≪Всё нормально≫(万事OK)が7位に初登場。MVには息子アルテミーが元気よく主人公で登場、広々とした家の中でやんちゃしている姿は誰もが微笑ましくなります。

 ハビブの≪Ягода-малина≫(ラズベリーの実)がTophit.ruで2021年の最優秀楽曲として選ばれ、まだまだその人気が続いてますが、そんなハビブがラジョとコラボした≪Жёлтое такси≫(黄色いタクシー)が6位にランクイン。

 クラスノヤルスク出身の17歳ドミトリエンコが4位にランクイン。今回はドラマ映画≪Струны≫(弦)の挿入歌にクレジットされています。この10代アーティストの今後に注目!

 共感を生む歌詞とメロディで多くのリスナーから支持されている旬な兄弟ユニット・ダブロの≪Услышит весь район≫(全エリアが聞く)が、カムチャッカ生まれの新人アーティスト・チェボキナから再び首位奪取しました。Youtubeでは同動画が1月末で850万回再生を達成しました。おめでとうございまーす!:-)

(Tophit.ru, Russia Airplay Chart 2022年1月14日~20日/MOPA)
画像は https://vk.com より

※全文、チャート、PV視聴はユーラシア芸能ブログでどうぞ。

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「金の糸」

【映画】「金の糸」

(原題:OKROS DZAPI、ラナ・ゴゴベリゼ監督作品、2019年、ジョージア=仏)

 御年91歳のラナ・ゴゴベリゼ監督が27年ぶりに撮った作品は、日本の伝統的陶器修復法“金継ぎ”にインスピレーションを得たという。

 トビリシ旧市街に娘夫婦と住むエレネは女流作家。79歳の誕生日だというのに、周囲の家族は誰も気にも留めない。ところが60年前恋人だったアルチルから突然電話がかかってくる。アルチルは車いす生活を余儀なくされ孤独だったのだ。

 一方、エレネの娘は、姑のミランダをこの家へ引っ越させようとしていた。ミランダはソ連時代に政府高官だったが、アルツハイマーの症状が出始めたのだった。エレネはやむなく受け入れる。

 ミランダとスターリン時代に粛清の憂き目を見たエレネは、当然だがうまくいかない。アルチルとの電話もギクシャクし始めたころ、エレネの処女作を発禁処分にしたのは、当時政府高官として生き馬の目を抜く活躍をしていたミランダだということがわかる。失われた過去を悼むエレナ。そしてミランダはソ連時代の記憶にとらわれたまま家から姿を消す。

 「生きたいなら過去に囚われてはいけない、過去を破壊してもいけない、金の糸で継ぎ合わせるの」というセリフが心に染みる。同じく映画監督でもあるナナ・ジョルジャゼが主役のエレネを演じ、ゴゴベリゼ監督自身の過去が見事に投影されている。

 岩波ホールで2月29日より全国順次公開。横浜シネマリンは5月以降を予定。

 また、「ジョージア映画祭2022 コーカサスからの風」が岩波ホールで開催中(2月25日まで)。なお、同映画館は本年7月29日に営業終了となる。

(文:滝沢 三佐子/スチール写真: (C) 3003 film production, 2019)

 
クラヴリョフ・レオニード氏

【映画】ロシアの国民的俳優クラヴリョフ氏逝去

 ロシアの国民的俳優クラヴリョフ・レオニード氏(Леонид Куравлев)が2022年1月30日他界されました。享年85歳。

 生前は「Иван Васильевич меняет профессию(1973、邦題「イワン・ワシーリエヴィチの転職」)」で泥棒ジョルジュ役、「Вий(1967、邦題「魔女ヴィー」)」で妖怪たちに命を絶たれる若き青年ホマ・ブルト役など、200本を越える作品に出演。晩年は最愛の妻に先立たれ鬱病を患い、また今年に入ってからウイルス性肺炎のため入院していましたが、混合型認知症と脳血管障害も併発していることが判明。同月30日に心停止で亡くなりました。合掌。

(MOPA)

 

【映画】「プラネット・オブ・ピッグ/豚の惑星」

(2019年、カザフスタン=ブルガリア)
 2月18~24日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、未体験ゾーンの映画たち2022の1作品として上映。

【映画】「ようこそチェチェンへ―ゲイの粛清―」

 2月26日よりユーロスペース、3月26日より横浜シネマリンで公開。

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「ギャンブラー」

【演劇】地点「ギャンブラー」

1月14日 於:KAAT神奈川芸術劇場

 京都を拠点とする劇団・地点が東京でのレパートリー公演を経て、神奈川にやって来た。今回上演されたのは、ドストエフスキーの中編小説「賭博者」を舞台化したもの。

 ドイツの架空の町ルーレッテンブルクに滞在しているロシア人たち――「将軍」と彼に雇われている家庭教師の「私」(アレクセイ)、将軍の愛人であるフランス人マダム・ブランシュ、イギリス人の実業家、フランス人公爵、そして将軍の義理の娘であり、「私」が恋慕するポリーナは、この賭博の町で己の財産を使い果たし、将軍の「おばあさん」の遺産が転がり込むことを心待ちにしている。死にかけていると噂されていた「おばあさん」が突然賭博の町に現れた。彼女は、たちまちルーレットにのめり込んで全財産を使い果たしてしまう。

 一方、アレクセイは愛するポリーナが借金を抱えているのを見て、狂ったようにルーレットに没頭し大金を巻き上げる。しかし、ポリーナは金を受け取らなかったため、アレクセイは失意のうちにマダム・ブランシュとパリへ逃避。しかしパリでの暮らしは、アレクセイを破滅させる。

 原作はアレクセイの手記という形をとるが、「地点」は登場人物たちのモノクロームがポリフォニックに語る群像劇という形になっている。

 ルーレットの旋盤を模した舞台装置がとにかくカッコいい。登場人物たちはボールを手に賭ける数を叫びながら回転するテーブルに座っている。まるで彼ら自身がルーレットの玉と化しているようで、ビリヤードをやっているようにも見える。登場人物全員がハスラーというわけだ。負けるとわかっていても誰もルーレット台から降りようとしない。そんな賭博者たちの狂気を、バンド空間現代による生演奏がどんどん煽っていく。

 ルーレットにのめり込んだ「おばあさん」が、あり金をはたき切るシーンは圧巻。彼女はルーレット台の上に仁王立ちになり、トランクの中からコインを取り出してばら撒くのだ。撒いて撒いて舞台に倒れてしまうまで撒き続ける(上演後のトークショーで、このコインは1円玉であると明かされる。それにしてもその量たるや驚愕)。

 フランス人は形式ばり、ドイツ人は貯蓄し、イギリス人は分配、ロシア人は浪費するという民族のステレオタイプも面白いが、賭博者たちにとって大事なことは「今の勝負」である。現代の目で見ると依存症なのだが、彼らにとって勝負こそが神聖な運命なのである。

(文:滝沢 三佐子/撮影:松見 拓也)

 
「かよわき女」
「かよわき女」
「こらえきれずにペテン師に」
「こらえきれずにペテン師に」

【演劇】チェーホフと遊ぼうプロジェクト 新春公演「チェーホフと遊ぼう」

1月6~7日 於:板橋文化会館小ホール

 劇団銅鑼のメンバーが企画した「チェーホフと遊ぼう」。ユーモアとペーソスに満ち溢れた新年にふさわしい短編作品を舞台化した。

 演目は「芸術品」「富籤」「催眠術の会」「かよわき女」「てがみ」「頸の上のアンナ」「こらえきれずにペテン師に」、一般参加による「大きなかぶ」の8本。

 どれも人間心理の暗部というか、突かれたくない点をユーモアたっぷりに取り上げたもので、お金が絡む作品が多いのも特徴だ。中でも「かよわき女」は大阪弁で演じられ、天引きされた保険料の請求を迫るおばちゃんが、本当に大阪のおばちゃんに見えて爆笑した。また「こらえきれずにペテン師に」は、新年を前に早く酒を飲みたい人たちと料理の準備に追われる主婦の時を巡る闘いを描き、演出の工夫が楽しい作品だった。そのような作品群の中で「てがみ」は、つらい奉公生活を祖父への手紙に綴る少年の健気な気持ちが胸を打つ朗読劇だった。“村のじいちゃんへ”とあて名書きされた手紙は決してじいちゃんには届かないのだが、馬鹿笑いだけではない、社会弱者への目配りも忘れないチェーホフの人柄を思わせる作品セレクト。

 同様に、一人芝居「頸の上のアンナ」も、家族のために年の離れた金持ちと結婚したアンナが、彼女の美しさで蔑まれた立場を逆転させていく物語。しかしただそれだけではなく、自立していくアンナと対照的に、残してきた家族との心理的乖離が切なさく感じさせる味わい深い舞台となった。

 本企画は「頸の上のアンナ」を演じた谷田川さほさん、演出はモスクワのユーゴザーパド劇場で研鑽を積まれた野﨑美子さん。二人ともモスクワで演劇を学ばれ、チェーホフの短編に潜む深い意味にひときわ鋭く切り込んでいる。

 一般参加による「大きなかぶ」には、実は筆者も出演の機会を得た。チェーホフがトルストイの「大きなかぶ」をベースに改編したシュールでブラックユーモアな作品。劇団銅鑼団員のファシリテーター指導のもと、台本から作り上げた。ないものを作り出すという貴重な創造体験を味わい、いつもと違う視点から演劇を観ることができた。この場を借りてお礼申し上げたい。

(文:滝沢 三佐子/撮影:渡邉 明日香)

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栗原小巻さん
栗原小巻さん
パンチェンコさん
パンチェンコさん
パンチェンコさん
佐野真澄さん、伊奈千加子さんの連弾

【音楽】ロシア文化フェスティバル2021忘年コンサート 映像と音楽のひととき

 12月23日、2021忘年コンサート「ロシア文化フェスティバル…映像と音楽のひととき」が浜離宮朝日ホール小ホールで開かれましたので、感想を述べさせていただきます。

 会場は、小ホールと名乗ってはいますが、音楽会場としてはあまり相応しくないように感じました。毎度のことですが!その上、ピアノが小型のグランドピアノはいただけません。スタインウェイのD型とは言いませんが…

 当日のプログラムは、先ず恒例のロシア文化フェスティバル副委員長・栗原小巻ねえさん(2年ぶりかな?)のあいさつに始まりました。

 私はコマキストではありませんが、彼女の声(発音とイントネーション)は胸キューン!です。夭折した詩人で建築家の書いたソネットを口ずさむような心地よさと幸福感を覚えました。申し訳ないですが、話の内容は半分も覚えていません。

 あいさつの後は、長塚英雄氏によるインターネット・ミュージアム「日本のなかのロシア」第5章「東京」の映像と解説 でした。その中で敬愛する武谷三男先生の夫人がロシア人のお医者様と知って驚きました。

 やっとコンサートが始まります。

 インターネット・ミュージアムの音楽部門は10の章に分かれておりますが、今回は、第3章(東北)と第8章(中国・四国)・10章(沖縄)が省かれ、7章でプログラムが作られました。

 第1章(エントランス) アルパ(中型のハープ)の伴奏で歌曲を2曲聞く。無いものねだりですが、低域の厚みが欲しいアルパですが、高域は美しい。しかし、声がアルパと上手く融合していないように感じた。平板な感じに聞こえたのです。もっと立体的に歌って欲しい。衣装にも負けていた。

 第2章(北海道) ピアノを伴奏に、舞台映えのするピンク系の衣装を纏った銀髪の美熟女(パンチェンコさん)の登場です。表情豊かに「黒い瞳」を歌い、ジェスチャーを交えて歌う「カリンカ」は年を(失礼!)感じさせない。日本の演奏家の足りないものをステージで表現してくれました。ピアノの伴奏者も素敵でした。

 第4章(関東) これまた年の割にはスマートなピアニスト。彼の編曲で「白鳥の湖」から「四羽の白鳥たちの踊り」と「情景」。編曲は、ピアノ曲として聞く分には素晴らしいが、踊りにくそうでした。ピアノがフルコンならと残念でならない。素晴らしいピアニストなのに…

 第5章(東京) だんだん調子が良くなってきた。谷本潤のヴァイオリン、加島千香子のピアノでチャイコフスキーの「メロディ」と有名なラフマニノフの「ヴォカリーズ」。演奏もですが曲も心に沁みる。しかし、登場した時は驚いた。ヴァイオリニストは生真面目な学校の先生、ピアニストは問題児風の姿。しかし演奏はお見事!ギャップにびっくりしました。

 第6章(中部) 中山晋平の歌曲をピアノ用に編曲して聞かせてくれた。正直に言うとピアノで聞く程ではありませんでした。「ロシア連邦国歌」はなかなか良かった。

 第7章(近畿) ベテランぞろいで創立30周年の東京バラライカ・アンサンブル。バラライカ、ドムラはロシア民謡にピッタリです。チャイコフスキーの哀愁溢れる「10月秋の歌」(四季より)はピアノで聞きたい。しかしロシア民謡のメドレーは楽しかった。一週間、ポーリュシュカ・ポーレ、心さわぐ青春のうた、カチューシャ、カリンカ、最高の時間をいただきました。歌いたかった!

 第9章(九州) 最後はピアノ連弾です。佐野真澄さん、伊奈千加子さんの二人の息もピッタリ。曲も大好きなハチャトウリアンです。特にガイーヌからの2曲、「バラの乙女の踊り」「剣の舞」は好きな曲とあってウキウキしながら聞いていました。満足!

 折角盛りだくさんのプログラムを用意してくれたコンサートでしたのに、ホールとピアノだけが残念でした。

(金子)

 
北川翔さん

【音楽】新たな境地を目指す北川翔さんのリサイタル

 第4回北川翔バラライカリサイタルが、年末の12月25日(土)築地の「浜離宮朝日ホール」大ホールで行われました。前回第3回2015年から、コロナ禍のため延び延びとなり、6年ぶりの開催となりました。当日は、コロナ禍の中でしたが、大ホール(定員552名)は、ほぼ満員の聴衆で埋まりました。

 第1部は、まずは、「ロシアセレナーデ」(M.イグナチエワ)「去りゆく時」(P.ネチポレンコ)ワルツ「メテオール」(V.アンドレーエフ)とコメントを交えて演奏し、4番目の「私を責めないで」(V.ゴロドフスカヤ)は浜野与志男さんとのピアノ共演です。続いて、「ロシアの調べ」(V.ゴロドフスカヤ)、花~白樺(B.トロヤノフスキー)、「黒い瞳」は大田智美さんのアコーディオン伴奏です。1部最後の曲は「あなたに逢えたら」(M.ロシコフ)。

 第2部の最初は「パガニーニの主題による変奏曲」(P.ネチポレンコ、A.ダニーロフ)を浜野さんのピアノと競い合うような競演となり、お互いに力が入った演奏で、これが北川さんが追及している「新しい形」なのかなとも思われました。クラシックの曲、ソナタ「忠実な羊飼い」より第6番(ヴィヴァルディ)、「死の舞踏」(C.サン・サーンス)、アコーディオンの大田さんの伴奏で「ロシアの踊り」(P.チャイコフスキー)と続きます。最後の曲はドムラの名演奏家A.ツィガンコフ作曲による「ロシア幻想曲」を浜野さんのピアノ共演で締めくくりました。

(木佐森)

「あなたに逢えたら」は日本人の感性に合っている

 翔先生のリサイタルは、6年ぶり。前回は2015年、トッパンホールでした。開演前にチラシをお渡しする係をしたことを思い出します。私が今回心に残った曲は、無伴奏の「あなたに逢えたら」です。

 10年以上前、私がドムラを翔先生に習い始めた頃、先生の演奏会では、しばしば、ギター伴奏のこの曲を聴くことが出来ました。私はその度、泣いていました。歌の内容より、メロディに引き込まれるのだと思いますし、日本人の感性に合っているのだなと思います。ロシアにはこのような曲がたくさんあります。

 最近は、なかなか簡単には生演奏で聴けなくなりましたが、難曲のあとなどにこの曲を聴くとホッとして、また泣かされます。

(富樫)

北川翔バラライカリサイタル断片集

 昨年12/25(土)に浜離宮朝日ホールで第四回北川翔バラライカリサイタルが開催されました。
 一年の締め括りと、頑張った自分へのご褒美として、楽しみました。その時の思いをいくつか書いてみます。

1. ギターからバラライカへ
 大学3年生でギターを弾き始めて、およそ20年。2002年10月にラリーサ・ゾロトバ先生のバラライカ教室で初めてバラライカに触れました。ギターとは手首の返しが正反対でとにかく苦労しました。簡単な曲を何曲か弾けるようにはなりましたが、一期だけで終えました。福祉職の勤務が不規則で練習日に必ず休暇が取れないことが理由でした。バラライカリサイタルでの華麗な演奏を聴いて、自らの体験を思い出しました。

2. 祖父北川剛先生
 北川翔さんの祖父北川剛先生はシベリヤ抑留体験者です。チェロの井上頼豊、ヴァイオリンの黒柳守綱(黒柳徹子の父)らと楽団を結成し、各地の収容所で慰問演奏を行いました。日本の童謡や民謡などを演奏した際、収容所の日本兵は涙を流して聞いていたそうです。北川剛先生は「一緒に日本へ帰ろうな」と兵士たちに語ったとのこと。その言葉に励まされ、生きて帰った兵士が多くいたと思います。バラライカの調べとともに、70年以上も前に音楽が支えとなったことを思いました。

3. 民衆と貴族
 リサイタルの中で、特に印象に残ったのはジプシーの歌「黒い瞳」です。字の読み書きもできない「さすらい」の民、ジプシー。そのジプシーたちが歌い継いできた歌曲です。放浪と苦難の中で、しばしの安息を味わう民衆の姿が目に浮かぶ曲です。これは関戸の下手な文章では表現できないほど素晴らしいものです。文字だけで、実際の音楽を伝えられないのが残念。これとは正反対に、貴族のサロンコンサートで演奏されたであろうワルツ「メテオール」とチャイコフスキー「ロシアの踊り」は優雅さがあふれるものでした。温かい暖炉の前、家族や親しい人たちと聞き惚れる雰囲気が伝わりました。民衆と貴族の対称的な曲は印象深いものでした。

4. 映画『ドクトル・ジバゴ』
 日本でバラライカを有名にしたのは映画『ドクトル・ジバゴ』のララのテーマです。実は笑い話のようなエピソードがあります。シベリヤ抑留された父から聞いた話です。ソ連軍は一番下っ端の二等兵まで、71連発の自動小銃を持っていました。日本軍は余程貧乏だったのか、通信兵の父には拳銃一丁すらなく、自決用の手榴弾だけでした。逃げる道々、父はソ連軍の自動小銃が何よりも欲しかったそうです。その自動小銃を「バラライカ」と呼んだというのです。私は長い間、バラライカとは自動小銃のことだと思っていました。中学生のころ、映画『ドクトル・ジバゴ』を観た際、楽器だと言うことがわかりました。父に聞くと、「ああ、ボルガの舟歌を奏でるバラライカのように、首や肩から吊るしていたんで、そう呼んだんだ」とのこと。バラライカの音色とともに、父の思い出を重ねました。

(関戸)

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サンクトペテルブルク便り Хороший человек(ハローシイ・チィラヴェーク)

 12月30日、無事にサンクトペテルブルクでの個展を終えたとき、安堵の気持ちと独特の高揚感を味わった。なぜなら、僕は画家としてのスタートラインにようやく立てた気がしたからだ。白い雪と吐息、温かみのあるネオンが入り交じり、キラキラひかるネフスキープロスペクト。僕は小説の中にでもいるような気分で歩き、この個展が開催された12月と2021年をややうつむきながら振り返った。“終わり良ければ総て良し”―コロナウイルスが猛威を振るっていた2月にサンクトペテルブルクにやってきて、僕は多くの困難を抱えた。けれども、日本にいる家族、友人、先生、ロシアで出会った新しい友人に支えられながら、僕は2021年をうまく乗り越えることができた。すでに2022年を迎え、僕は新しい目標を立てる必要を感じている。長らくロシアでの個展開催が僕の絵画制作のモチベーションの一部であったから、正直なところ途方に暮れている。2022年、重心を少し美術史研究に置く、いや、もう一度展覧会を企画するなど、気持ちばかりが踊るように頭の中をめぐっていて身体は固まってしまう。いつ身体が踊りだすのだろうか。いかんせん、踊るためには音楽が必要なので、当分の間は耳を澄まさなければならないのだろうか。

 さて、今回の個展で一番人気だった作品を紹介する。(※表紙参照)題名は“Белые ночи”なので、日本語に翻訳すると“白夜”である。会期中になぜ白夜なのかと尋ねられることが多かったので、説明する。まず、2021年の夏に僕は初めて白夜を経験した。その時の印象は“不思議”であり当然“興味深い”ものであったものの“不気味”でもあった。しかし、僕がこれまで学んできたロシアにおける光は、どうしても“祝福”に結び付いた。また、美術史の観点から説明すると、当時の研究テーマの関心事に「装飾」があった。特に壁画装飾に興味があった。この二つの視点から一つのモニュメンタル絵画を描こうと決めたのである。言い換えれば、“祝福”と「モニュメンタリティー」とを結びつけたということだ。なぜこの作品が人気であったのかを考えると、やはり、ロシアの美術の文脈に密接であると考えられる。夏の温暖な気候を表現した色味は、どこかイコン芸術に近いものを感じられるし、やや平面的な描写はモザイク画をはじめ、ビザンティン美術との類似も感じられる。これらは鑑賞者の感想の一部であるが、おそらく言葉にせずともそのような印象をもった人は多かったのではないだろうか。

(齊藤 翔吾)

 

ロシアの姓(2)貴族も「~スキー」も少数派

 現代ロシアの姓の中で-ов(~オフ)、-ин(~イン)とその変化形の語尾を持つものは全体の9割。その起源は個人の識別のために生まれた「誰の子か?」という問いの答えとして父親の名を示す「父称」だ。Иванов сын(イワノフ スィン=イワンの息子)のような-ов型の接尾辞を持つ父称は10世紀以前に現れたとされる。

 一方、Иванович(イワノヴィチ)、Ивановна(イワノヴナ)など「父親名+ов (ев)ич/на」という現代の父称の形式は、王侯貴族の父称として10世紀以降に出現し使われていたものに由来する。19世紀までは-ов, -ин型の父称が大多数で、-ич(~イチ)という語尾は貴族の特権だった。しかし-ичは庶民の間でも目上の人や年長者、尊敬する人への呼びかけに使われていた。そして今日のロシアにも「名前+父称」で呼びかけて敬意を表す習慣が残る。庶民の父称が全て現在の形に置き替わったのは20世紀になってからのようだ。

 作家の名ドストエフスキーなどの「~スキー」という語尾は一般に「ロシアらしさ」を感じさせるものだが、ロシアの姓としては少数派だ。スラヴ語の-ск(~スク)という接辞は領地か出身地の名に付くもので、14世紀から見られたシュイスキー、クルプスキーなどの名門貴族の爵位は後の姓のモデルにもなった。ドストエフスキー姓の由来も大貴族の領地ドストエフである。公侯爵・貴族の姓の他、18世紀以降に教会の名や祝日等にちなんで作られた聖職者の姓にもこの接尾辞が見られる。これも形容詞のため姓としての語尾も男女で異なり、ロシア語では男性形は-ский(~スキー)、女性形は-ская(~スカヤ)になる。

 世襲される一家の名、姓はまず公侯爵・貴族の間に生まれ、分家によって増え続けた。王朝を築いたロマノフ家やその先祖コーシキン家の姓のような-ов,-ин型父称転用形も多い。姓が機能し始めたのは概ね16世紀以降。17~18世紀の境目には皇帝ピョートル一世が全ての貴族に姓を名乗ることを求め、父親の世俗名や洗礼名に由来する父称から姓が作られた。領地との結びつきは密接だったが、その地名に基づく姓は少なかった。

 形式や記録の紆余曲折の中で大まかに捉えれば、姓は当初貴族の特権だったものが、商人(16世紀~)→聖職者(18世紀~)→職人・都市住民(18世紀~)→農民(19世紀~)の順に広まったと言えるが、商人など一つの階層全体に姓が普及するのに数百年を要した例もある。

 18世紀末には姓は明確な概念となって社会的に認められ形式が出来上がり、1861年の農奴制崩壊を機に帝政政府によって国民全体に姓の普及が義務付けられたが、達成には困難を極めた。数多の婚外子や捨て子、出自を隠す逃亡者(この関連で「記憶なし」「姓なし」を意味する姓がシベリアに多い)、未だ姓のない農民、西シベリアから極東の姓というものを知らない民族など、「姓のない人々」が続々と見つかる結果になったからだ。全ての国民に姓を行き渡らせたきっかけは、漸く1930年代にソ連政府によりパスポート制度が導入されたことだったと言われる。

(横嶋 冬美)

参考:
В. А. Никонов ≪ГЕОГРАФИЯ ФАМИЛИЙ≫, 1988(V. A. ニコノフ『姓の地理学』, 1988)

 

【ユーラシア歳時記】ロシア人の悪い冬、良い冬とは?

 厳寒の国ロシア…と言っても、都市部とシベリアでは、その寒さは比べものにはなりませんが、でも、首都モスクワでさえ冬の気温マイナス20℃~30℃は、ごく普通。積雪量数十センチも普通。誰もが耳まで覆った毛皮や毛糸の帽子や頭から顔までスカーフを巻き、マフラー、厚手の手袋、何重にも着込んだ上にオーバーコート、そしてブーツ姿。いかにも、動きにくそうな、その服装は、真に命を守る為と聞けば、「大変ですね。冬は少しでも暖かい方が良いと、さぞかし、ロシア人は思っているのでしょう」と日本人は思いがちです。しかし、ロシア人の冬に対する思いは、ちょっと違う?1991年、当時、フジテレビの記者でモスクワ大学に留学した森千種氏の「零下20℃でアイスクリーム」という著書には、次のような言葉があります。

 意外だったのは、ロシア人の10人が10人、「暖冬=悪い冬、厳冬=良い冬」との認識を持っていたことだ。誰しもが、「暖冬だと雪が解けて道が汚くなる。一面の雪に覆われた真っ白なロシアこそ、美しい」と口にする。

 なんと!!ロシア人は冬の厳しい寒さが少しでも和らぐことよりも、ロシアの美しさを願うとは…。「真っ白なロシアこそ、美しい」良い言葉ですねぇ。私は、ロシア人は、皆、詩人なのかな?!と思いました。さすが、文学の国ロシアですね。

(とくなが なつみ)

 
ゼフィール
ゼフィール
ピロシキ
ピロシキ

頭の体操に!2021年秋のロシア全国統一テスト・4年生の問題

 先月に続いて、昨年10月にロシアで行われた全国統一テスト・4年生の問題をご紹介します。出題機関はギフテッド支援教育センター「シリウス」です。
 算数のおさらいに、ロシア語勉強中の方は読解の練習にいかがでしょうか?

(解き方と答えはこちらに掲載)

Задание:

Четвероклассник Вася каждый учебный день ходит в столовую и покупает либо 9 зефирок, либо 2 пирожка с мясом, либо 4 зефирки и 1 пирожок с мясом. Иногда Вася настолько занят общением с одноклассниками, что вообще ничего не покупает. За 15 учебных дней Вася купил 30 зефирок и 9 пирожков с мясом. Сколько было дней, когда он не покупал ничего?

【訳】4年生のヴァーシャは毎日食堂に行き、ゼフィール9個を買ったり、肉入りピロシキを2個買ったり、またある日はゼフィール4個と肉入りピロシキ1個を買ったりしています。でもヴァーシャはときどき同級生とのおしゃべりに夢中になり、買わないこともあります。15日間でヴァーシャはゼフィール30個と肉入りピロシキ9個を買いました。全く何も買わなかった日は、何日ありますか。

(MOPA/ロシア・ムルマンスク在住)
※残りの問題も次号以降でご紹介します。

 
ウラジオストク
ウラジオストクの黄金橋
ウラジオストク
メインストリート

観光情報サイト「ウラジオストクの歩き方」

 一人旅、子連れでも安心!日本から最も近いヨーロッパ~ロシア極東ウラジオストクの観光ガイド
 https://vladivostoktrip.com

 ちょうど1年前にウラジオストクへ転居された横浜ロシア語センター元受講生の八木やすえさんが、当地の観光情報を発信するウェブサイトを立ち上げました。引っ越し前に情報探しに苦労していたこと、住んでみると非常に魅力のある町で、コロナ収束後にたくさんの日本の方々に旅行に来てほしいと感じたことがきっかけだそうです。

 記事は全て八木さんが実際に訪れて体験されたことに基づいています。

 アプリや両替や言語等の「旅行準備」、観光名所の「エリア別」、定番や美術館巡りなどの「タイプ別」、観光食事宿泊お土産などの「特集」、「ニュース」とカテゴリー別に記事を探して見ることができ、既に数多くの記事がわかりやすい写真付きで投稿されて、内容も充実しています。

 すぐに旅行ができなくても、このサイトを見て想像を膨らませたり、行った気分を味わったりして色々と楽しめそうです。ぜひごらんください!

 

【解き方と答え】2021年秋のロシア全国統一テスト・4年生の問題

ゼフィールピロシキ
1日目9個
2日目9個
3日目4個1個
4日目4個1個
5日目4個1個
6日目2個
7日目2個
8日目2個
9日目
10日目
11日目
12日目
13日目
14日目
15日目
30個9個

答え:7日間

 

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