今月の表紙

特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会機関紙「日本とユーラシア」

2016年8月号 No.658

行事予定

8・15「戦争と平和」を考える DVD上映会 『追想』開催

追想  今年も「8・15」が来ます。毎年、この日の前後に戦争と平和を考えるためのDVDを上映しています。

 今回はフランス映画です。1975年制作の『追想』を上映します。これは、フランスで実際に起こったことを映像化したものです。

 ある外科医が愛する家族を殺されナチスに復讐をする内容ですが、随所に戦争の悲惨さがにじみ出ています。戦争は悲劇しか生まないということを実感出来る映画です。国家として戦争に勝利しても、愛する家族を失ったその悲しさからは逃れられません。勝利者も敗北者も共に戦争の犠牲者であることが分かります。

日時 2016年8月28日(日)14:00
会場 横浜平和と労働会館 5F
参加費 300円(黒パン・お茶付)

お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp

手軽にできる簡単ロシア料理教室

 今回は1時間あれば作れる料理教室を開催します。
 ロシア料理というと材料の入手から、調理まで手がかかると思われています。実際にそうです。
 けれども、今回はそんな心配はご無用。誰でも手軽にできる料理を作ります。
 今までも何度となく講師を務めてくれた滝沢三佐子さん(当協会理事)が教えてくれます。
 今回は、何を作るか?それは次回の機関紙で詳しく紹介します。お楽しみに。

日時:2016年9月25日(日)12:00~
会場:横浜平和と労働会館5階教室
参加費:1,500円
持ち物:エプロン、余った場合の持ち帰り用容器

お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp

ロシア語能力検定試験(第68回)10月開催

 東京ロシア語学院主催の2016年度(第68回)ロシア語能力検定試験が10月8日(土)、9日(日)に行われます。
 横浜会場は横浜平和と労働会館の4階会議室。合格発表は11月20日です。

●4級 10月8日(土)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)14:00~15:30
テクストの朗読 ※録音 15:30~
●3級 10月9日(日)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)13:30~15:30
聴取 15:30~15:45
テクストの朗読 ※録音 15:50~
●2級 10月8日(土)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)10:00~12:00
聴取 12:00~12:25
会話(口頭作文)※録音 12:30~
●1級 10月9日(日)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)10:00~12:00
聴取 12:00~12:25
会話(口頭作文)※録音 12:30~

※試験の詳細については東京ロシア語学院のページにてごらんください。

受験お申し込みは東京ロシア語学院窓口、インターネット、コンビニ端末で。
お問い合わせ:ロシア語能力検定委員会(東京ロシア語学院内)
Tel: 03-3425-4011
Fax: 03-3425-4048
E-mail: kentei@tokyorus.ac.jp

よこはま国際フェスタ ボランティア募集!

 世界の料理、民芸品、踊りや音楽、ボランティア活動が楽しめるお祭り「よこはま国際フェスタ2016」(主催:よこはま国際協力・国際交流プラットフォーム運営委員会/よこはま国際フェスタ2016プロジェクト)が開催されます。今年は10月8日(土)・9日(日)、10日(祝・月)の3日間、10時30分から16時まで、会場をグランモール公園(横浜美術館前)に移して行われます。

 神奈川県日本ユーラシア協会は10日のみ出店の予定です。食販ブースでロシア料理(ピロシキ、ボルシチ)やジョージア(グルジア)ワインを販売します。 前日・当日には、調理や販売のボランティアスタッフも必要です。ご都合のつく方は担当できる日時や内容を協会事務局までお知らせください。皆様のご協力をお待ちしています!

当協会ボランティアお申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp

活動報告

「ジョージア(グルジア)を知る会」開催される

7月31日 横浜平和と労働会館5階 当協会教室にて

ジョージアを知る会 ジョージアを知る会
ジョージア(現地語ではサカルトヴェロ)の紹介をするケティさんと、満場の参加者。
ジョージアを知る会 ジョージアを知る会
ジョージア料理、ハチャプリ(チーズパン)とバドリジャニ(ナスのクルミ包み)。
ジョージアを知る会 ジョージアを知る会
ジョージアワインと料理を楽しみながら談笑。
ジョージアを知る会 ジョージアを知る会
キルギス出身の参加者と一緒に。10月23日にはキルギスの会も予定(詳細は次号で)。

(写真撮影:小新)

「ジョージア(グルジア)を知る会」報告

 7月31日(日)14時から17時まで行われた「ジョージアを知る会」は、多くの会員の皆さまの協力を得る中で大いに盛り上がり、参加者の皆様に楽しんでいただくことができました。参加者数は講師のケテヴァン・ラキア(愛称、ケティ)さんを含めて30名に達しました。その内訳は7名が一般の方、キルギスご出身の方が3名、19名が会員の皆さまでした。ロシア語を学び始められた新会員の方も多く、また、ジョージアについて知ることができる貴重な機会として福岡県連の方が出張の合間に出席して下さったのも嬉しいことでした。

 ケティさんが映像やデータをパワーポイントで見せながら詳しくジョージアについてレクチャーされた後、15時から懇親会が始まり、皆さま和やかに歓談しながらジョージア料理とワインを楽しまれました。試飲用に並べられた3種類ずつの紅白のワイン6本で皆様は良い気分になられ、17時まで大いに盛り上がりました。

 ジョージアワインが日本で買えるとは知らなかったと一番喜んだのはケティさんでしたが、他の皆様にもボトル・ワインをお買い上げいただきました。ありがとうございました。

 ケティさんは帰り際に、「ジョージアについてお話することができてとても嬉しかったです。この様な機会を作って下さってありがとうございました。」と言っておられました。在日中のユーラシア諸国ご出身の皆さまは祖国についてお話ししたいと望んでおられるようです。一方、私達は知らない国について新しい知識を得ることができるのですから、このような諸国の紹介行事をこれからも開催できればありがたいことです。皆様のお知り合いにユーラシアご出身の方がいらっしゃいましたらご紹介いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

(野口)

驚き、初耳のジョージア!


 雨が降ったりカラリと晴れたりの不安定な空の7月最後の日曜日、31日に「ジョージア(グルジア)を知る会」が開催されました。

 当日は午前中から料理の準備。野口先生、滝沢さん、久しぶりの梅津さん、飛び入りで手伝ってくれた安根さん。いつものことながら、本当にありがとうございました。

 会自体は午後2時から開始。会場いっぱいの参加者で盛会でした。途中から参加された方は立ち見となるほど。講師のケティさんはジョージアの首都トビリシ生まれ。日本ではほとんど知られていないジョージアのあれこれを語っていただきました。

 その中での驚きや初耳は……

 1) 建国の歴史は5世紀からあること。日本ではやっと大和朝廷ができ始めるころであったこと。

 2) グルジア語とロシア語は文字数こそ33字で同じだが、表記も発音も全く違っていること。また活字体と筆記体の区別がなく、大文字・小文字の区別もないこと。

 3) 通貨ラリはルーブルと違い安定通貨であり、レートも1ラリ=58円であること。(ちなみに1ルーブル=3円)

 4) 日本では知られていないが、国境近くの地域では領土問題があること。(アプハジア独立問題)

 5) ジョージアの国民は大変親交心が強く、誰とでも仲良くなれること。まるでイタリア人のような陽気さと社交性を持っていること。

 6) 「柔道」が盛んであること。

 などのことを知ることができました。正直言って、関戸はジョージアについて、ワインとスターリンの出身地であることしか知りませんでした。けれども、ケティさんの話で上記のようなことを初めて知りました。参加者からも「へえ~」「驚いた」「知らなかった」「本当?」などの声がありました。旧ソ連15の共和国のうち、日本国民はどれほど理解していたのでしょうか。講義のあとは質疑応答の時間もあり、来月ジョージアを訪問するという横浜ハリストス正教会の水野神父は最新事情について質問されていました。また、今後訪問したいので治安や気候はどうかという質問も。

 その後は、お待ちかねの交流会。「ハチャプリ」(チーズ入りパン)と「バドリジャニ」(ナスのクルミ包み)、木佐森会長の自家製野菜で作ったサラダ。そして、有名なジョージアワインの数々。ワイン片手に楽しい語らいの時間を過ごしました。参加者の中には北九州から出張でこちらの方に来られ、たまたまHPで見つけて帰り前の忙しい時間を割いてこられた方、茨城県日立から来られた方などがいました。他の参加者からは「また、こういう会をしてください」という要望も。次回はキルギスを知る会(10/23)があることを伝えました。

 知らなかったジョージアのことを知り、おいしい料理とワインに舌鼓を打ち、頭と心とおなかが満足した会となりました。

(関戸)

「ジョージアを知る会」参加者の声

皆様、アンケートへのご協力ありがとうございました。

*ジョージアのことを知れてよかったです。いつか行ってみたいと思いました。

*なかなか情報がない国なので貴重な機会でした。旧ソ連の国はどこもそのような状況でしょうから、今後もいろいろと紹介いただけたら幸いです。例えば、アルメニア、ウズベキスタンなど。

*ジョージアと言う国を詳しく知ることができて良かったです。食も気候も良さそうなので、ぜひ行ってみたいです。
改善点:後ろの席からは見難く、資料があればよかった。

*久しぶりに楽しく過ごすことができました。ジョージアのお話も大変良かったと思います。

*観光資源になる教会や美しい自然に恵まれ、伝統的な料理や舞踊が現在も残されていることが良く伝わってくるレクチャーでした。どうもありがとうございました。
改善点:歌(合唱)の文化やとチタオバなどの格闘技にも触れてほしかったです。

*8月にジョージアに行く予定ですので、事前にお話を聞くことができ、大変良かったです。百聞は一見にしかずですから、今日お聞きしたことを実際に見てきたいと思いました。

*ワインがとてもおいしかったです。食べ物もいただけて嬉しかったです。きれいな国ですね!ありがとうございました。

*新しい知識が増え、ジョージアへの興味が高まり、料理もお手伝いしながら多くを学んだ気がします。言語がロシア語と異なることに驚きました。風景の美しさに日本とは違う点が参考になりました。

*ジョージアについて全く知識がなかったので、いろいろと知ることができ良かった。料理はどれもおいしく、レシピが知りたいです。お疲れ様でした。

*料理も教えていただきありがとうございました。ジョージアもいろいろ知れて良かったです。

*料理以外はジョージアのことはほとんど知らなかったので良い機会でした。
改善点:後ろからだとディスプレイが見づらかった。

教室案内

横浜ロシア語教室 第124期 生徒募集中

 入門・初級・中級・上級・会話・演習の各クラス生徒募集中。中途編入も可能です。見学は3クラス・各30分以内まで無料です。詳しくは教室ホームページをごらんください。

 詳しくは教室ホームページをごらんください。受講お申し込み・お問い合わせは教室事務局まで。


授業補習サービス「ロシア語寺子屋」

 授業を欠席した分や日頃の授業でわかりにくい箇所の補習の場として、気軽にご利用ください。
 予約のない時間帯には、当教室在籍中の方ならどなたでも簡単な質問やロシア語会話が随時、自由にできます。
 個別補習をご希望の方は3日前までに、お名前、現在の受講クラス、使用中の教科書名と範囲、連絡先電話番号を事務局までお知らせ下さい。

【今後のロシア語寺子屋開催日】
8月27日(土)15:00~16:30
9月10日(土)13:30~15:00
9月24日(土)15:00~16:30

ロシア語教室アンケートのまとめ その2

6月中旬に行った全受講生対象のアンケート。先月に引き続き、記述式項目の結果をご報告します。
2016年7月12日現在 回答者数:42名
項目によっては複数回答があります。

<ロシア語学習について>
1.ロシア語を勉強している理由はなんですか?
1) ロシア語文法への興味(当初はロシア旅行のため) 2)趣味 3) 簡単なロシア語会話ができるようになりたいので。4) ロシア国、ロシア人に非常に興味あり。是非行きたいと思っている。5) ロシア民謡が好きだから。6) ― 7) ロシア人と交流するため。 8) ロシアに興味があるから。 9) 趣味、ロシア人とコミュニケーションを取るため。 10) ロシアに興味があるので。11) ロシアで舞台・芝居が見たい。ロシア人の友達ともっとおしゃべりしたい。12) 仕事で使うので。 13) ロシア旅行に行く時に役立たせるため。ロシアへの理解を深めるため。 14) 旅行と趣味のため。 15) ロシア語が好きなので。 16) ロシア語の知識を生かしてロシアと周辺国の文化、歴史を知りたい。 17) ロシアの音楽が好きで、歌詞の意味が少しでも分かるようになりたい。18) 知人がいるから。 19) 旅行するときに使いたい。20) ボケ防止、趣味、コミュニケーション。 21) 旅行に役立てたいから。いつか通訳ができるようになりたいから。22) 外国語が好きで東欧の国に興味があるから。 23) 頭の体操 24) ロシアに興味がある。 25) 家族が住んでいるため。 26) ロシアアニメ(チェブラーシカ)や映画を見るため。  27) 趣味。いつかロシアに行って、ロシア語を話してみたい。 28) 語学が好きだから。 29) 暇つぶし。 30) ロシア旅行がしたいので。 31) ロシア向け海外営業の仕事をしている。 32) ロシア語を忘れないように。間違いだらけのロシア語を勉強し直したい。 33) ロシア旅行を考えている。 34) ロシア語の読み書きができるようになりたい。最終的には習得したい。 35) ロシアに行き様々な人たちと話すため 36) ロシアの土地を購入したい為。ロシア料理を本場で食べてみたい。 37) 語学学習が好きだから。その中で文化に興味があるロシア語を選んだ。 38) テレビで偶然ロシア語の美しい音を聞いて話せるようになりたいと思った。将来的には観光案内ができるようになりたい。 39) 好きな作家の作品を訳したい。 40) 良い作品に巡り合って翻訳をしたいから。 41) 興味42) フィギュアスケートなどロシアで盛んなスポーツに興味がある。

2.ロシア語学習で大変なこと、難しいことはありますか?
1) ネイティブの発音の聞き取り 2) ロシア語で話すこと 3) 格変化 4)単語の変化が覚えられない(年齢の問題?)5) 分からない単語が多く、辞書がないと何もわからない。6) ― 7) ― 8) ロシア語は大変難しい。 9) 数詞、時間の表現 10) 格変化 11) 辞書・参考書など大きな書店でしか売っていない。日常でロシア語を使って試せる機会がない。 12) 動詞の変化が難しい。 13) 文法。単語の語尾がかわるので覚えるのが大変。また辞書を引く時にもすぐ単語が出てこないので大変。 14) 格変化と細かな例外  15) アルファベットがところどころ英語と違うため英語と混乱している。 16) 言葉と(その)意味が豊富なところ。辞書とネットを頼りに理解しようとしているが…。 17) 発音  18) 文法、発音 19) アルファベットの英語との違い(読み)。 20) ありすぎる。 21) 動詞と格の関連付け:英語の理屈が当てはまらないので一語ずつのルール付けが大変に思う。 22) 単語が憶え難い。 23) 格変化を覚えるのが難しい。 24) 活用形と単語が憶えられないこと。 25) 今まで学んだ語学とは全く違う文字、細かい変化など、これから先もたくさんあると思う。 26)発音、格変化。 27) 格変化が憶えられず、頭の中で整理できない。何もかも難しい。 28) 書くこと、話すこと、使う機会が少ないこと。 29) 長い単語だと読めない。アクセントの移動が難しい。 30) 単語と文法が憶えられない。 31) 格変化 32) こんな時どういうのかな?と考えた時、語彙が少ないことがネックで何も言い表せずに困る。言葉の数を増やさないとどうにもならない。 33) 格変化 34) 先生の言葉を理解するのに時間がかかる。 35) キリル文字はなじみがないので苦手。 36) 文法の理解など。 37) 文字に慣れるまで大変。まだ始めたばかりで何が難しいかわからない。 38) 英語の発音や文字に影響を受けること。まだわからないが語尾変化が難しそう。 39) 自然の描写、感情表現の描写。 40) 原文の読解が難しい。  41) とっさの格変化 42) 活用、発音など、いろいろある。

3.現在の受講クラスについて、授業の要望、感想、ご意見はありますか?
*とても素晴らしいクラス。実力以上のクラスであるが頑張ってついてゆこうと思っている。
*特になし 【2】
*ネイティブの先生のクラスで、99%がロシア語なので理解するのに難儀しているが90分の現地留学と考えれば貴重な時間である。「ネイティブ表現」のCDやそのたのCDをひたすら聞くようにしている。
*良いです。
*講師の方が資料などとても念入りに準備をして下さってとてもありがたいです。感謝しています。
*特に問題はありません。行き届いた指導に感謝しています。
*今のクラスに満足している。年齢のせいで忘れ易いが、これは自分で解決すべき問題。
*フランス語の授業で数に苦労したので、少しずつ数字も習いたい。
*記憶力が落ちていることを実感している。
*寺子屋に来ないと理解が深まらないような…。理解がクリアでないので悩む。
*一時間半モスクワにいるつもりで毎回楽しく充実した授業を受けている。予習の範囲が前の授業の最後に分かるといいなと思うことが時々ある。復習で身に着けていく方針は良く分かる。
*ついて行くのが大変(自宅学習がおろそかなので)
*毎回とても有意義に真面目に学習している。これから先難しくなるだろうが楽しみでもある。
*厳しくないので続けられている。甘え過ぎてのんびりしてしまい、できなくて困っているが、ロシア語が嫌いになることはない。
*興味深く聴講している。ありがとうございます。二週に一回なので助かる。
*楽しく勉強させてもらっている。
*良い雰囲気で進んでいると思います。先生とコミュニケーションが取れるまで時間がかかりそうです。
*とても丁寧に教えていただき、楽しいひと時である。先生が明るくポジティブなので自然に話している(間違いは多いが)。
*初めてなのでまだ良く分からない。
*作品を講読したい。
*現状に満足している。

7.教室にやってもらいたいイベント、取り上げてもらいたい講座などはありますか?
*「100例文覚えれば会話ができる」というような会話の技術を教える講座。*体を使ったロシア語(ex. 体操を取り入れたりしたもの、/参照:男性/)
*ロシアの国やその歴史、生活習慣に関する日本語での講義
*ロシア語でのメールのやり取り
*映画のセリフなどから学ぶロシア語講座など
*旅行会話 【7】
*一緒に旅行に行きたい。
*ロシア料理教室 【2】
*ロシア語検定に向けた短期集中講座
*東欧の国々の文化の紹介
*特にない。基礎からじっくり学びたい。将来的には検定も受けてみたい。
*観光案内会話
*なし。今のまま。

ロシア民族楽器 「バラライカ」「ドムラ」教室

2016年度前期(2016年4月~9月)
レッスン予定日:前半:4月2日、4月16日、5月7日、5月14日、6月4日、6月18日
後半:7月2日、7月16日、7月30日、8月20日、9月10日、9月24日
生徒募集クラス:
17:00~17:45ドムラ中級
18:00~18:45バラライカ初級

講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円


みなとみらいマトリョミン教室

日程:毎月1回、土曜日開講

2016年度前期日程:4/16、5/21、6/18、7/16、8/20、9/17

※レッスン日に見学随時可能です。発表会、協会行事等で演奏の機会もあります。是非お気軽にご参加ください!

◆アンサンブルクラス(90分)  13:00~14:30 (お問い合わせ下さい)
◆グループレッスン
 Aクラス 14:45~15:45 (空席3)
 Bクラス 15:55~16:55 (空席2)

入学金:3,000円(継続の方、休学1年以内の方、当協会会員は免除)
受講料:アンサンブル3,600円×6回=21,600円、グループレッスン3,085円×6回=18,510円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:檜垣 紀子

組織・財政

組織状況

(2016年7月31日現在)

 今年度年初会員数209名、入会者累計27名、退会者累計15名、6月末会員数 221名。

財政状況

NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会2016/7/31
単位:円
摘 要本年度収入前年同期収入対前年同期増減
一般会計1,070,5101,036,24934,291
教育事業4,254,1404,491,650-237,510
一般事業1,076,1771,472,810-396,633
合 計6,400,8277,000,709-599,852
前年同期(単位:円)2015/7/31
摘 要本年度支出前年度支出対前年同期増減
一般会計4,004,6834,191,507-186,824
教育事業2,039,6382,076,788-37,150
一般事業780,270785,751-5,481
支出合計6,824,5917,054,046-229,455
当期剰余金-423,734-53,337-370,397
合 計6,400,8577,000,709-599,852

 今月の当期剰余金が、昨年と比べても35万の赤字になってしまいました。支出を極力抑えているのですが、物販、イベントなどの一般事業の収入が減少していることによるもので、イベントや旅行など協会活動が狭まっていることを暗示しています。日常的に多くの会員が集まる協会にしていきましょう。

(木佐森)

お勧め商品

ロシア産天然昆布

ロシア産天然昆布 会員特価1,000円(税込)

 本品はロシア・沿海州のラミナリア・ジャポニカ種という真昆布の一種で、甘みがあり上品でまろやかな風味が特徴です。何百年間そのままの自然の海だからこそ、この様に肉厚の昆布に成長しました。また天日乾燥で生産されていますので、まろやかでコクのある深い味わいのダシがよく出ます。

※昆布ダシのとり方
水1リットルに20~40gの昆布を1時間ほど水に浸し、弱火にかけます。沸騰する直前に昆布を引き上げてください。ダシをとった後の昆布は、煮物や佃煮などにご使用いただくと美味しくいただけます。
かつお節やいりこ、シイタケ等と一緒にダシをとりますと更においしく風味豊かなダシ汁になります。

原材料名:昆布(ロシア産)
内容量:300g
賞味期限:2018.5.16
保存方法:高温多湿・直射日光を避けて保存してください。
加工者:カリフッド株式会社 姫路工場

取扱い上の注意:開封後は密封容器などに保存し、お早めにお召し上がりください。
また、昆布は変色することがありますが風味が一切変わることはございません。

文化・芸能

ユーラシア音楽芸能情報

Русская Десятка ロシア・トップ10

ロシア・トップ10  夏真っ盛りロシアから、7月第4週のRussia Airplay Chart TOP10をお送りします。今月は10曲中5曲が新曲!!!

 10位に実年アーティスト・ミハイロフの«Девочка лето»(少女・夏)。ベラルーシ出身のユニット・アイオワの新譜「140」が7位に。5位には'00年代にお茶の間で人気だった音楽オーディション番組「ファーブリカ・ズビョーズド」から誕生したユニット、ファーブリカの新曲«А я за тобой хоть на край света»(たとえ世界の果てでも)。4位に、グルィジンとヴァレリアのデュエット«Он и она»(彼と彼女)がランクイン。

 先月首位のレプスを一気に圏外に落とし、爽やかな楽曲と先鋭DJコラボレーション、スマッシュ&マヤ・ミシェリの«Темные аллеи»(暗い並木路)が第1位になりました!スマッシュはご存知、露音楽界では数々の有名アーティストとコラボレートして人気絶頂DJ。マヤ・ミシェリは2010年にブラガベシェンスクで誕生したユニットで、敏腕音楽プロデューサー、マトヴェーエフが一気にスターダムに押し上げました。

(チャート詳細と全文はこちらから)

(Tophit.ru, Russia Airplay Chart 2016年7月18~24日/MOPA)

映画・演劇

重力/Note「かもめ」

7月17日 於:テルプシコール(東京・中野)

重力/Note「かもめ」  2008年以来の上演ということだが、型にはまらない「かもめ」を観ることができた。開幕と同時に、主人公トレープレフ(コースチャ)の自殺が明らかにされ驚く。いったいどんな展開をするのだろうかと思っていると、主要な3人の女性登場人物、アルカージナ、マーシャ、ニーナが登場し並んで交互にモノローグ。セリフを棒読みするかのような平板な語りの中に、ときどき感情的な演技が現れおもしろい。

 原作のシーンはカットされたり合成されたりしながら、アメーバのように自由に形を変え進んでいく。例えば、トレープレフの戯曲を演じるニーナのシーンがカットされずにまるまる演じられたかと思えば、アルカージナとトレープレフの親子葛藤のシーンとトリゴーリンとニーナの逢引きは同時に進行する。トリゴーリンに捨てられ、ドサ回りの三流女優になったニーナがトレープレフに会いに来たシーンでは、「私は女優」というセリフが強調される。引きこもるトレープレフをよそにゲームに興じるアルカージナと、ピストル自殺するトレープレフを発見するドールン医師のシーンもカット。最後は「かもめ」ではないまったく別のテクストが語られる。

重力/Note「かもめ」  筆者がすぐに理解できたのはチェーホフの「サハリン島」の一節だが、プログラムによるとスーザン・ソンタグ「他者の苦痛へのまなざし」、エルフリーデ・イェリネク「光のない。(プロローグ?)」、Sarah Kane「4.48Psychosis」なども引用されている。

 ここからが「ポスト/かもめ」であって、ニーナ=トリゴーリン=アルカージナとニーナ=トレープレフ=マーシャという永遠の三角関係は、物語を超越して理解しあえない他者との関係性へと大きくシフト。舞台中央にしつらえられた大きな透明な装置が、あたかも母の愛情に飢えたトレープレフが漂う羊水のように見えた。

(文:滝沢 三佐子/撮影:青木 祐輔)

「神聖なる一族24人の娘たち」

(アレクセイ・フェドルチェンコ監督作品 ロシア 2012年)

「神聖なる一族24人の娘たち」  不思議な作品であると同時に、多民族国家ロシアの新しい側面を実感できる映画だ。舞台はヴォルガ川流域にあるマリ・エル共和国。ロシア正教にもイスラム教にも与しなかったこのフィン・ウゴル系の人たちは、500年にわたって独自の文化と言語を守り続けてきた。マリ・エル共和国は今もヨーロッパにありながらキリスト教化されていない国といわれている。

 原作はデニス・オソーキンによる『草原のマリ人たちの天の妻たち』。脚本家・作家として活躍するオソーキンは、タタールやマリにおけるフォークロア(民俗学)に造詣が深く、この作品もマリ人の慣習や今も行われている森での伝統儀式をもとに描かれている。

 物語はO(オー)の文字から始まる名前をもつ、老若24人の女性たちによるエピソードの集合体だ。

「神聖なる一族24人の娘たち」  中でも印象に残るのは、友人にそそのかされて夫の浮気を股間のにおいをかぐことで確信を得ようとするオーニャ、谷の悪魔の呪いを受けたオリカとそれに立ち向かう夫、キセーリを全身に浴びた娘たちが、裸で踊りまわる憑霊術を目撃する少女オルマルチェ、森の精から夫との逢瀬を頼まれたが拒否したために呪いをかけられるオロプチー、名村の慣習で初潮が始まったことを長笛を吹いて知らせなければならないのに、恥ずかしがってうまく笛を吹けないオツヴォエン、登場して1分後、セリフもなく葬られるオリカなど、ほほえましいものから衝撃的なものまで長短のエピソードが積みあげられていく。学校でのシーンが唯一ロシア語だが、それ以外はすべてマリ語。これだけ多様な女性たちが登場するともはや「演技している」とは思えず、実際に起こっている出来事を記録しているドキュメンタリーのように見えてくる。現実と虚構の境界がわからなくなる撮影手法には脱帽だ。さらにキャッチコピーにもあるような性的エピソードが満載されているにもかかわらず、どこか親近感を抱いてしまうのも日本神話にあるようなおおらかさと共鳴するからだろう。

 美しい自然の移り変わりや室内の素朴なしつらえ、色鮮やかな衣装にも注目。

(9月下旬から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、その後横浜・ジャック&ベティで公開予定)

(滝沢)

■原題■Небесные жены луговых мари
■英題■Celestial Wives of the Meadow Mari
■配給■ノーム
■公式サイト■24musume-movie.net

音 楽

国立モスクワ音楽院室内合唱団公演

7月20日 神奈川県民ホール 小ホール

国立モスクワ音楽院室内合唱団公演  7月20日(水)夕方、演奏が始まりました。響きもとても良いホールでうっとりと気持ちよく聴きました。実は若い新しい合唱団にあまり思い入れはありませんでしたが、本当に素晴らしい演奏会でした。 全般にどの曲もPP(ピアニッシモ)の美しいハーモニーが印象に残りました。 ただ弱いだけでは響いてきません。いつも思うのですが、ロシアの合唱団は、曲の中で音量に限らず速さも自由自在。速くなってさらりと歌ったり、畳み掛けるように圧倒的になったり、ゆっくりしみじみと歌ったり。それでいて、早口言葉みたいな歌でも言葉はどんな時でもしっかりクリアに聞こえます。ロシア語独特の発音に酔いしれてしまいます。

 現代ロシアの合唱音楽から、宗教音楽、そしてラフマニノフの歌詞のない「ヴォカリーズ」にいたっては、ソリストの歌はもちろん素晴らしいですが、コーラス隊のハミングの美しいこと!誰もが知っている「ぐみの木」が始まりました。ん??この妖しい美しい響きは何?―女声の1つのパートが下げる時に下げないでのばしているのです。それに、ロシア聖歌ではよくあるのばしている音(私たちオーソドックス合唱団では「保続音」と呼んでますが)をあちこちで、 各パートが使い、この1曲で、音の絶えることがなかったことにも驚きました。新しいアレンジに拍手です。

国立モスクワ音楽院室内合唱団公演  後半は、動きもあり愉しいこと(^-^)v

 まるで彼らは舞踊もやっているのかと驚くほど、振り付けられて動きながら歌うその1つ1つの動きがまた素晴らしい。あの美しい手、美しい動きも相当練習しているのでしょうね。とにかく、あっという間にお客を飽きさせることなく魅了して演奏会は終わりました。

 帰り道は、合唱仲間で「あの歌い方、今度やってみよう」「『鶴』のあの手くらいならやれるかなあ」「僕は、最後の『カリンカ』のバラの花をあげるところだけならできるよ」「ダメよ、ソロも歌わないとねえ(笑い)」なんて、 演奏会の余韻に浸り、振り返りながら帰途についたのでした。みんなすっかり若者のパワーに元気をいただいたようでした。

(江藤 恭子)

【催し物情報】オーケストラ・ナデージダ 第15回演奏会

オーケストラ・ナデージダ 第15回演奏会 ~2人の女性ソリストが奏でる煌きのロシア音楽。一足早い秋の涼風をお届けします~
ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番 ニ短調**
ラフマニノフ:ヴォカリーズ*
スヴェトラーノフ:3つのロシアの歌*
アリャービエフ:ナイチンゲール*
グラズノフ:交響曲第4番 変ホ長調
*ソプラノ:中村初惠
**ピアノ:ナターリヤ・コーリチェヴァ
指揮:渡辺新

■日時:2016年9月25日(日曜)14時開演(13時30分開場)
■会場:タワーホール船堀 大ホール(都営新宿線「船堀駅」 北口徒歩1分)
■チケット:全自由席 1,000円
※65歳以上無料(当日証明書をお持ちください)
※後援 ロシア文化フェスティバル日本組織委員会・日ロ文化交流センター

 オーケストラ・ナデージダは、「ロシア・北欧作曲家による知られざる傑作の発掘・紹介」というコンセプトに賛同する音楽愛好家達が集まり、2008年に発足しました。現在5名のロシア人が団員として参加しています。

 今秋のナデージダは女性ソリスト特集です!ナターリア・コーリチェヴァによる情熱的で、それでいて清廉なルビンシテインに聞き惚れた後は、チケット完売となった当団’16ニューイヤー演奏会「マトフェイ受難曲」にて、聖母マリアの嘆きを美しいソプラノで表現した中村初惠とオーケストラ・ナデージダとの再コラボレーションをお楽しみ下さい。

 今回は趣の異なる三つのロシア歌曲をお届けいたします。かの有名な指揮者、スヴェトラーノフ作曲の歌曲が聴けるのは今世紀最後かも!?アリャービエフの「ナイチンゲール」は生の歌声で聴くにふさわしい一曲です。

 プログラムの最後を飾るグラズノフ第4番は、師匠であるリムスキー=コルサコフをして「素晴らしく、高貴で表情豊かな作品」と言わしめた名曲です。美麗な調べを、どうぞ会場にてご体験下さい。

チケット取り扱い・お問い合わせは
Eメール orch.nadezhda@gmail.com
電話090-8500-7029 (高橋:10時~19時)

ユーラシア通信

当協会所蔵のサラファンを纏う妻を描いて受賞

「サラファンを装う」  拝 啓

 昨年の七月に、神奈川県日本ユーラシア協会様で民族衣装のルバーシカ&サラファンをレンタルして、妻をモデルに油絵の構図を決めました。

 サラファンの赤と刺繍模様が華やかで創作意欲がわきました。本年、東京都美術館で開催されました第63回全日肖展(6/29~7/6)で、光栄にも参議院議長賞を受賞することができました。

 これもすばらしい民族衣装に出合えたお蔭と感謝しています。作品のポストカードと本人の写真を同封致しました。

 本当にありがとうございました。

 末筆ではございますが、神奈川県日本ユーラシア協会様の益々のご発展をお祈り申し上げます。

敬 具

平成28年7月吉日
全日本肖像美術協会所属
竹内 千年

(写真)
絵画の題名「サラファンを装う」。作品と共に写真に納まった竹内千年氏。
当協会の赤いサラファンが色も形も隅々まで全てそのまま、鮮やかに再現されています。
この素晴らしい作品のポストカードは衣装の作者にお渡ししました。

夏休みのお知らせ

8月7日(日)から21日(日)まで、神奈川県日本ユーラシア協会は休業とさせていただきます。この間、教室及び事務所は閉まりますのでご注意ください。各種お問い合わせやご注文への対応は22日(月)以降になります。

投稿歓迎!

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(機関紙編集部)

歴史・社会