横浜ハリストス正教会見学会
パスハに参加してくださった水野宏神父が務めておられる横浜ハリストス正教会 の見学会を実施します。詳細は下記のとおりです。
実は関戸もこの教会へは、パスハの打ち合わせの際に初めて行ったのです。最寄りの駅は横浜市営地下鉄の三ッ沢下町ですが、横浜駅からも歩こうと思えば歩けるところです。横浜駅の近くにこんな教会があるとは知りませんでした。
東京のニコライ堂は有名ですが、神田まで行かずとも、これほど近くに礼拝堂があったのです。ロシア正教会の礼拝堂はミニ美術館ともいうべきものです。イコンはもとよりキリスト教に関する絵画や彫刻などは実に美しく素晴らしいものです。
私たち日本人は好むと好まざるとに関わらず、仏教のしきたりの中で生活しています。それと同じようにロシア人もロシア正教のしきたりの中で生活しているのです。「相互理解と親善」という日本ユーラシア協会の理念を考えれば、ロシア正教を知らずして相互理解はできません。ぜひ多くの参加者で当日を迎えたいと思います。
(関戸)
日時・集合場所:2014年6月8日(日)
横浜市営地下鉄三ッ沢下町(出口2、地上)13:30集合、14:00~見学および水野宏神父による礼拝堂内部の説明。
横浜ハリストス正教会へのアクセス
参加費:無料
当日連絡先:080-6700-5301(関戸携帯)
5月の試験は3,4級のみ実施します。
■4級:5月25日(日)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)10:00-11:30、テクストの朗読(録音)11:30-
■3級 5月25日(日)
筆記(文法、露文和訳、和文露訳)13:00-15:00、聴取15:00-15:15、テクストの朗読(録音)15:20-
■ 試験会場(横浜):横浜平和と労働会館3階(予定)
■ 合格発表:2014年7月11日(金)受験者全員に合否結果と解答例及び講評付問題を郵送し発表といたします。
またHP上にて合格者の受検番号を発表します。
※試験についての詳細は検定試験ホームページ をごらんください。
6月22日、この日が何の日かご存知ですか?
1941年のこの日、独ソ不可侵条約を一方的に破棄し、ナチスドイツがソ連への侵攻を開始しました。条約の締結はこの2年前です。犬猿の仲と言われたヒトラーとスターリンがこの条約を締結した際には全世界が衝撃を受けました。日本でも「欧州の天地は複雑怪奇」との言葉を残し、当時の平沼内閣は総辞職しました。それほどこの条約は影響があったのです。
その不可侵条約を破棄し、一挙に軍事攻勢に踏み切ったのです。まさに寝耳に水のソ連軍は、わずか数か月で壊滅的な打撃を受けました。ドイツ軍の先鋒は、クレムリンを望見するところまで進撃したのです。この時、例年よりも早く冬将軍がやってこなかったならば、モスクワはドイツ軍の手に落ちていただろう、というのは軍事専門家の常識です。
「ドイツ軍ソ連侵攻間違いなし」という情報をモスクワに正確に伝えたスパイが、何と日本にいたのです。それが今回、上映する『スパイゾルゲ』の主人公リヒャルト・ゾルゲです。ゾルゲの来日から、スパイ活動の全貌が映画の中で明らかにされています。
ドイツの猛攻にさらされていたソ連にとって、最大の関心は極東の日本がどのような行動をするか、でした。そのためにモスクワはゾルゲに「日本の行動を探れ」と命じました。その結果は…
上映会はその6月22日に以下のように開催します。多くの参加を待っております。
日時:2014年6月22日(日)13:00~16:30(上映時間182分)
会場:横浜平和と労働会館5階教室
参加費:300円(黒パン・紅茶代)
お申し込み・お問い合わせ:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax:045-201-3714
E-mail: eurask2@hotmail.co.jp
当日連絡先:080-6700-5301(関戸携帯)
映画「スパイ・ゾルゲ」(2003年 日本、篠田正浩監督)
ストーリー:第二次世界大戦も集結に近づいていたある日、尾崎秀実(本木雅弘)は自宅にいるところを憲兵に突然踏み込まれ連行される。同じ時期、日本に潜伏していたスパイ、リヒャルト・ゾルゲ(イアン・グレン)の潜伏先にも憲兵が踏み込んでいた。拷問を受ける尾崎は、ゾルゲとの出会いを回想し始めた……。
今回はウラジオストクも訪問し、一泊2日を堪能後、シベリア鉄道でハバロフスクへ移動します。チラシ(PDFファイル) をごらんの上、ぜひお申し込み下さい!
日程案:8月12日(火)~17日(日)
旅行代金:238,000円(5泊6日)
旅程案:1日目・シベリア航空でウラジオストク着(ホテル泊)/2日目・ウラジオストク見学と自由行動、シベリア鉄道でハバロフスクへ(車中泊)/3日目・ハバロフスク着、自由行動(市内観光などのオプショナルツアー)(ホテル泊)/4日目・自由行動(各種オプショナルツアー)、ロシア人家庭訪問・家庭泊またはダーチャ訪問・ダーチャ泊/5日目・児童サマーキャンプ「オケアン」訪問、さよならパーティー/6日目・シベリア航空で帰国
旅行説明会開催!
2014年7月6日(日)14:00~
横浜平和と労働会館5階 当協会教室
お申し込み・お問い合わせ:
第16回 大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅実行委員会
(NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会内)
Tel/Fax: 045-201-3714(受付12:00-18:00 日曜・祝日休み)
E-Mail: eurask2@hotmail.co.jp
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「横浜のロシア人」―沢田和彦先生出版記念講演会―
4月27日はGW中の日曜日。パスハに先立ち、埼玉大学教授沢田和彦氏の学習講演会が開催されました。沢田先生は2月に『日露交流都市物語 』という本を出版されました。それを記念しての講演会です。
この本の中に横浜の章があります。講演はその章の記述を中心に行われました。関戸が特に興味を持った点は……
(1)文豪谷崎潤一郎は横浜在住の時期があり、その際夫人が通っていた鶴見「花月園」ホテルのダンスホールに、日本バレエの開祖エレーナ・パヴロバがいたこと。そのことを代表作『痴人の愛』の中にダンス教師シュレムスカヤ夫人として描写していること。
(2)最後の総領事ヴィルムは世界各地に亡命していた革命家を私費を投げ打って横浜に呼び寄せ、ウラジオストックに送り続けたこと。
(3)柴田会長の友人の祖父が支配人を務めていたホテルニューグランドの話と、1999年に廃業したバンドホテルの話。柴田会長も大きく頷きながら聞いていた。
(4)1920年代、反ボルシェヴィキの拠点であったこと。同時に文化面では「ゲーテ座」で最も人気だったのはロシア楽団であったこと。
(5)日本で最も多くのロシア人がいたが、関東大震災でそのロシア人の大半が横浜を去ったこと。この後、再び戻ることがなかったこと。
などです。関戸は大学では国文学を専攻し、講義の中で谷崎の『痴人の愛』は講読しましたが、その際には全く知りませんでした。このような話はユーラシア協会の学習会でしか学べません。短い時間でしたが、大変貴重なお話でした。
(文・関戸/写真・桜井)
ロシアの復活祭「パスハ」-美味しいロシア料理に囲まれて-
4月27日(日)に、ロシアの復活祭「パスハ」が行われました。第一部は埼玉大学沢田和彦先生による講演、第二部はロシア料理を囲んでのティーパーティーで、約30名の参加者が集まり、和気あいあいと過ごしました。
パスハとは東方正教会の復活祭で、パスハの前には肉や卵などを食べないようにする習慣があります。そのためパスハの当日は、絵付けをしたイースターエッグや、豪華な肉料理を食べて盛大にお祝いをするのです。今回のパスハでは、ラシンカのお子さんのお母さん、ナターリアさんにご協力をいただいて料理とお菓子のメニューを考えました。パスハに定番のパスハ、クリーチ、そして豚肉を使った煮凝りとミモザサラダを作ることにしました。
クリーチはナターリアさんが家で作ってきてくださいました。というのも、クリーチを作るのにはイースト菌を発酵させるところから始めるため丸一日かかるというのです。クリーチを作るためには、心安らかな状態でなければならないそうです。その他の料理は前日26日にボランティアスタッフで作りましたが、これも相当手の込んだ料理ばかりで、結局全部作るのに6時間かかりました。
当日のティーパーティーでは、初めに横浜ハリストス正教会の水野神父にセレモニーを行っていただきました。水野神父によると、日本の正教会は、日本人を教育し、日本人によって宣教が行われたそうです。儀式そのものも、カトリックやプロテスタントとは全く異なることに驚きました。セレモニーが終わるとついに料理・お菓子を囲んでのティーパーティーの時間となりました。前日に心を込めて調理したかいがあり、どれもおいしく、とても豪華なパーティーとなりました。今回私は料理を担当し、本場のロシア料理を教わりましたが、ぜひ次のイベントや家でもまたロシア料理を作りたいと思いました。
(文・高橋/写真・桜井)
第54回日本ユーラシア協会全国総会 開催報告
去る4月12日(土)・13日(日)、横浜にて第54回全国総会が開催されました。初日の分科会は横浜市健康福祉センターと横浜平和と労働会館、レセプションはナビオス横浜、翌日の本会議は横浜市健康福祉センターホールにて行われました。以下は神奈川県連の参加者からの報告です。
■ 分科会(ロシア語)
参加者が全部で30名前後で、各地のロシア語教室運営の現状を伺う事ができました。神奈川としては、生徒確保の新たな取り組みとして補習サークルの寺小屋を紹介し、また、ロシア語検定5級の新設も提言しました。
(大山)
■ 分科会(国別・都市間交流)~15年続くハバロフスクへの旅~
総会初日の分科会。関戸は国別・都市間交流に参加しました。席上、15年続くハバロフスクへの旅の件について発言しました。当初はロシア語教室90期修了の修学旅行として開催したこと、現地の交流の際に対外交流センターの理事長フォーミナさんから「日本の方は一度来るともう二度と来ることがない。あなた方は来年もぜひ来てください」という言葉からこの15年へ続いたこと、毎回家庭訪問と子供たちのキャンプ場へ行くことなどを話しました。
また、従来の国別の交流委員会を実質的に運用するために国別交流センターを設置することなどが話し合われました。
(関戸)
■ 桜木町駅での道案内
大会の2日間の午前中、桜木町駅地下通路でユーラシア協会の表示を持って道案内に立ちました。通路の西出口やエレベーターの位置はわかりにくく尋ねられた方も結構いらっしゃいました。参加された方々のお役に立てたとしたら幸いです。
(小新)
■ レセプション ~多彩な出演者と来賓の言葉~
総会初日の夜はナビオス横浜でのレセプション。
やはり全国総会だけあって、各国大使館からの来賓の姿が目立ちました。乾杯の後の挨拶や、アトラクションの合間の紹介で多くの方が前に出ました。
また、アトラクションはロシアの文化芸術を堪能するものとなりました。北川翔ばららいかるてっとの絶妙な調べ。オーソドックス合唱団によるロシア正教会聖歌の歌声は参加者の心に響きました。山之内重美さんの清澄な歌声とともに歌に込められた願いは参加者が皆納得するものでした。しめくくりは地元のマトリョミンアンサンブル。いつもながらのマトリョミン演奏ですが、参加者の中には初めての方も。演奏中、間近まで近寄り熱心に聴いている姿が見られました。
ただ、少々残念だったのは料理が少なかったこと。司会を担当していた関戸は、ほとんど口にできず、わずかな空きのテーブルに行くと何もありませんでした。やはり、こういう時にはおいしいものを食べたかったです。
(関戸)
(写真・桜井)
2013年ハバロフスク市民交流旅行記 第2日目 8月7日(水)の続き(2)
ホームステイコースの5人は、ホテルロビー5時に集合し、ハバロフスクの対外友好協会の事務所に向かいます。協会は空港へ向かうカールマルクス通りの途中で少し左入ったところにあり、ハバロフスク工科大学の建物の1階で、間借りしています。以前は1つの建物にあったのですが、ソ連崩壊後、政府からの財政援助がなくなり、この3年ほど前に、遂に建物を手放さざるを得なくなって、現在のところに居を構えているのです。
一行は比較的広い部屋(そしてこれがただ一つの事務所の部屋)に案内されました。既にホームステイ先の3家族が待っていました。まず会長のゾーヤさんが挨拶をします。4月のスズラン会の日本訪問に対する神奈川県日本ユーラシア協会の協力に、感謝を表しました。
旅行団からは、関戸さんが代表して、お土産をゾーヤさんに手渡しました。そのあと、ロシア人家族と旅行団メンバーの組み合わせが発表されます。関戸さんと石川さんは、スヴェータさん宅、私と高野さんがチェルノフさん宅、そして重松さん一人がゴースチャさん宅を訪問することになりました。
私と高野さんはチェルノフさんの車で、協会をあとにしました。チェルノフさんは、ぱっと見、ヨーロッパ系というよりも、中央アジア系の彫りの深い顔立ちの人でした。口ひげも生やしています。そして鉄道技術大学に勤めている人です。
程なくしてチェルノフさんのマンションに到着しました。実はチェルノフさん家族は、古いマンションから新しいマンションに引っ越ししたばかりなのです。新しいマンションは、古いマンションから40~50mほどしか離れていず、互いに見通せる位置にあります。私たちはまず新しいマンションに案内されました。部屋は5階にあり、エレベータで上がります。玄関で夫人のニーナさんと孫のマーシャちゃんが迎えてくれました。通された部屋はLDKの部屋で広く、10数畳はあるかと思われました。また設備は現代的で、かつてのロシアのイメージとは違う部屋でした。お土産を渡した後、しばらく歓談しました。チェルノフさんは日本語を勉強中で、ニーナさんは少し日本語がわかるようでした。またニーナさんはヨーロッパ系の顔立ちの人でした。
チェルノフさんが新潟県で買ったというワインで乾杯した後、出された料理をたしなみながら、いろいろと歓談しました。途中でマーシャちゃんのお父さん、即ちチェルノフ夫妻の息子さんが帰ってきました。高野さんはロシア語と英語を使って、この息子さんと何か経済問題など、難しそうな話をしていました。
食事後、ジナモ公園を案内してもらうことになりました。午後9時を過ぎていましたが、外はまだまだ明るいのです。ジナモ公園はハバロフスクでは最も広い公園で、スケートリンクがある大きなアリーナや陸上競技場、噴水公園のほか、子供の遊園地などもあります。チェルノフさんのマンションからは、車で数分のところにあります。
息子さんの運転で、私たちとチェルノフ夫妻、マーシャちゃん6人そろって、ジナモ公園内の噴水公園に着くと、ちょうど噴水ショーが行われていました。この噴水公園は、縦長の大きな池に、噴水が10基近く一列に並んでいるもので、ショーが始まると、音楽に合わせて噴水の高さや形が変わり、またライトアップする色も変化して、大変素晴らしいものでした。ショーを楽しみながら、しばらく公園の周りを散歩したのち、チェルノフさん宅に戻りました。私たちが泊まる部屋は、引っ越し前のマンションにあり、そこは昔のロシア的な感じの部屋で、まだ書籍など、家財道具が残っていて、人が住むには問題ない状態でした。私と高野さんは、別々の部屋で就寝しました。
―以下次号―
(田中)
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月曜~土曜、入門・初級・中級・上級・会話クラス開講中。3クラス・各30分まで見学無料。時間割・内容・料金(会員割引有)等の詳細はホームページをごらんください。
お申し込み・お問い合わせ:
TEL/FAX 045-201-3714
メール yokohama-rosiago@hotmail.co.jp
教室ホームページ
授業を欠席した分や日頃の授業でわかりにくい箇所の補習の場としてご参加ください。皆さんの独習のお手伝いをします。土曜中級クラス他担当の野口福美先生がサポートに当たります。
参加費は1回500円、参加資格は横浜ロシア語教室在籍中の生徒限定とさせていただきます。
補習希望者は5日前までに氏名、クラス名、使用テキスト、補習希望内容をお知らせください。
● 今後の予定
6月1日(日)15:30~17:30(川北ナタリア先生の「ロシア民謡とロマンスを歌う会」のためこの日は時間変更)
6月29日(日)13:30~15:30
7月27日(日)13:30~15:30
8月31日(日)13:30~15:30
9月28日(日)13:30~15:30
実施予定日は協会の行事との兼ね合いなどで変更になる場合もありますので、ご了承のほどお願い申し上げます。次月の予定日は、教室の寺子屋掲示板、機関紙およびFacebookでお知らせいたしますので、ご確認ください。
ナタリア先生と一緒にロシア民謡とロマンスを歌う会
ロシア語で歌ってみたい方、大歓迎!
ロシア語ができなくても大丈夫、日本語の説明つきです。
ロシア語を学んでいる方、大歓迎!
もっと発音がきれいになり、ロシア語が上達します。
題材:ロシアロマンス「夜は明るく」、民謡「祖国」
日時:6月1日(日)13:30 ~15:30
会場:横浜平和と労働会館2階 音楽センター
参加費:会員1500円、一般2,000円
川北ナタリア プロフィール
クラスノダール国立音楽学校民謡独唱・合唱クラス卒業
国立音楽教育カレッジ声楽科入学
地方や市の歌唱コンクールにソロ歌手として参加
お申し込み・お問い合わせ:
TEL/FAX 045-201-3714
メール yokohama-rosiago@hotmail.co.jp
教室ホームページ
5月31日には北川先生門下生の発表会があります。当教室のドムラ生徒も会に向けて目下練習中です。
授業予定
(前半残り)5月24日※、6月7日、6月21日
(後半)7月12日、7月19日、8月2日、8月23日、9月(2回、未定)
※5月24日はお茶の水の別会場で通常と異なる時間帯にレッスン予定
生徒募集クラス
17:00~17:45 ドムラ初級
18:00~18:45 バラライカ初級
講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円
お申し込み・お問い合わせ:
eurask2@hotmail.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
マトリョミンは他のどんな楽器とも違う、触らないで弾くという不思議な奏法がとても面白い楽器です。
ワンフレーズ弾くぐらいなら触れたその日からでもOK。
可愛さ、不思議さ、ロシアっぽさなどもさることながら、楽器としてのポテンシャルも非常に高く、弾く人の内面を如実に映し出します。
会社や友人同士の集まりに持って行くと、話題性もパフォーマンス性も抜群で、注目の的です。
一度、教室に遊びにいらっしゃいませんか。見学、体験も大歓迎です。
日程:毎月1回、土曜日開講
2014年度前期日程:4/6, 5/17, 6/21, 7/19, 8/16, 9/20
※レッスン日に見学随時可能です。発表会、協会行事等で演奏の機会もあります。是非お気軽にご参加ください!
◆アンサンブルクラス(90分)
13:00~14:30 (満席)
◆グループレッスン
Aクラス 14:45~15:45 (空席1)
Bクラス 15:55~16:55 (空席3)
入学金:3,000円(継続の方、休学1年以内の方、当協会会員は免除)
受講料:アンサンブル3,600円×6回=21,600円、グループレッスン3,085円×6回=18,510円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:平野 麻里(マトリョミン演奏家、指導者)
お申し込み・お問い合わせ
minatomirai_matoryomin@yahoo.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
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イベント参加報告
チェルノブイリ28周年救援キャンペーン 講演会「チェルノブイリと福島」
今年は、チェルノブイリ被爆者の講演会、フォト・ジャーナリストの広河隆一氏のチェルノブイリ最新事情報告の二部構成だった。
第一部では、混迷続くウクライナから来日したシネオカヤ・インナさんの講演。
インナさんは、4歳のときにチェルノブイリ原発事故で被曝、13歳のときに甲状腺がんの手術を受けて以来、さまざまな放射線障害や健康問題に悩まされてきた。
治療に莫大な費用がかかり母子家庭の生活は困窮、チェルノブイリ子ども基金に巡り合って保養をするようになり、同じ障害で悩む仲間とも知り合った。
大学を卒業し結婚もするが、妊娠してからガンが再発した。どの病院からも中絶を勧められ、妊婦健診さえ拒否された。それでも彼女は強い決意をもって娘を出産。
現在、娘は5歳になった。インナさん本人の体調も万全とはいえないが、娘のために生きていきたいという強い信念をもち、福島で起こった原発事故で被害を受けた子どもたちにも心を寄せている。
第二部講演者の広河隆一氏は今年 3月にチェルノブイリ取材から帰ってきたばかり。定点観測地となる場所で、28年後の残存放射線量を調査した。チェルノブイリ周辺の町村の値は、原発事故後3年目の福島県各地の放射線量と同じレベルであった。ただチェルノブイリでは、安全宣言が出されたはずの町村を人々は放棄。要するにまだ安全ではなかったということが明るみになったのだ。一方福島では、放射線量がチェルノブイリと同レベルであるにもかかわらず人々は住み続け、逆に避難解除が行われている。チェルノブイリででは、除染をして人を回帰させるより避難する方を重要視している。両者の違いが今後どのような結果をもたらすか、広河氏は危惧する。
さらに広河氏は、自身がサポートしている沖縄・球美で行っている子どもたちの保養活動についても報告。短期間でも保養をすることで、被曝を軽減し心身ともに免疫力を増幅させる効果があるという。しかし、現実には費用の問題、保養に対する周囲の無理解(保養に行くことが、福島は危険であると宣伝するようなものだとして非難される)が大きな問題となっている。福島も原発事故後3年目となり、これから放射線障害の早期発見や治療が本当に必要となってくる。危険を隠すような風潮がこれ以上進むことになれば、子どもの健康問題はチェルノブイリの比ではなくなるだろう。
広河氏のチェルノブイリ最新報告は、フォト・ジャーナル「DAYS JAPAN」6月号に詳細が掲載予定だ。関心のある方は、ぜひお読みいただきたい。
(文:滝沢/撮影:チェルノブイリ子ども基金)
神奈川県日本ユーラシア協会のニコニコチャンネルが開設されました!
ここでは、横浜ロシア語教室の講師らが出演するWEBロシア語講座の他、協会の各種活動&催しの動画も視聴することができます。
参加し損ねてしまった面白そうな催し物もかいま見れるチャンス!ぜひ訪れて、お気に入り登録を!
※アクセス方法
「ニコニコチャンネル」で検索→「ニコニコチャンネル」TOPページ上部のチャンネル分類「生活」をクリック→「生活」チャンネル内に「神奈川県日本ユーラシア協会」のチャンネルがあります!
ロシア・ユーラシア(旧ソ連)諸国のスポーツ選手を中心に美麗写真でレポートする「ユーラシアスポーツ」。第1号では、2013~2014年シーズンの体操・新体操・フィギュアスケートの大会を特集。2013国際ジュニア体操競技大会、イオンカップ2013世界新体操クラブ選手権大会、2013NHK杯国際フィギュアスケート競技大会、2013ロステレコム杯国際フィギュアスケート競技大会の模様をお伝えします。
写真・森 美和、文・ユーラシアスポーツ編集部。B5版、オールカラー、全16ページ。
会員の皆様には5月号機関紙に同封しました。是非ごらんください。
一般の方、会員で追加をご希望の方には、1部200円(送料込)でお譲りします。購入は神奈川県日本ユーラシア協会事務所、オンラインショップ「うにべるま~ぐ」 、電話・FAX申込 045-201-3714 で。
当協会スポーツ専用サイトEurasia-Sportsもごらんください。
投稿歓迎!
ユーラシア関連記事、写真、本紙に関するご意見・ご感想など歓迎します。記事は1記事800字以内を目安にお願いします。紙面の都合により若干編集する場合、分割して掲載する場合がありますがご了承ください。ペンネームでの掲載・肩書をご希望の場合はお書き添えください。特に記載のない場合はフルネーム(WEB版では苗字のみ)で掲載させていただきます。締切は毎月末になります。投稿はEメール・郵便・FAXのいずれかで。宛先は下記の通りです。
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部
〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館1階・5階
Fax 045‐201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
(機関紙編集部)
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とき:5月24日(土)~6月6日(金)
ところ:オーディトリウム渋谷
内容:デジタルフィルムの登場まで、私たちが観る映画は35ミリが主流でした。多くのソクーロフ作品や「キン・ザ・ザ」などを配給してきたパンドラとアップリンクによる貴重な鑑賞会です。
料金:一般1300円、シニア1100円、回数券3回で3000円ほか
問合せ:03-6809-0538 同劇場
シベリアと北方世界の音楽~アルタイ・ハカス・トゥバ・サハ・アイヌ~
とき:6月1日(日)18:30開場 19:00開演
ところ:驢馬駱駝 ろまらくだ 東京都中野区東中野2-25-6 PAO9F
出演:KAPIW&APAPPO(アイヌ音楽)、アルトィン・タイガ(アルタイ・ハカス音楽)、直川礼緒(サハ・ハカスほか)、梅木秀徳(アルタイ・モンゴルほか)、寺田亮平(トゥバ音楽)
チケット:予約2800円(100席限定)、当日3300円(予約満席の場合は当日券なし)
問合せ・予約:siberia.hoppou@gmail.com、070-6655-4479(寺田)
日本口琴協会より、珍しいシベリアや北方関連のCD・グッズの販売も同時開催。
ソヴィエト・フィルム・クラシックス
とき:6月7日(土)~20日(金)
ところ:オーディトリウム渋谷(渋谷区円山町1-5)
内容:「白いハト」「スタフ王の野蛮な狩り」「炎628」「希望の樹」「僕の無事を祈ってくれ」など、ソヴィエト社会主義共和国連邦の15共和国で制作された名作30本を一挙上映。
料金:1回券1000円、5回券4000円、ユーロスペース、アテネ・フランセ文化センター会員は割引あり。高校生=1回券600円
問合せ:03-6809-0538 同劇場
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
とき:6月18日(水)~9月1日(月)
毎週火曜日休館 ただし、8月12日(火)は開館
ところ:国立新美術館(六本木)
料金:1,500円(一般)1,200円(大学生)600円(高校生)
問合せ:03-6812-9925 同美術館
♪プレゼント♪ 会員のみなさまへの感謝 先着10組20名様ご招待
マリヤ・マクサコワとモスクワ・マラジョージヌィ室内オーケストラ
ヴァレーリー・ヴォロナ指揮
とき:2014年6月5日(木)18:30開場 19:00開演
ところ:横浜・関内ホール(JR京浜東北根岸線関内駅北口徒歩5分、市営地下鉄関内駅9番出口徒歩15分)
ロシアの若い世代に人気の室内オーケストラと、ロシアオペラ界のスター・マクサコワ(メゾソプラノ)が夢の共演!会員の皆様に日頃の感謝を込めて、招待券をプレゼントします。全席指定。
招待券お申し込みは神奈川県日本ユーラシア協会事務局(TEL/FAX 045-201-3714, E-Mail eurask2@hotmail.co.jp)まで。
※チケットはお申し込み後、桜木町の協会事務所まで受け取りにおいで下さい。
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日露領土問題の歴史(12)
1731年 国後・択捉の原住民首長らが松前藩主を訪ね献上品を贈った。これは藩主への服従の意を表すものである。1733年、ベーリングはアレクセイ・チリコフとともに、アメリカ大陸北部沿岸の調査のために2度目の探検を行った。千島列島地図の作成と日本への海路の探索の任務を受けたマルティン・シュパンベルクも同行した。
(写真)旧ソ連の切手 アレクセイ・チリコフ、ベーリング アラスカ探検250年
シュパンベルクはデンマーク人、ロシアの航海者で、1728年にはベーリングの第1次航海にも加わった。第2次ベーリング探検隊では3度にわたり千島列島および日本近海を航行した。日本に到達したのは4隻の船を率いた元文4(1739)年の第2回航海の時で,仙台領網地島沖で日本人と接触し,またワリトンの指揮する僚船は安房国天津村に乗組員を上陸させた。これらの船はわが国では「元文の黒船」として知られ,幕府は彼らの残した貨幣やトランプ札を長崎のオランダ商館に照会して「もすこうびや」(当時の言葉でモスクワの事)の船であることが判った。
1734年 ロシア最初の日本に関する書物「日本紀事」が出版された。原本はロシア語であるが当時のヨーロッパに大きな反響を呼び世界各国語に翻訳・出版された。このドイツ語訳がオランダ語に翻訳されそれがさらに日本語に訳されたのは実に文政4年(1821)の事であった。
1737年 松前藩はキリタップのアイヌの騒乱により、交易船派遣を中止した。1738年 シパンベルクはウルップ沖に到達したがここでロシアに引き返した。1739年 シパンベルクは再びクリルを南下し、千葉県沖に到達。帰路、7月には、色丹島・野付半島と思われるところに上陸。このとき、原住民から「日本の支配下にあるのはマツマエ島(北海道)のみであり、このあたりは誰の支配下にもない」との説明を受ける(ここで言っている日本とは和人の事ではなく、松前藩に服従しているアッケシアイヌのことと思われる)。
シパンベルクは「これらの島々は誰の支配下にないので、女帝陛下の支配に入れることは可能」と報告している。1742年 シパンベルク隊のシェルチングは樺太東岸を探検し測量した。
~続く~
(柴田)
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