2011年4月号(通算594号) バックナンバー |
今月の表紙:世界ジュニアフィギュアスケート選手権 アイスダンス優勝 モニコ・ハリャービン組(ロシア) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ シリーズ・ロシアの現在第2弾
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 平和の大切さとこれからの生活を考えた旅
♪見よ アムールに波白く ハバロフスクの旅から戻ってきても、この歌声が耳元で聞こえてきます。 3度目の正直(夢実現)で、ついにハバロフスクへの旅が実現しました。 1度目は、2年前に夫が交通事故にあい、夫の退院予定の1日前に義母が亡くなった時です。ハバロフスクへの旅を断念しました。 昨年は、私の両親を介護するために同居を始めたので、行くことはできませんでした。 今年も両親の介護はあったのですが、37年間働いて退職ということもあり、自分への“ごほうび”にこの旅に参加しようと決心しました。決心すれば、私の思いが伝わり、周囲は、温かく支援の手を差しのべてくれました。娘が仕事の休暇をとって快く留守番を引き受けてくれました。 この「決心」のおかげで、ハバロフスクの旅からたくさんのすてきなお土産を持ち帰ることができました。 退職してから介護中心の生活になっていた私に とって、“生きる希望”を得ることのできた旅になりました。 ホームステイでお世話になったご家族は、両親と子ども2人のマンション暮らしをされていたお宅でした。マンションは、かなり老朽化していましたが、部屋は、気持ちよく整理整頓されていました。予定が変更になり、急きょ私達二人が、ホームステイさせていただくことになったのに、ラリーサさん家族は、笑顔を絶やすことがありませんでした。息子のマキシム君は、キャンプで不在でしたが、ダンスの公演で来日したことのある11歳の娘さんが、民族衣装で、ラリーサさんの夫と向かえてくださいました。 一言もロシア語の話せない私でしたが、林さん、木佐森さんの堪能な通訳で、ロシアの生活についてたくさんの話を聞くことができました。ロシアの社会体制が変わってからの暮らしぶりについて、下の階に住んでおられる夫のご両親からもお話を伺うことができました。年金や教育については、私にとって身近なことだったので、ラリーサさんの手作りのおいしいロシアの家庭料理をいただきながら、興味深く耳を傾けました。そして、ご夫婦が編集された二人のお子さんのビデオから、大切に大切に子育てされているお子さんへの愛情を感じました。国の違いはあっても温かい家庭生活を築いていこうという前向きさから平和の大切さを考えさせられました。 それは、オケアンキャンプに参加したことで、“平和の大切さ”をより深くしました。 200余名のロシアの子ども達が、私達を拍手と笑顔で迎えてくれたのです。子ども達と挨拶する手から温かさと希望が伝わってきました。一緒に遊びながら、日本の子どもとかわらない人なつこさが感じられました。これも、平和だからできることなんだと平和であることの喜びに感謝しました。そして、また子ども達ともう一度一緒に暮らしたいという願いがふくらみました。ハバロフスクで、子ども達の笑顔に出会えたことは、介護だけでないこれからの生活を考えるチャンスを私に与えてくれました。 そして、こうしたチャンスを見つけられたのは、何よりも一緒にハバロフスクへ旅した仲間です。仲間のおかげで、5泊6日のハバロフスクの旅は、私の新しい出発のきっかけになりました。 (赤井 恵子) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 第114期ロシア語教室 4月開講!入門~上級、月曜~土曜。各クラス全15回。個人レッスンのご相談にも応じます。各クラス等の詳細は教室ホームページをごらん下さい。曜日・時間・講師は変更される可能性もありますので、見学・入学をご希望の方は事前に事務局までお問い合わせ下さい。
お申し込み・お問い合わせ: ◆ 春のロシア語公開講座開かれる3月26日(土)横浜ロシア語教室恒例、春の公開講座が開催されました。初めてロシア語を勉強する方のための講座「ロシア語入門」ロシア語の基礎を学んだ方のやさしい会話クラス「やさしいロシア語会話」の2コースです。 講師は当協会ロシア語講師須藤アレキサンドラ先生。当日、「入門」コースには11名の参加があり先生の指導の下АБВと教室いっぱいに声を張り上げ熱心に取り組んでいました。又、「会話」コースには6名が参加。そのほとんどの方が当協会の入門クラスを受講された方で、和気あいあいの中にもスキルアップを目指す意気込みが見られました。 受講生最年少は中学2年生。遠くは山梨県からの参加者でした。 (梅津) ◆ 日本語教室 Курсы японского языка 生徒募集中!!現在大橋先生、加田先生、多田先生、渡辺先生が教えておられます。生徒は4名です。 この2月から、新中学一年生のM君が週に3~4回通い、春期講習のように頑張っています。
月曜~金曜、10:00~17:00の間、1コマ90分。 ◆ ロシア民族楽器 「バラライカ」「ドムラ」教室
毎月2回、土曜日開講 ◆ みなとみらいマトリョミン教室 4月新学期開講
日程:毎月1回、土曜日開講/4月16日、5月21日、6月18日、7月16日、8月20日 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 東日本大震災とロシアの反響●メドベージェフ大統領の発言大統領は3月28日、日本で救助作業にあたった隊員らと会見した中で、「日本との関係は、すべてがうまくいっているとはいえず、意見が食い違っている問題もあるものの、このような状況の際の優先課題は、我々の隣国、パートナーを助けるということだ。」と述べた。 ●29日モスクワでスヴェトラノフ記念ロシア国立交響楽団による東日本大震災被災者救援チャリティー・コンサートが催された。このコンサートでは日本人に深く愛されているチャイコフスキーの作品が演奏され、収益は、在ロシア日本大使館が開設している特別口座に振り込まれた。ある音楽家は「われわれが日本人を助けるのは当たり前のことだ。」と述べた。 ●ロシア国営原子力企業「ロスアトム」社会評議会のメンバー、ウラジーミル・クズネツォフ教授談
「2号機では、原子炉の底で溶解が生じており、放射性物質がおそらく土壌にしみ込み、海に流れ込む可能性がある。 (柴田) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 組織状況(2011年3月31日現在) 年初会員数:220名、入会者数:2名、退会者数:8名、3月31日現在会員数:214名。年初比6名減。前年同期比7名増。入会者数より退会者数が多い状況が今年になってから3箇月続いています。 年度末目標数は250名です。会員の総意である決定事項は必ずやり遂げる立場で、目標に向かって一日、一日新入会員の積極的な勧誘に細心の注意を払いましょう。 退会者数を念頭に入れると今年度残り9箇月で35名{毎月4名}の純増は大いなる努力を必要とします。漠然と拡大に取り組むのではなく、役員会で事業ごとの年間拡大計画を立て、入会対象者を挙げ、勧誘するなど具体策を決め、取り組むことが大切です。 ◆ 財政状況
昨年度に比べ、事業総額は1.7%減、当期剰余金は339,671円の減となりました。
(柴田) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ ユーラシア芸能●マシーナ・ヴレーメニ、東日本大震災チャリティコンサート開催!●ユーロヴィジョン2011 ロシアからはアレクセイ・ヴァラビヨフが出場決定!●ファーブリカ・ズヴョーズド 再始動!
詳細は協会ブログ「ロシア芸能」カテゴリーで。 ◆ 映画・演劇劇団東演第136回公演
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 【日本ユーラシア協会本部からのお願い】
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ チェルノブイリ25周年 命・自然
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ ホフロマ調サモワール3点セット 52,500円ロシアの有名な民芸品・ホフロマ塗りを施した苺柄のクラシカルなセット。 ◆ 銀色サモワール3点セット 49,800円優美な銀色のサモワール・ティーポット・トレイの3点セット。 ◆ 木炭式サモワール 5L 60,000円昔ながらの貴重な木炭式サモワール。庭やアウトドアでの使用をお勧めします。
●取扱商品の詳細は協会事務所、または協会主催オンラインショップ「うにべるま~ぐ」でごらん下さい。 4月1日~9月15日の全品売上の5%を震災義援金として寄付しますNPO法人神奈川県日本ユーラシア協会は、2011年4月1日(金)より9月15日(木)までの「うにべるま~ぐ」取り扱い全商品の売上の5%を、3月11日の東日本大震災の被害を受けた方々への義援金として、日本赤十字社(予定)を通じて寄付することを決定いたしました。 被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ 第60回 アンドレイ・ボゴリュブスキー(統治1169-1174)の青年時代~キエフ大公国からウラジーミル大公国へ~協会サイト内 ロシア興亡史のページ をごらん下さい。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定非営利活動法人 神奈川県日本ユーラシア協会
(c) Copyright by Specified Nonprofit Corporation Kanagawa Japan-Eurasia Society. |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||