ユーラシア地図 特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会 インターネット版機関紙「日本とユーラシア」 神奈川県地図

2006年8月号

1.行事予定

2.活動報告

3.教室案内

4.組織・財政

5.今月のお勧め商品

6.何でも掲示板

7.ロシア芸能

8.スポーツ

9.ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

10.政治・経済コラム

11.中世ロシア興亡史

12.最近のロシア&日ロ関係

13.露語で読む現代の世界
今月の表紙:フィギュアスケート女子シングル エレーナ・ソコロワ(ロシア) ドリームオンアイス2006にて

バックナンバー



行事予定

■ハバロフスクへ行ってきます!

◎8月14日(月)~18日(金)
第8回大河アムール・大自然とふれあいの旅

◎8月15日(火)~21日(月)
大河アムール・大自然とふれあいの旅+ダーチャ訪問の旅

◎8月25日(金)~28日(月)
極東ハバロフスク ダーチャ訪問の旅4日間

今年は上記3グループで夏のハバロフスクを訪問します!
元気で楽しんで来られますように!!


■ハバロフスク旅行 事後交流会

日時:2006年9月24日(日)13:00~
会場:横浜平和と労働会館3階
会費:1,000円
内容:ビデオ上映、写真交換、会食、みやげ話など


■中村会長・大山理事出版記念講演と祝賀会

中村平八会長の著書「ソ連邦からロシアへ」(白桃書房)と 大山麻稀子理事の共著書「ロシア革命と亡命思想家1900-1946」(成文社)の 出版記念講演と祝賀会を、横浜平和と労働会館で行います。
大山先生の共著書出版の遅れとウズベキスタン派遣延期の為、 日程が再度変更になりますが、10月後半の日曜日に実施する予定です。


終戦記念行事・ロシア戦争映画 「Звезда(ズヴェズダー=星)」ビデオ鑑賞会

日時:2006年8月27日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5階
資料代:500円
解説・字幕カード製作:大塚 明
※詳細はリンク先をごらん下さい。


■ロシア人墓地慰霊祭・記念講演会

日程:2006年11月5日(日)
ロシア正教、日本史、郷土史などに興味のある方を募り、 正教会関係者も含めた実行委員会の設立を検討中です。 また、8月半ばに当会と横浜ハリストス正教会の司祭様との相談があります。経過は後日報告します。


■横浜国際フェスタ

日時:2006年11月18日(土)、19日(日)10:00~17:00
会場:パシフィコ横浜
ロシア物産と食品の展示販売でロシアをアピールします。
当日のボランティアスタッフも募集中です。


ロシア語能力検定試験

※詳細はリンク先をごらん下さい。


ロシア語能力検定試験対策講座、9月開講!

※詳細はリンク先をごらん下さい。



活動報告

■多彩な企画に期待 旅行説明会

 最高齢は93歳、最年少は幼稚園年長組の5歳。今年の旅行参加者の年齢の幅は3世代どころか、4世代にも渡るほどの広がりです。

 その旅行説明会が、7月16日(日)に行なわれました。今回はコースが3つに分かれての説明会となりました。一つは例年 どおりの月~金の4泊5日コース。二つ目は火~月の6泊7日コース。そして、金~月の3泊4日ダーチャ体験コースです。

 全体の開会の後、各コース毎の説明となりました。柴田理事長は6泊7日コース、関戸は4泊5日コース、一杉事務局長はダーチャコースを担当しました。特に、ダーチャコースは「ロシアにおける週末術」の著者豊田菜穂子さんをまじえての説明となりました。

 今回は、お孫さん二人を連れてのご夫婦、柴田理事長の娘さん一家、小学生連れの母子など、ご家族の参加が多いことが特徴です。また、今年は新しい企画として、コザック村への訪問や年金者の家でのコンサートなどがあります。他の旅行ツアーでは見られない、家族皆が素晴らしい体験が出来るユーラシア協会の旅行ならではの魅力です。

 参加者の心は既にハバロフスクへ。盛り上がりを予想させる説明会となりました。

(関戸)

■今年7月16日は屋上貸切 国際花火大会

花火大会鑑賞  花火  花火

 旅行説明会が終わった後は、そのまま花火大会へ。参加者の差し入れもあり、テーブルの上には、参加費500円とは思えないほどの飲食物が並びました。

 おまけに今年は屋上にはユーラシア協会以外の団体はなく、 本当に貸切状態となりました。テーブルではなく、ブルーシートを広げて腰をおろしてくつろぎ、ビール片手に談笑する姿も有り、会員同士の親睦も深まりました。会員のNさんがメル友のインナさんを誘ってお見えになり、会場に花を添えました。

 夜空に舞い上がる美しい花火を眺めつつ、旅行参加者同士の歓談にも楽しい時間を過ごしました。

花火  花火  花火

 8月1日にもMM21で神奈川新聞社の花火大会がありました。 物凄い人出でした。この日も屋上でMIFバーのAさんはじめ数人の露西亜婦人、 日本人男性が地区労の人たちと一緒にゆったりと花火を鑑賞しました。


■楽しい!素晴らしい!ロシアの文化 ~ボリショイサーカス横浜公演~

 招待券をもらったので、行ってきましたボリショイサーカス。本当に楽しくて素晴らしいサーカスでした。

 約2時間でしたが、次は何が出てくるのかと期待の連続。動物の曲芸や、華やかな空中ブランコ、ダイナミックなアクロバットなどに酔いしれました。また、幕間のピエロのおどけた演技は観客を巻き込んで笑いの渦でした。

 余談ですが、何枚かもらった招待券を関戸の職場で配ったところ、見てきた人は「あんなに楽しいサーカスは初めて」「今まで知らなかったけど、ロシアってすごいね」と会場の興奮そのままの感想を述べてくれました。

 本当に素晴らしいのですが、関戸はここでちょっと考えてしまうのです。ボリショイサーカスは「ロシア国立ボリショイサーカス」です。国が行なっているのです。日本では、サーカスを国が援助しているでしょうか。それどころか、日本は文化に税金をかけているのです。入場税がそれです。これは1944年に当時の東条英機首相が「戦争下の時局重大な時に、演劇だの音楽だのにうつつをぬかす非国民からは税金を取れ」と導入されたのです。その後、戦争が終わってからも入場税は廃止されることなく、今も続いているのです。

 「文化は腹の足しにはならぬが、人は文化を食わねば動物になってしまう」という言葉を聞いたことがあります。大人も子供もともに楽しめる文化を日常味わえるロシアと、高い料金を払って、年に何回かしか行けない日本。「文化を食う」ことでは雲泥の差ではないか、と考えさせらる一日でした。

(関戸)



教室案内

第104期ロシア語教室 生徒募集中!

入門、初級、中級、会話 月曜~土曜午前・夜間
中途入学可能、授業見学随時&無料、個人レッスンのご相談にも応じます。お問い合わせは事務局まで。

※夏休みは8月14日(月)~26日(土)までです。
※第105期は10月10日(火)開講。皆さんのニーズに応えてあらゆるレベルの講義を提供したいと考えています。新しい企画の提案やご意見・ご要望などもお待ちしています。


ロシア民族楽器「ドムラ」「バラライカ」教室

初心者グループレッスン生徒、アンサンブルメンバー募集中。毎週土曜日、横浜平和と労働会館2階音楽センターにて田所俊一先生が指導。
アイサ先生帰国中のため、上級者個人レッスンの新規受付は休止させていただきます。


「ロシアの歌」

サンクトペテルブルク音楽院で学んだ田所俊一氏を講師に迎え、民謡、歌曲、オペラアリアなどを歌います。
合唱・独唱いずれも可。詳細はリンク先をごらん下さい。


■ささやかながらも熱心に ~マトリョーシカ絵付け教室

 7月9日(日)に石原アナスタシアさん・大杉豪一さんを講師にマトリョーシカ絵付け教室が開講しました。

 この日は初回で、3名の受講生が参加。その内二人はご夫婦での参加でした。1名は過去にマトリョーシカを手がけたことがある経験者。いずれも真新しい白木を持ち、下絵から開始。両講師の熱心な指導を受けていました。およそ3時間の教室でしたが、時間がたつのを忘れるほど熱中しました。残念なことに、その姿をカメラに収めることを忘れてしまって、皆様に伝えることが出来ません。これは関戸のチョンボです。

 マトリョーシカは神奈川県箱根の入れ子人形が発祥です。地元神奈川と密接な関係を持つマトリョーシカの教室が出来たことは大変素晴らしいことです。受講生は、「これからもまた受講したい」と言っていました。その声が実現し、8月も13日(日)にまた開講されます。興味のある方は、ぜひご参加ください。ささやかな開講でしたが、これからも熱心な受講生が増えることを願ってやみません。

(関戸)

マトリョーシカ絵付け教室
次回日時:8月13日(日)14:00~17:00
会場:横浜平和と労働会館5階
参加費:2,000円(テキスト代・材料費別途)
持ち物:鉛筆、水彩絵の具、絵筆
初めての方や単発参加の方も歓迎です。
お申し込み、お問い合わせは事務局まで。


■サモワール・スポット

 7月29日(土)、ターニャ先生と生徒8人で開催しました。

 日本語訳では「あれ?」とされる3例がテキストにあり、その使い分けを教わりました。
 Да ну? (疑いを含んで)
 Вот это да! (自分の目で見ての驚き)
 Ого! (男性が使う言葉)

 先生からのアドバイスで、「とりあえず会話は、Яと вы について知っていれば足りる」と言われ、なるほどなあと思いました。ロシア語学科の学生でもないくせに、全部の変化を覚えなくてはと思うことで、結果何回も学習が頓挫している私なので。

 麻布十番にNISSINというお店があり、先生のお気に入りだそうです。世界中の食材を扱っていて、кролик や лягушкаもあるそうです。

 今日のедаは、白身魚とゆで卵のサラダとпельмени(シベリア風水餃子)。サラダのレシピはアエロフロートの機内誌に載っていたもので、白身魚(タラ)の歯ごたえがおいしかったです。

 次回予定は8月19日(土)10時30分からです。もしかしたらメンバーによる「サハリン風ジンギスカン」を食べられるかも。当サークルは、開催は月1回。出欠・継続・単発参加など、自律・自由で、参加費はその都度参加した人数で割り勘にするという、とっても「いい」加減なサークル。平均年齢は60歳をたぶん越える、初心者中心です。参加希望やお問い合わせは協会まで。

(前田)



組織・財政

■組織状況

(1~7月)
年初会員数:300名、
入会者数:23名、
退会者数:40名、
7月末会員数:283名。

O先生や事務局の奮闘で先月末に比べ、4名の純増で一定の成果が上がっています。

然しながら拡大の絶対数が少なく、年初比で17名という軽視できない減少です。

毎日、会員の拡大を念頭に活動しましょう。会員数こそ協会活動の総ての結果を表すものです。スタッフ、講師や会員の皆様の一層のご協力をお願いします。

昨年は通年で90名の入会者がありましたから、今年は残りの5ヶ月で67名、一ヶ月平均では14名の拡大を実現しましょう。二日に一人ですからみんながその気になれば不可能な数字ではありません。

退会者数は入会者数の174%にも2倍上っています。いっそう会員の要求に応える活動に注力しましょう。

大量宣伝に努力し、通年では昨年度を上回る語学学習者を迎えることが是非とも必要です。

また、夏のハバロフスク旅行には昨年の35名を大幅に上回る57名もの参加者を組織できましたので、総ての成人参加者に鄭重に入会をお願いして、会員を増やしましょう。

これがひとつの「天王山」になります。


■財政状況

(1~7月)
総収入 8,918,062円
前年同期 8,253,477円、前年比 108%

総支出 8,391,221円
前年同期 7,676,426円、前年比 109%
税引き前収支差額 526,841円
前年同期577,051円、前年比91%
当期未処分利益941,322円
前年同期547,890円、前年比171%

概況
総収入は前年度比で8%増と順調に伸びています。

一方、支出は昨年度を9%上回りました。

これにより税引き前の収支差額では前期比9%の減ですが、前期繰越を含む当期未処分利益では71%増となりました。

これは目的意識的に語学教室などに力を注いだ為です。

この努力のおかげで、財政状況は先月に比べかなり改善しています。

今後5ヶ月間、着実にロシア語、日本語生徒、旅行参加者などを増やし、会員に迎え入れ、入会金・会費や各種収入の増大を図るとともに、諸経費の合理的節減を図ることが大切です。事業の拡大には資金が必要です。今後の新しい事業のために利益の増大.蓄積を図りましょう。

「NPOと言うのは利益を上げてはいけない。」と考えている方もあるようですが、「あげた利益を事業本来の目的にのみ支出し、配当などはしない。」と言うのが正確なのです。



今月のお勧め商品

旬の野菜・ビーツ ¥840/1kg

今月も毎週入荷しています。
新聞紙に包んで冷蔵庫で保存すれば長持ちします。
次に紹介する料理本に出ている夏の冷たいボルシチなど作ってみてはいかがでしょう。

◆先月号で紹介したビーツのクワスは柴田理事長が早速作って毎日飲んでおられます。
発酵すると炭酸で発泡し、ビーツの赤紫色も美しく、味は甘くなく土の薫りがしておいしく、 そのまま飲んでもスープにしても美味ですが、 約3分の1量のサイダーで割ったものをお客様に出すと皆喜んでくれるそうです。
皆さんもお試し下さい!


家庭で作れるロシア料理 ¥1,680

「ロシアの人たちが週末にこぞって出かける菜園つきセカンドハウス、ダーチャ。
そこで収穫した新鮮な食材を使った伝統料理をはじめ、広大な大地が生んだ豊かな郷土料理など、ロシア料理の知られざる魅力をレシピとエッセイで紹介。」

フードコーディネーター荻野さんとロシア文学者沼野さんの最強W恭子コンビによる本書は、 内容が本格的なのはもちろん、料理の写真やページデザインもきれいで、食欲と料理欲をそそります。
ロシア料理に初めて接する方にも、ある程度ご存知の方にもお勧めできる一冊です。
当協会事務所でも取扱中、売り切れの場合は取り寄せ可能。


ロシア民族衣装「ルバーシカ」 ¥6,300

柄違いで5着入荷しました。
たっぷりしたロシアサイズなので、ふくよかな方や大柄な方にお勧め。
一応女性用ですが、この大きさやデザインなら男性が着ても大丈夫でしょう。


商品の詳細は協会事務所、
または協会オンラインショップ「うにべるま~ぐ」でごらん下さい。



何でも掲示板

■BIG NEWS ! ! ロシア、石油相場をルーブル建てに変更

  “勘定合って銭足らず。”という言葉を聞いたことがあると思います。掛け売りが増えると現金がたりなくなって支払いが出来なくなるということです。この場合、普通の会社ならお金(現金)を工面して“銭”を合わせます。銀行は、その売上が正常なものなら、お金を貸します。これが基本的姿です。

 一方、“勘定も合わず、銭も足らず。”の場合通常は倒産・破産ということになります。然し、実際は単純ではありません。“勘定が合わなくても無限に銭を足してくれる。“奇特な人が沢山いれば、企業は倒産しません。

 身近なところでは、今、Aさんが経営指導をしている某社はこの状態です。然し、無限・未来永劫に銭を足らしてくれる奇特な人ばかりではありませんから、やがて倒産は避けられません。だから、本来の、“勘定合って銭足らず。”の状態に持って行く必要があるのです。

 さて、実は、今のアメリカも某社と同じように“勘定も合わず、銭も足らず。”状態なのです。過剰消費・イラクの戦費が収入を遥かに上回っていて本来なら倒産すべきなのです。

 でも、奇特な人(国)が沢山いて米ドル国債を購入しドル紙幣で貿易決済をしてくれているので輪転機を回すだけで、“銭たりる。”状態になるのです。今一番、アメリカに銭を足している奇特な人は、勿論、“日本”です。誰でも奇特な人とは仲が良くなるものです。

 一方、世の中、奇特な人ばかりではありません。米ドルよりユーロ・ドルが好きな人(国)があります。そういう国とは当然仲良しにはなれません。“核を持っていなかった”イラクが攻められて、“核を持っている”北朝鮮が攻められないのは何故でしょうか。答えは簡単です。 イラクは石油代金決済を“米ドルからユーロ・ドル”に変更したので、仲良しだったのに喧嘩になっちゃったのです。北朝鮮は表面的には対立していますが、石油もないので攻める理由がないし、まだ米ドルを使っているので戦争をしないのです。(偽米ドルを作るということは米ドルを信頼している証拠です。)ついでながら、北朝鮮の公式ホームページ“ネナラ” http://www.kcckp.net/ru/art/music/index.php の WEBショップはドル決済です。嘘だと思ったら是非ホームページをご覧下さい。(このサイトは笑えるしロシア語の勉強にもなります。例として、金主席の“革命日誌”に、“モイセーエフ・バレエ団の鑑賞”というのがありました。)

 さて、6月某日に、ロシアは石油取引を米ドル建てからルーブル建てにするという決定を行ったのですが、これは、モスクワ在住のK氏の言によれば正に歴史的な出来事なのです。(イラクが米ドルからユーロにシフトしたのとは比べものにならない位のインパクトを与える、歴史に記録されて然るべき出来事)エリツィン時代は、奇特な人(国)の一つであったロシアも、米ドルからユーロ・ドルへのシフトが進行しておりさらには、ルーブルにも遂に偽札(北朝鮮が製造)が出回るほど、有力な通貨として復権してきています。

 ということは、世の中、奇特な人ばかりじゃなくなってきたということです。そうしたら、アメリカはどのような行動にでるでしょうか。なんとか、使わせようと力ずくでねじ伏せる(戦争??)しかないですよね。でも、戦争も未来永劫つづけられないし!!!そうすると倒産するしかないのでしょうか。

 アメリカが倒産したらどうなるかって、、、ハイパーインフレが起こって大部分の人は貧乏になるでしょう。でも心配はいりません。皆で渡れば怖くありません。その時に備えて、“農的生活----ダーチャ”を準備しておきましょう。

<米ドル先物を売りまくっている>
FXデイトレーダー


■街で見かけたヘンテコナモノ

トイカメラ 前に「アンドレイ・ベールイ」の著書をこのコーナーで紹介したのは憶えていらっしゃいますでしょうか?
その衝撃の書籍が販売されていました「有隣堂 横浜ルミネ店」でまたしても衝撃的なヘンテコナモノを発見してしまいました。
それは「トイカメラ」というもの。つまり「おもちゃカメラ」。
スポーツコーナー担当のMさんにとっては興味深い一品かな?
県連HPのリンク集の中でもロシアのカメラ製造会社「LOMO LC-A」を紹介していますが、これが「トイカメラ」。
機構は簡素なのに、撮り手の技量とちょっとした偶然でアーティスティックな作品を作ることができる。
ロシアンミニミニグッズ このトイカメラが実は「有隣堂 横浜ルミネ店」で販売されているのです!ひょっとしてロシア贔屓?
写真にはロシア語(!)で「白とクリーム色のバラ」と書かれていて、おしゃれなフォルム。
パッケージ脇にはマトリョーシカのイラストが!トイカメラはロシアが老舗なのでしょうかね?(私にはわからない・・・)
そのトイカメラコーナーには他に、ほのぼの顔マトリョーシカ(県連のものより高額!)、ネクタイピン、シールなどなど。
ロシア好きが思わず興味が出てきてしまう、ロシアンミニミニグッズがいーっぱい!
期間限定かもしれないから早めに見て見て!(MOPA)


■イスラエルは即時停戦を!

 ヒズボラとの衝突を機に、レバノンに激しい攻撃を加えてきたイスラエル軍は、「48時間の空爆停止」があけたとたんに、一万人以上の地上部隊で大規模に侵攻するなど激しい攻撃を再開しました。イスラエル軍は、国境から6-8キロの地帯まで侵攻する方針です。これまでにレバノン側で九百人以上が殺され、レバノンは全面的な破壊と人道的危機にさらされています。

 レバノンの国土と主権を破壊し、国際法をふみにじる軍事力行使の継続、拡大は断じて許されません。イスラエルはただちにレバノン領から軍を撤退させ、即時停戦に応じるべきです。国連事務総長、イスラム諸国会議機構の緊急首脳会議(3日)や多くの国々は即時停戦を求めています。

 イスラエルはレバノンに対する大規模軍事侵攻を、ヒズボラによるイスラエル兵襲撃・拉致に対する「自衛」行為だと主張しています。

 しかし、イスラエル軍がレバノン南部の国連監視所を爆撃して要員四人を殺害(7月25日)し、カナ村の避難所を空爆して多数が子どもの数十人の命を奪った(7月30日)などの攻撃は、弁解しようのない過剰で非人道的な大規模武力行使です。国連憲章と国際法のもとで許されません。

 イスラエルのオルメルト首相は、レバノン南部に強力な国際部隊が展開するまでは攻撃を続ける、と開き直っています。

 イスラエルを攻撃できないようにするまでヒズボラを掃討するという表明ですが、ヒズボラのロケット砲撃はやまず、軍事力の応酬が無辜の一般住民を巻き込んで、犠牲を増すだけです。このことは結局、イスラエルの安全保障も危険にさらす以外のなにものでもありません。

 歴史は戦争が平和をもたらさない事をはっきり教えています。ベトナムでもアフガニスタンでも、イラクでも…。

 日本も、ロシアも、中国も、フランスも、インドもアラブ世界はもとよりアメリカを除くほとんど全ての国がイスラエルのレバノン侵攻に反対しています。

 一日も早く停戦が実現されるよう行動しましょう。

★イスラエルへの抗議署名はこちらから

(柴田)


■ナウカ破産

 老舗のロシア書籍輸入販売会社「ナウカ」が東京地裁に破産手続きの申し立てを行い、開始決定を受けたことが19日、分かった。

 関係者によると、同社は1931(昭和6)年に創業され、旧ソ連関係の書籍などを出版。 戦後の52年に株式会社となり、旧ソ連関係だけでなく欧米の学術書や雑誌などの輸入販売を行い、ピーク時の94年には年商約29億円を計上した。

 しかし、図書館や官公庁向けの売り上げが減少したうえ、インターネットを通じた個人の輸入が増加したため業績が下落。 膨大な在庫を抱え資金繰りがひっ迫した。従業員は約30人、資本金は2437万円で負債総額は約29億円。

 破産管財人には桑島英美弁護士が選任され、第1回債権者集会は10月31日午前11時から東京地裁で開かれる。

(毎日新聞より)


◆神田神保町店(TEL03-3264-0021)は8月末まで営業するそうです(10時~18時、日・祝除く)。 欲しい本がある方はお急ぎください。店舗では2003年以前のロシア語書籍が半額になっていたとのこと。

◆当協会ロシア語教室も、長い間、ここでしか扱われていないロシア語教材を何種類も購入していました。 破産のニュースを知り、来期以降の分も買えるうちに買っておかねばと多めに仕入れたところ、 送り元の名前が「破産者 ナウカ」と書かれており、何とも物悲しい気持ちになりました…。


■柴田理事長より

参加者57名を数える夏のハバロフスク旅行の円滑な遂行と、(株)ユーラスツアーズの経営改革のため私は4月から同社に顧問として勤務しています。

平日は12:00から16:00前後まで同社で執務の後、17:30ごろ県連事務局に到着、19:00位まで仕事をしております。土曜日は12:00から17:00まで県連事務局に居ります。

従って、現在はIさん、Tさんに県連のほとんどの業務をして頂いております。

若干、人手不足でご迷惑をお掛けするような事もあると思いますがあしからずご了承ください。どうしても必要な場合は特別に時間を調整することも可能ですのでご相談下さい。

勤務先ユーラスツアーズの電話は03‐5562‐3380です。



ロシア芸能

■昭和と対峙する8月の映画評

 今月は「昭和」と対峙する8月号ということで、日本&先の大戦&ロシアにちなんだ映画を紹介する。


◆ロシア・ソビエト映画祭『私の鶯』

 去る7月4日から30日まで東京国立近代美術館フィルムセンターで行われた映画祭は、好評のうちに幕を閉じた。 新作2本を含め計28本が紹介されたが、異色を放っていたのが東映と満州映画協会が共同制作した『私の鶯』(1943)だ。

 舞台はロシア革命後のハルビン。満州に逃れてきた白系ロシア人のオペラ歌手集団が日本人・隅田に命を救われる。 だが彼は中国軍閥の戦闘にまきこまれ、妻娘とはぐれてしまう。 隅田の娘(李香蘭)は、以前命を救った白ロシア人オペラ歌手に育てられ、ロシア人として成長。 その後ハルビンも白系と赤系ロシア人の対立が厳しくなり、満州事変を機に父娘は上海に移住する。 消息を尋ねてきた隅田は歌手としてデビューした実娘と再会するが…。

 セリフのほとんどがロシア語。満州に在住する白系ロシア人を対象とした作品であることはまちがいない。 タイトルとなった「モイ・サラヴェイ(私の鶯)」や「スペードの女王」をはじめ、 多くのロシアの歌が挿入されることで「五族協和」などのプロパガンダ性が少し弱められ娯楽映画の要素が高められている。 しかし1944年に完成したこの映画は、時局柄公開に至らず40年もお蔵入りとなった。 現存のフィルムはオリジナルより10分弱短いそうだ。 上映された日にはチラホラとロシア人観客の姿が見えた。彼らはこの映画を見てどんな感想を持ったであろうか。


◆アレクサンドル・ソクーロフ監督 『太陽』

 2005年にモスクワやベルリンではすでに公開済み。 ヒトラー(『モレク神』)、レーニン(『牡牛座』)と、世界を震撼させた人物を映画化してきたソクーロフが、昭和天皇に挑んだ自信作。 しかしあまりにもデリケートな内容のため日本では公開が遅れるという異常な事態となった。

 舞台は1945年8月、皇居の待避壕の中で暮らす昭和天皇。彼の人間宣言を決意するまでの苦悩の数日間を描いた映画。 どこか子供じみた性癖の天皇の姿が、なんとなく愛新覚羅溥儀を思い起こさせる。

 ちなみに、こちらはロシア映画なのにマッカーサーと米兵の話す英語以外はすべて日本語。 ロシア語のロの字も出てこない。 だが、ソクーロフ監督は昭和天皇が好んだ図柄のテーブルクロスまで再現させるなど、驚異のリサーチを以って秘められた昭和天皇の内面を描く。 天皇演じるイッセー尾形の演技もフィクションとノンフィクションの絶妙なバランスをとって興味深い。 昨今、昭和天皇関連のメモが公表されているが、内心を明らかにしなかった人物だけに、 この映画は歴史を描いた作品としてではなく、人間の心的葛藤を描いた映画として観ることが要求されるだろう。

銀座シネパトスにて単館上映
映画「太陽」公式サイト

(滝沢)

■Русская десятка(ザ・ロシア・トップテン)

 さぁ、うっとうしい梅雨も明け、暑い暑い夏がやってまいりました!暑い暑いと言えば、8月はみんなのアイドルt.A.T.u.がライブDVDのプロモーションツアーで来日するんでしたよね!皆さん憶えてますか?

 そのt.A.T.u.のハートフルな歌「ごめんなさい」がロングランクインを決めています。「デルジ・ズヴョーズドィ」のコーナーでも取り上げましたアーティスト、ズヴェーリやディスコテーカ・アヴァーリヤも同様ロングリクエスト。

 ロシアの伝説的ギャング映画「ロシアンブラザー」の主題歌を歌ったビー・ツーの新譜が初登場10位にランクイン。

1. Корни / Хочешь, я тебе спою
  コルニ/僕に歌って欲しい?
2. Дискотека Авария / Опа!
  ディスコテーカ・アヴァーリヤ/オパー!
3. Лигалайз / Будущие мамы
  リガライズ/未来の母達
4. Тату / Gomenasai
  タトゥ/ごめんなさい
5. Юлия Савичева / Привет
  ユーリヤ・サヴィチェヴァ/こんにちは
6. Виа Гра / Обмани, но останься
  ヴィアグラ/裏切って、でも残って
7. Город 312 / Вне зоны доступа
  ゴーラド312/エントランスゾーンから離れて
8. Линда / Я украду
  リンダ/盗むわ
9. Звери / До скорой встречи
  ズヴェーリ/近いうちに会おう
10. Би-2 / Дурочка
  ビー・ツー/ドジな娘

(7月26日付 MTU.RU)


■t.A.T.u.情報

みんな大好き♪世界的に有名なロシアのスーパースターt.A.T.u.の新着情報です。今月は2本お届け。

(1)ロシア&ウクライナ国内で“Dangerous and Moving”ツアーが始まります。
8月4日inソチ(ウクライナ)を皮切りにみんなのアイドルt.A.T.u.が東奔西走します(一部の都市で変更などがある可能性があり)。
開催都市は次のとおり。カッコは日付。

8月 ソチ(4)、ユジノサハリンスク(24)、ナホトカ(26)、ウラジオストク(27)、ハバロフスク(29)

9月 クラスノダール(24)、ロストフ・ナ・ダヌー(25)、ヴォロネジ(26)、キーロフ(30)

10月 カザン(2)、ニジニ・ノヴゴロド(4)、クラスノヤルスク(20)、トムスク(22)、ノボシビルスク(24)、チュメニ(26)、ペルミ(30)


(2)t.A.T.u.のオフィシャルファンクラブから、会員の皆様へ会員カードとロゴ入り皮製ブレスレットをプレゼントされました!
タトゥのオリジナルプレミアムグッズが欲しい方は、t.A.T.u.オフィシャルファンサイトから会員登録をどうぞ!

(MOPA)




スポーツ

荒川静香

Dreams on Ice 2006
 フィギュアスケート日本代表エキジビション

7月15日~17日
新横浜プリンスホテルスケートセンター

※詳細はリンク先をごらん下さい。
出演した選手全員の写真をお楽しみいただけます。


■Champions on Ice日本開催

 「Champions on Ice」とは世界最高峰のアイスショーとして北米中心で開催され、プロ転向した荒川静香が参加しているツアー。
 このほど荒川の故郷仙台での公演が決定された。
 期日は9月15、16日の2日間、場所は宮城県グランディ21。
 出場予定として、プルシェンコ(トリノ金)やペトレンコ(92五輪金)、トットミアニーナ・マリニン(トリノペア金)、 グルシナ・ゴンチャロフ(トリノダンス銅)などのユーラシア諸国スケーターに加え、サーシャ・コーエン(米・トリノ銀)やウィア(米)などの選手も予定しているという。

(森)



ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

命くれない

作詞:吉岡 治、1983年

生まれる前から 結ばれていた
そんな気がする 紅の糸
だから死ぬまで 二人は一緒
「あなた」「おまえ」 夫婦道
命くれない 命くれない 二人連れ

人目を忍んで 隠れて泣いた
そんな日もある 傷もある
苦労積荷の 木の葉の舟で
「あなた」「おまえ」 あぶな川
命くれない 命くれない 二人連れ

何にも要らない あなたが居れば
笑顔一つで 生きられる
泣く日笑う日 花咲く日迄
「あなた」「おまえ」 手を重ね
命くれない 命くれない 二人連れ


Жизнь красная

До рождения я еше связана с Тобой,
Кажется, красной ниткой
И пусть так будет до гроба.
Как муж и жена вместе жить будем
Красной жизнью вдвоем.

Когда-то других глаз избегала,
Тайком обижаясь плакала.
Будто на полной страданий лиственной лодочке,
Еле-еле с трудом вместе жить будем
Красной жизнью вдвоем.

Мне ничего не нужно,
Только с Тобой улыбаясь жить можно.
То грустно, то радостно до дня расцветания,
Рука с рукой вместе жить будем
Красной жизнью вдвоем.

(перевод: Т-34-85 в 2006 г)



政治・経済コラム

■少数民族となったロシア人2580万人の運命(3)

 ソ連解体によって少数民族の一員となった大部分のロシア人は、他民族名称の国家に帰属意識をもたず、旧ソ連にそれを求めている。ロシア人がそれぞれ現在住む国へ定着するためにはCIS(独立国家共同体、1991年結成、現在バルト3国を除く旧ソ連を構成した12カ国が加盟)の強化が唯一の道のように思われる。
 ウクライナ人、アルメニア人、タタール人などロシア人と同じく共和国をもち、異国で少数民族として分散居住する民族の場合も事情は同じである。少数民族で、民族的国家的組織を持たない民族の場合にはさらに事態は深刻である。

 たとえば朝鮮人の場合、韓国・朝鮮という国をもっているが、旧ソ連時代に国家的組織をもたず、約44万人とソ連で19番目の民族で、半数は中央アジア諸国とその他ロシア極東地方などに分散居住していた。
 農村で綿作に従事し、根を下ろしていたが、ソ連崩壊で居住する国が独立国になると、土地利用権などの関係で都市に移住せざるをえなくなった。朝鮮人を排除し、カザフ人など名称民族がコルホーズなどの主導権を握ろうとしているためである。
 かつて1万8000部発行され、ソ連全土で読まれていた朝鮮語の新聞『レーニン・キチ(レーニンの旗)』は3000部に減っており、朝鮮語を母語とする朝鮮人は79年62%、89年50%と急減し、50歳以下で朝鮮語を話せる者はほとんどいなくなり、ロシア語を母語とするようになった。
 しかしソ連解体によって名称民族語が公用語になることによって、第二の母語ロシア語も危機に直面している。

 グローバリゼーションと都市化がものすごいスピードで進展し、国際化と民族的混住が急速に進行しており、民族別に独立国家を形成することは次第に非現実的になりつつある。他方EUに見られるように広域の諸国家の統合は趨勢のように思われる。
 民族の帰属意識をより広域化することが必要になっている。その際旧ソ連地域におけるロシア人をはじめとする少数民族の存在は、接着剤になりうるのではないだろうか。
 ロシア人少数民族の問題の理性的解決は、世界的に普遍的意義をもつ問題であり、関心をもち続けたいものである。

(中村)



中世ロシア興亡史講義
~歴代君主の素顔とその真実~ 862-1598

■第4回 アスコリドとジル

9~11世紀のヴァリャーグ人  弟のシネウスとトルヴォルと共にルーシの地を治めていたリューリックは、弟たちが亡くなると、彼らが治めていたベロオーゼロとイズボルスクを自らの公国へ統合した。そして彼は、ベロオーゼロやポロツク、ムーロムの統治を同じヴァリャーグ人の有力者にまかせたが、これはおそらく、彼らへ領土を引き渡したというよりも、むしろその地での貢物の徴集や防衛、他の諸事の処理をゆだねたということであった。

 この頃、リューリックに服従していたヴァリャーグ人のアスコリドとジルは、ノヴゴロドの北方にあるイリメニ湖付近の地を支配していた。彼らはそこから南方へ旅立ったが、その理由に関しては、二つの説がある。一つの説によると、彼らはリューリックの統治に不満を抱いており、自発的であったかもしれないし、リューリックの許可を得ていたかもしれないが、彼ら自身の従士団を引き連れてコンスタンチノープルへ向かった。別の説によれば、ノヴゴロドでリューリックの支配に反対する蜂起が起こり、アスコリドとジルを含むリューリックの戦友の多くが南方への逃走を余儀なくされた。

 アスコリドとジルは南方へ向かい、ドニエプル川へいたる途中で、ポリャーネ族が暮らしていた小さな町キエフにぶつかった。ポリャーネ族というのは、言い伝えられているところによれば、穏やかで忍耐強い気質を有していたスラヴ人の種族の一つである。

キエフにあるキーら三兄弟の像  町に入ったアスコリドとジルは、「ここは誰の町か」と町の住民に問いかけた。住民は答えて言った、「かつてキー、シチェク、ホリフという三人の兄弟がこの町を築いたが、彼らは死に絶えた。今では我々は、ハザール人(4~10世紀に南ロシアに住んだトルコ系遊牧諸種族)に貢税して暮らしている」と。おそらくアスコリドとジルは、町の住民たちから手ごたえのある印象を受けたのだろう。ポリャーネ族はアスコリドとジルにハザール人との交渉をまかせて、彼ら二人に自分たちの地を引き渡した。キエフに住む自分たちを平穏の内に放っておいてくれるのであれば、貢税をハザール人に払おうとアスコリドとジルに払おうと、ポリャーネ族にとってはさして変わりはなかったのであろう。

 さて、このキエフであるが、いつ町が築かれたかという問題はいまだ議論の余地がある。「ヴァリャーグ人招致」の前にすでに、ポリャーネ族、クリヴィチ族、イリメニ湖地方のスロヴェネ族、そしてドレゴヴィチ族のところには独立した公国があったことは知られている。しかし、当時のキエフに言及している歴史文献は極めて少ない。

 キエフに関する年代記上の言い伝えは、11~12世紀に書かれたとされている。町の創設者の長兄キーをめぐる伝説の一つによると、キーは平民出のドニエプル川の渡し守であった。昔の年代記作者はこのような月並みな出自に満足することができず、渡し守のキーをキー公へと書き換えてしまったのかもしれない。

〔出典〕『ロシア史1』山川出版社

次回は「予見者オレーグ(統治879-912)」。
乞うご期待!!

(大山・川西)



最近のロシア&日ロ関係

▼ロシアで輸入酒販売禁止
ロシア政府は、4月から輸入酒のすべてのボトルに流通経路を追跡するためラベルの添付を義務付けたがラベルの製造が間に合わず輸入が激減、輸入済みの品も7月1日から販売禁止となり、店頭から撤去された。(7.4 Asahi)

▼ロシア軍は北朝鮮のミサイル発射を検知できず
露コメルサント紙によると、アジア太平洋地域でのミサイル発射を赤外線センターで探知する露軍の早期警戒衛星は2003年に壊れたまま放置されているため、北朝鮮のミサイル発射を検知出来なかった。(7.7 Yomiuri)

▼ロシア旅客機炎上、124人死亡
モスクワ発イルクーツク行きのシベリア航空のエアバスA310機が9日朝、イルクーツク空港に着陸した際滑走路をオーバーラン、空港建物に突っ込んで炎上した。同日深夜までに乗客乗員204人の内124人の死亡が確認され、12人が行方不明になっている。(7.10 A)

▼バサエフ司令官殺害
露連邦保安局の発表によると、チェチェン武装勢力の最高実力者シャミル・バサエフ野戦司令官が10日、ロシア南部イングーシ共和国でロシア舞台の作戦により殺害された。(7.11 Y)

▼ブッシュ米大統領、露の人権NGO代表と会談
サミット出席のためサンクトペテルブルクを訪れていたブッシュ米大統領は14日、ロシアの人権団体など民間活動団体(NGO)の代表らと会談しロシアの「民主化後退」問題について協議した。(7.15 Y)

▼当局が活動家ら大量検挙
15日のサミット開幕を前に、ロシア当局は反グローバル化運動の民間活動団体(NGO)の活動家らの大量検挙を強行し、十数人が警察に拘束された。(7.15 Y)

▼東シベリアパイプライン、日ロ協力交渉足踏み
プーチン大統領は15日深夜、小泉首相との会談後の記者会見で「商業的なプロジェクトに当局は義務を負うべきではない」と話し、日本が協力の前提としているパイプラインの建設補償を拒否する考えを示し、「2006年の早い時期での合意」という目標は達成できなかった。(7.17 A)

▼「収容所列島」復刊
ノーベル賞作家ソルジェニーツィン氏が、日本で17年ぶりに復刊される代表作「収容所列島」の発売に先立ち、日本の読者にメッセージを寄せた。同書は東京のインターネット書店「ブッキング」から発売される。(7.22 A)

▼ロシア元石油最大手「ユコス」破産へ
プーチン政権からの攻撃で事実上解体された元石油大手「ユコス」の債権者会議が25日開かれ、同社の破産を裁判所に申請することを決め、財務健全化や経営委託などによる再建案は退けられた。(7.26 A)

▼ロシアに眠る特高文書発掘
在日朝鮮人史研究家長沢秀さんが、戦時中の特別高等警察などの公安文書を、サハリン(旧樺太)の国立公文書館で発見、特高の朝鮮人監視や取り締まり、弾圧などに関する文書832点を発掘した。(7.29 A)

(渡辺)



露語で読む現代の世界

ブログに公開中の当コーナー。この数ヶ月は次の記事が掲載されています。
興味をお持ちの方は是非ごらん下さい。ご質問、ご意見、ご感想などもお待ちしています。

2006-05-29
Приговор по делу о теракте в Беслане
(ベスランの学校占拠テロ事件裁判)

2006-06-06
Владимир Владимирович встретил журналистов
(G8通信社代表とプーチン露大統領との会見)

2006-07-14
Интернет-конференция ВВП
(プーチン露大統領のネット会議より)



(C) 特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部&HP制作班
Copyright 2000-2005 by Specified Nonprofit Corporation Kanagawa Japan-Eurasia Society.
All rights reserved.

〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館5F
3-9, Sakuragicho, Nakaku, Yokohama. Japan 231-0062
Tel & Fax: 045-201-3714.  E-mail: eurask@yahoo.co.jp
Home page: http://www.geocities.jp/eurask/hp1.html