第60回ロシア語能力検定試験 アンケートに見る受験者の傾向
10月6日(土)、7日(日)に、第60回試験ロシア語能力検定試験が全国14会場で実施されました。横浜会場では1級3名、2級14名(欠席2名)、3級19名(欠席5名)、4級14名(欠席2名)、計50名の方が受験されました。
今回も受験者アンケートをお願いしました。 質問項目は以下のとおりです。
(1)ロシア語を何処で学習していますか?(2)検定試験があることを何処で知りましたか?(3)横浜ロシア語教室を知っていましたか?(4)ロシア語をどのように活かそうと思いますか?
(1)の学習場所は、4級の57%が「通学している学校」、3級では42%、2級になると36%です。逆に独習は4級では21%、3級は32%、2級は36%、1級は67%と、級が上がるにつれて独習者の割合が増えていく傾向が読み取れます。
(2)の検定を知ったのは、4級では64%が「学校・先生を通じて」でしたが、3級では「学校・先生」と「ホームページ」が半々、2級、1級では半数以上がホームページを見て知ったと回答しています。
(3)の横浜ロシア語教室については、総じて約半数の方々が既にご存知と回答されましたが、級が上がるにつれて知名度が上がっています。
(4)のロシア語学習の目的は、複数回答ありですが、全体では「仕事」がトップで52%、次いで「個人的な趣味」の46%、3番目が「ロシア人との会話や手紙」で28%でした。級別では球が上がるほど「仕事」の割合が上がり、「趣味」の割合が下がる傾向が見られますが、「ロシア人との会話や手紙」はいずれの級でも3割程度の方が選択されており、学習レベルに関わらずネイティブとの交流を目的とされる方が多いことが分かりました。
(桜井)
好天に恵まれ盛況だったけど、振るわなかったボルシチ
~よこはま国際フェスタ2012報告~
10月20日(土)21日(日)の2日間にわたって、横浜みなとみらいの象の鼻パークで行われた今年の国際フェスタは、雨で1日流れた去年とは異なり、両日共に好天に恵まれました。
今年も食販ブースで出店するので、前日からスタッフが協会事務所に集合して、ボルシチやペリメニ、物販品を準備して、当日に備えました。今年はスタッフが少なく、協会を出たときは11時を過ぎていました。
今年の店の位置は去年とほぼ変わらない、ステージから2番目に近い場所でしたが、1番目のパキスタンの店が、肉などを直火で焼くので、その煙やすすが舞い込んで大変でした。またその店にたびたび行列ができるものだから、お客が吸い取られるような状況になりました。
また気温が高かったせいもあって、ボルシチの売れ行きが悪く、2日間で去年の1日分にも届かないというありさまでした。その中でも、ボルシチにペリメニを入れた新メニュー、ボルシチペリメニは、たいへんおいしく、売れ行きが悪い中でも、ヒットメニューになりました。またペリメニもボルシチに比べるとよく売れた印象が残りました。
しかしながら、一番好評だったのがワインでした。カップでの試飲が200円とどこよりも安かったのと気温が高かったせいだと思われます。但し、それでも1日当たりでは去年に比べて特別よく売れたわけではなく、やはりボルシチの売れ行きの悪さのゆえに、良く売れた印象が残ったのです。
また意外と民芸品も好調でした。もともと多くは並べていなかったのですが、チェブラーシカのぬいぐるみや、マトリョーシカは売り切れました。
協会活動の展示は、写真などを貼り出すことができず、不十分なものでしたが、それでも並べておいた県連版の機関紙や協会のパンフレットなどは、1日目に無くなってしまい、展示の不十分さを少しは補うものとなったと思われます。
今年は当日もスタッフが少なく、休憩もままならない状況でした。またロシア人スタッフも来れなかったのですが、店にはそれなりにロシア人が立ち寄ってくれ、数年ぶりに訪れてくれたロシア人もいたりなど、ロシア関係の店としては面目が立ったものと思われます。さらにスタッフがFacebookなどで呼びかけた人たちが訪れたり、スタッフの友人がスタッフとして参加するなど、新しい傾向もみられました。
準備段階、当日を通していろいろな問題点がありましたが、後日開いた実行委員会で論議し、マニュアルを作成するなど、徐々に改善していきます。
最後にまとめると、スタッフの参加は準備も含めて延べ20人、食販、物販では、売上高の数字は出しませんが、ボルシチが振るわなかったにもかかわらず、黒字になりました。
そして、この出店に係わっていただいたみなさん、たいへんご苦労様でした。
(田中)