今年も楽しいゴールデンウィークがやってきます。その「こどもの日」にちなんで、ロシアアニメを楽しみましょう。
かつて、旧ソ連はアニメ制作では世界的な権威でした。それは、「アニメーションは児童の情操教育に大変有意義である」との国家的認識があったからです。そのため、ディズニーよりも多くのアニメを制作していたと言われています。
その数ある作品の中で、今回は「雪の女王」を上映します。ある仲良しの少年少女がいました。ふとした時に、少年は「雪の女王」を怒らせてしまいました。そして、罰として「雪の女王」の宮殿に連れ去られてしまうのです。残った少女は、会いたい一心で少年を探しに出かけます。その旅の途中で、様々な出来事が……。
この後は実際に映画でお楽しみください。同時上映でアンデルセンの珠玉の名作「鉛の兵隊」も楽しみましょう。同じ作品でも旧ソ連ではどのような描かれ方をしているか。興味津々です。
『雪の女王』
原題:Снежная королева
監督:レフ・アタマーノフ/脚本:G・グレブネル、レフ・アタマーノフ、ニコライ・エルドマン/原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン/音楽:アルテミー・アイヴァジャン/製作会社:サユースムリトフィルム/1957年 ソ連作品
同時上映『鉛の兵隊』
原作:H.C.アンデルセン「鉛の兵隊」/監督:レフ・ミリチン/脚本:A. アフーンドフ/音楽:Y. フランケリ/撮影:M.ドゥルヤン/制作:サユースムリトフィルム/1970年 ソ連作品
(関戸)
日時:2017年5月14日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5F教室
参加費:300円(黒パン・お茶代)
お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
天下の名園・横浜三溪園で夜桜見物を楽しんでみませんか?宵闇に浮かび上がる桜の花と歴史的建造物の競演をご覧いただきながら、地元本牧三之谷出身・在住の柴田顧問の案内で散策します。
昨年はユーラシアの国々出身の方も多く参加しました。日本文化を知って頂く非常に良い機会でもあります。
どなたでも参加できます。「さくら さくら」等を楽器を持ち込んで演奏できる方、歌いたい方も大歓迎!
■ 日時:2017年4月1日(土)
■ 集合時間:18:00
■ 集合場所:三渓園正門前
■ 入園料金:大人(中学生以上)500円、こども(小学生)200円
■ お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
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4月15日(土)より順次開講。料金や時間割など詳細は同封のチラシまたは教室ホームページをごらんください。
既存のクラスは継続受講者2名以上で持ち上がり開講となります。現在受講中で来期も継続される方は、速やかに受講申込書をご提出ください。3月中に受講料をお納めいただいた会員の方には割引もあります。皆様のご協力をお願い申し上げます。
見学は3クラス・各30分まで無料ですが、既に125期の授業が終了した場合は4月開講後になります。
受講お申し込み・お問い合わせは教室事務局まで。
お申し込み・お問い合わせ:
TEL/FAX 045-201-3714
メール yokohama-rosiago@hotmail.co.jp
教室ホームページ
【入門】
アルファベットの読み書きと発音、初歩の文法を学び、簡単な会話ができるようになることを目指します。
また、語学学習を通じて、ロシア語圏の文化も学んでいきます。
話す・聞く・読む・書く、全方向にバランス良く学べるよう絵や図を多く用いて構成されたロシアの外国人向け教科書を使って、 コミュニケーションを意識した授業を行います。
◆ 土曜クラス 4月15日(土)10:30
講師:フョードロヴァ・スヴェトラーナ
◆ 水曜クラス 4月19日(水)19:30
講師:小林 淳子
(左)フョードロヴァ・スヴェトラーナ先生 (右)小林淳子先生
【日本案内のロシア語・初級】
2020東京オリンピック・パラリンピックだけでなく、ロシア語圏からのお客様を日本でもてなしたり、案内する際に難しく考えないでスムーズに会話ができるように多様な場面を想定し、実際にロシア語での案内会話を試みます。
初級文法習得者対象。2020年東京五輪でボランティアをしてみたい方大歓迎!
開講:4月19日(水)19:00
講師:野口 福美
ネイティブスピーカーのゲストも参加
レッスン予定日:2016年度後期(2016年10月~2017年3月)
後半:1月7日、1月21日、2月18日、2月25日、3月11日、3月25日
生徒募集クラス:
17:00~17:45ドムラ中級
18:00~18:45バラライカ初級
講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円
お申し込み・お問い合わせ:
eurask2@hotmail.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
日程:毎月1回、土曜日開講
2016年度後期日程:10/15、11/19、12/17、1/21、2/18、3/18
※来期2017年4月~9月は都合により休講となります。新学期に入学をご希望の方は改めてお問い合わせください。
◆グループレッスン:
Aクラス 13:00~14:00(空席2)
Bクラス 14:10~15:10(空席2)
◆アンサンブルクラス(90分):
15:20~16:50 (お問い合わせ下さい)
入学金:3,000円(継続の方、休学1年以内の方、当協会会員は免除)
受講料:アンサンブル3,600円×6回=21,600円、グループレッスン3,085円×6回=18,510円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:檜垣 紀子
お申し込み・お問い合わせ
minatomirai_matoryomin@yahoo.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
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芸 能
Русская Десятка ロシア・トップ10
暦の上では既に春なのに、まだ其処此処に冬景色が広がるロシアから、2月第3週のRussia Airplay Chart TOP10をお送りします。10曲中5曲も新曲でした!今月からYOUTUBEチャートとラジオチャートを合わせた結果をお送りします。
10位にクリャヴェルの新譜«Необыкновенная» (素晴らしい君)。9位に女性に超人気ラッパー・エゴールによる昨年12月リリースの曲«Мало так мало» (僅かだ、本当に僅かだ)6位にスタヴローポリ出身のポップ&ロックグループ、グラードスィの新曲«Хочется» (なんだか欲しい)が入りました。5位にモスクワ国立大学卒のエコノミストでヒップホップアーティストでもあるブラックスターレーベルの注目アーティストM.O.T.と、ウクライナの歌姫ローラクのデュエットラヴソング«Сопрано» (ソプラノ)がチャートイン。
バルスキフを3位に落とした、貫禄の国民的アイロニーロックバンド・レニングラードの2月15日リリースした新譜«Кольщик» (彫師)が初登場第1位になりました!歌詞はタトゥー彫師についてで「眉に刺して!」と絶叫していますが、PVは1つの些細なことで起きたサーカスの大惨事を描いており、全く異なっています。バレンタインデーにYOUTUBEにアップされたPVは、1週間で既に7百万回視聴されました。このPVは全体的に【18+】ですネ。何はともあれ、おめでとうございまーす!:-)
画像引用元
デニス・クリャヴェル peoples.ru
エゴール・クリード peoples.ru
グラードスィ http://archive.nightsochi.ru/
MOT mump3.ru/
アニー・ローラク peoples.ru
レニングラード http://www.biletdosug.ru/
(Tophit.ru, Russia Airplay Chart 2017年2月13~19日/MOPA)
演劇・映画
ロシア国立サンクトペテルブルグ マールイ・ドラマ劇場「たくらみと恋」
(2月19日 於:三軒茶屋・世田谷パブリックセンター)
モスクワにもマールイ劇場はあるが、サンクトペテルブルグのマールイ劇場を観るのは初めてだ。しかも全国版機関紙にも報じられているように、28年ぶりの来日公演である。上演演目もロシアの戯曲ではなく、18世紀ドイツの詩人であり歴史家でもあったシラーの代表作の一つ「たくらみと恋」。たった2回の来日公演ながら、ひとひねりある演目の選択だ。
ドイツ貴族の息子フェルディナンドは、平民で音楽家の娘ルイーゼと相思相愛の仲。その頃、ドイツの大公は自分の結婚のために、愛人であるミルフォルド夫人を別の男と結婚させようとしていた。フェルナンドの父ワルタワはわが息子をミルフォルド夫人と結婚させて大公に恩を売り、権力を手中にしようとするが、フェルディナンドはこれを知って大反発。しかし父は夫人に求婚しなければルイーゼと彼女の父母を投獄すると脅す。また、ルイーゼにも父母を人質としてフェルディナンドへの裏切りの手紙を書くよう強要する。互いに真実を明かしあえない二人の間に、誤解や嫉妬が生じはじめ、衝撃的な悲劇が起こる。
身分違いの恋がメインテーマなので「ロミオとジュリエット」のドイツ版のように受け止められがちだが、とんでもない。権力闘争の陰謀が渦をまき、身分社会の軋轢や自由な魂の希求などが強く撃ち出され、若者の悲恋や単なる両家のいさかいではすまない悲劇となっている。
これは演出家レフ・ドージンの深い戯曲解釈によるところが大きいかもしれない。イギリス人でありながらドイツへ国外追放されてきたミルフォルド夫人の諧謔性やルイーザが父母のために恋をあきらめる悟りの心境など、ワルタワや手下の脅しに屈しない女性たちを好演。ほかにも父系社会ドイツの格式ばった人間関係、にこりともしない長身の男性下僕たち、ベッドから死の祝祭テーブルにいたるまでさまざまな「場」を象徴する長机など、モスクワでの劇場では見ることができない洗練された独創的な表現の形があった。
加えて場内には多くのロシア人観客がいたため、ミルフォルド夫人の個性的でちょっと猥雑なダンスに喝采が起こり掛け声も多く飛んだ。アンコールは5回にもおよび、ロシアの劇場と同じ雰囲気が感じられた。
(文・滝沢 三佐子)
映画「フライト・クルー(原題:Экипаж )」
(ニコライ・レベデフ監督作品、2016年 ロシア)
2016年ロシア興行収入No.1の作品が、1月末から都内で開催された「未体験ゾーンの映画たち2017」で公開された。
上官の命令を聞かず空軍をクビになったパイロット、アレクセイは航空会社に訓練生として再就職。「最悪の履歴」と教練レオニードに罵倒されながらも、操縦の才能に一目おかれる。同じ会社の美人操縦士のアレクサンドラに一目ぼれする一方で、強すぎる正義感から国際航空法のガチガチな規則に苛立ちを覚えている。
その性格が災いし、またしてもクビになろうとしたアレクセイ。しかしレオニードはアレクサンドラを副操縦士に指名して、アレクセイの教練を続けることに。ある日彼らの飛行機は、洋上の火山噴火でとり残された被災者を救済に向かう。大噴火ですべてが溶岩に飲み込まれる中、アレクセイとレオニードは旅客機と貨物機に分かれて被災者を輸送するが、レオニードの機体が燃料切れを起こしてしまう。墜落の危機が迫る中、彼らは乗客をとんでもない方法でアレクセイの機体に移送しようと試みる。
1979年のソ連映画«Экипаж» (A.ミッタ監督作品)のリメイクで、デジタル3DカメラIMAXによるロシアで2本目の作品となる。ストーリーは冒険あり、恋あり、ホームドラマありのてんこ盛りでやや軽薄。怪獣でも出てきそうな建物破壊や阿鼻叫喚のパニックもあるが、戦争ではなく火山噴火という自然災害なので許せる。上記の「とんでもない方法」は現実ではないと思うが、そこを映像化してしまうところがロシア的。大画面で見る緊迫感は最高だ(残念ながら今回は2Dでの鑑賞)。ツポレフ機、AH-12などメカ好きは必見。ちなみに主演のダニーラ・カズロフスキーは、ロシアでブームを呼んでいる歴史ドラマ「ヴァイキング」でも主演している。
(文・滝沢 三佐子/写真・(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP)
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ウラジオストク・マリインスキー沿海州劇場 3月の演目
2016年1月1日、ウラジオストクに「マリインスキー劇場」がオープンしました。サンクトペテルブルグのマリインスキー劇場が、ウラジオストクに支部を出したのです。大ホール、小ホールの二つのホールを持ち、サンクトと同様、毎日のようにバレエ、オペラ、コンサートを上演します。正式名称は「マリインスキー・沿海州劇場」。総芸術監督は、ヴァレリー・ゲルギエフ氏です。
バレエダンサーは、プリンシパルなどは本拠地サンクトペテルブルグから出向いてきますが、日本人ダンサーも現時点で4名所属しているとのこと。成田から約2時間30分の距離に位置するウラジオストクで、マリインスキー劇場のバレエ・オペラを楽しむことができます。
紙面が許す限り、毎月のプログラムを掲載していきます。
(木佐森)
ロシアに新国民的マスコット「ジュドゥン」大登場!
何だか、スラブの誰かを思い出させる佇まい。
オランダの若き芸術家マルグリット・ヴァン・ブリフォルト女史が、キタゾウアザラシから考案したこの偶像。最初は同国の小児病院に置いていたが、今年2月に同国大学の医療センター入口に移設。これが偶然に今、ロシアのインターネット中でウィルス的に拡散し、国民の間で大人気だ。
露の政治学者Травин Дмитрий 氏は情報媒体『Vedmosti』で、この社会現象について機知に富んだ評価をしている。
「以前ロシアの国民的マスコットといえばチェブラーシュカだが、今はジュドゥン(Ждун)だ。ジュドゥンの姿はどことなく淋し気で、怠惰で、萎びている。でも、どことなく愛嬌がある。体脂肪に覆われ、象のように長めの鼻、ウン段腹の上に萎びた手を重ねている。国内は停滞し、政治的にも世俗的にも投資活動的にも回復の状況が無いからだ。
でもジュドゥンは楽観主義者だ。絶望することなく、感情を心に秘め、待ち続けている。目下ジュドゥンは、2018年の大統領選挙を待っているといったところだろうか。選挙後、待望の改革が約束されている。やはり、税制改革だろう。
(中略)
若い『ジュドゥン』は、エリートに代わりガスプロムか、少なくとも、中小企業をチェックする権利を持ちそこから賄賂をもぎ取る、国営機関の1つにポストを持つことを夢見て待っている。
老いた『ジュドゥン』は、秩序回復、敵手掃討、ソ連回帰、兄弟国同士の友愛、安い国産サラミと良品質の輸入薬品を待っている。」
記事はまだまだ続くので、皆さんに読んで頂きたい。
露のSNS『フコンタクテ』では作者公認の特設グループが現れ、現在参加者数は12万人を突破。ユーザーが様々なコラージュを施し、アップロードし続けている。
http://www.vedomosti.ru/opinion/articles/2017/02/09/676764-zhdun
(MOPA)
中央アジアと日本のビジネス対話
「中央アジア+日本」ビジネス対話が、2月28日(火)午後2時から外務省7階北国際大会議場で開催され、中央アジア5か国の政府機関及び民間企業のトップが各国の経済特区の様子などビジネス環境などについて報告し、会場からの質問に答えました。
司会進行の外務省中央アジア・コーカサス室長の高橋誠一郎氏は、5か国が一堂に会したビジネス対話は初めての取り組みだと挨拶、続いて、JETRの梅津哲也ロシア・CIS担当から、5か国の地理的説明とビジネス状況の報告がなされました。
5か国からの報告のトップは、トルクメニスタン運輸物流局長のベクムィラドフ氏34才。次に、カザフスタン国家福祉基金「サムルーク・カズィナ」新投資局長カキシェフ氏32才。キルギスAYUホールディング副社長イシェンバエフ氏45才。タジキスタンの日・タジク合弁企業「アヴァリン」CEOガドエフ氏38才。ウズベキスタン海外投資プロジェクト・モニタリング局長ホジラートフ氏33才。各人から、経済特区を設定し、法手続きも簡便化しているので、日本からの投資を歓迎し、待っているとのプレゼンがありました。
全体のまとめで司会の高橋氏は、中央アジア地域の問題として(1)情報が入ってこないこと(2)法の安定性が必要なこと(3)地域交通路整備が必要であることとまとめました。
出席者の顔触れは双日、丸紅、伊藤忠、三菱商事、住友商事などの商社や日揮、千代田化工、三菱重工、三井化学などのプラント会社、東芝の発電関係、みずほ銀行などの金融機関など100名以上となりました。
(木佐森)
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「日本とユーラシア」神奈川県版は会員みんなで作る機関紙です。もっと面白くしたい方、新しい企画を思いついた方、協会や機関紙について感想や意見のある方は、読むだけでなくぜひ投稿してください。
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NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部
〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館1階
Fax 045‐201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
(機関紙編集部)
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