ユーラシア地図 特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会 インターネット版機関紙「日本とユーラシア」 神奈川県地図

2006年7月号

1.行事予定

2.活動報告

3.教室案内

4.組織・財政

5.今月のお勧め商品

6.何でも掲示板

7.ロシア芸能

8.スポーツ

9.ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

10.政治・経済コラム

11.中世ロシア興亡史

12.最近のロシア&日ロ関係

13.露語で読む現代の世界
ロシア極東・ハバロフスクのダーチャ(菜園付き簡易住宅)訪問

バックナンバー



行事予定

■大河アムール・大自然とふれあいの旅&
ダーチャ訪問の旅説明会&花火大会鑑賞

旅行説明会:2006年7月16日(日)16:00より、横浜平和と労働会館5階・3階にて。
昨年度旅行のビデオ鑑賞、理事長挨拶、個別説明、質疑応答、参加者自己紹介等。

花火大会鑑賞:7月16日(日)19:00より横浜平和と労働会館屋上または5階にて。
参加費500円(軽い飲食代込)。


■夏のハバロフスク旅行

ハバロフスクのサマーキャンプにて ▼第8回大河アムール・大自然とふれあいの旅
2006年8月14日(月)~18日(金)
定員30名の所ところ残席9名
(7月3日時点。旅程変更者が出た為残席が増えました。)

▼極東ハバロフスク ダーチャ訪問の旅4日間
2006年8月25日(金)~28日(月)
定員20名のところ残席1名(7月3日時点)
例年より出足が早くなっておりますので定員オーバーになる可能性があります。まだお申込み頂いていない方はお早めに正式申込み(50,000円の予約金をユーラスツアーズに振込み時点)をお願い致します。
なお、バリトン歌手・田所先生にもご参加頂くことになり、ハバロフスクのヤンキナ先生(ロシア共和国功労芸術家ドムリスト)の協力で例年にも増して楽しい音楽プログラムが実現できると思います。

(事務局 一杉)


■中村会長・大山理事出版記念講演と祝賀会

中村平八会長の著書「ソ連邦からロシアへ」(白桃書房)と大山麻稀子理事の著書「ロシア革命と亡命思想家 1900-1946」(成文社)の出版記念講演と祝賀会を横浜平和と労働会館3F又は2Fで行います。
当初は7月の予定でしたが、大山先生の著書出版延期の為、9月頃に実施することになりました。詳細は後日お知らせします。


終戦記念行事・ロシア戦争映画 「Звезда(ズヴェズダー=星)」ビデオ鑑賞会

日時:2006年8月27日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5階
資料代:500円
※この映画は日本語字幕の無いロシア語作品の為、軍事に詳しい当会ロシア語講師の大塚先生が「活動弁士」を務めて下さる模様です。どうぞお楽しみに。

<内容>
1944年夏、前年夏のクルスク会戦後東部戦線に於ける主導権を確固たる物としたソ連軍は白露西亜解放を主眼としたバグラチオン作戦を発動し、独中央軍集団に壊滅的打撃を与えつつ、ポーランド国境へ向けて前進を続けていた。
この映画は、この様な状況下での七人の偵察分隊の独軍後方への自らの命を賭した侵入・偵察行動を描いた作品です。映画の題名「Звезда(ズヴェズダー)」は分隊の符牒名で、「星」と云う意味です。


■ロシア語能力検定試験

4級:10月7日(土) 10:00~11:30文法、露文和訳、和文露訳/11:30~テキストの朗読
3級:10月8日(日) 13:30~15:30文法、露文和訳、和文露訳/15:30~15:45聴取/15:50~テキストの朗読
2級:10月7日(土) 13:00~15:00文法、露文和訳、和文露訳/15:00~15:25聴取/15:30~会話
1級:10月8日(日) 10:00~12:00文法、露文和訳、和文露訳/12:00~12:25聴取/12:30~会話

会場:横浜平和と労働会館3F
受付期間:8月1日(火)~9月30日(土)
受験料:4級・7,000円  3級、2級、1級・8,000円

◆実施要綱(申込書付)は当会事務所で配布中です。
◆受験希望者は、受験料を添えて事務局へお申し込み下さい。郵送の場合は必ず現金書留にて申込書と上記受験料を同封の上、封筒の表に「検定受験」と朱書して下さい。
宛先 〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館5階 NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会


ロシア語能力検定合格方法を伝授します! 「3級必勝講座」9月開講!!

会員からの要望により、5回シリーズで行います。
土曜日の15時~17時、大塚明先生を講師に迎えて開講予定です。
受験予定の皆さん、奮ってご参加下さい!


■ロシア人墓地慰霊祭・記念講演会

日程:2006年11月5日(日)
ロシア正教、日本史、郷土史などに興味のある方を募り、正教会関係者も含めた実行委員会の設立を検討中です。
2008年の横浜開港150周年を視野に入れた活動を予定しています。



活動報告

■上大岡「四季の庭」のコンサートに出演して

 南横浜、上大岡の渡邊 聡さんのイタリアレストラン(四季の庭)で山之内 重美さん(歌)、北川 翔君(バラライカ)田所 俊一(歌、ピアノ)で演奏しました。

 お客さんの雰囲気、レストランの雰囲気が温暖な地中海気候みたいで、演奏している自分もサナトリウムにいる感じがしました。

 ロシアの妖艶なマイナーキーな音楽に練乳をまぜた感じですか。

 北川 翔君とは、一度、去年の夏に翔君の指揮者デビューコンサートに歌で出演させて頂きました。自分にとっても東京でのデビューコンサートだった訳ですが、ロシアが結び付けた運命の力を感じます。これから是非、機会をつくって一緒に演奏していきたいと思っています。

 最後に今回演奏機会をつくっていただいた渡邊さんに感謝の意を表したいと思います。

(田所)



教室案内

第104期ロシア語教室 生徒募集中!

入門、初級、中級、会話 月曜~土曜午前・夜間
中途入学可能、授業見学随時&無料、個人レッスンのご相談にも応じます。
詳細のお問い合わせは事務局まで。


■ロシア語中級(水曜・大山先生担当クラス)

ロシア語水曜中級クラス  このクラスでは、7月5日(水)をもって東京ロシア語学院刊のテキスト「ロシア語教程I」「同・II」全課程を修了しました。嬉しいことに5人の生徒が一人も脱落せず、楽しみながら3年ほど続いています。この日は授業の後、皆で修了祝いの食事に行きました。
 今後はロシアから取り寄せた新しい教科書「Читаем о России по-русски (ロシアについてロシア語で読もう)」で学習を続けていきます。


「ユーラス・ロシア語教室」生徒募集中

開講:毎週金曜日 午後7時~9時
内容:入門コース 全20回 講師:田所 俊一
入学金・受講料:当協会ロシア語教室の規定に準ずる
場所:「株式会社ユーラスツアーズ」の応接スペース
お問い合わせ:神奈川県日本ユーラシア協会事務局


ドムラ&バラライカ&マンドリン教室、民族楽器アンサンブル

初心者グループレッスン生徒、アンサンブルメンバー募集中。毎週土曜日、横浜平和と労働会館2階音楽センターにて田所俊一先生が指導。
アイサ先生帰国中のため、上級者個人レッスンの新規受付は休止させていただきます。


「ロシアの歌」6月新規開講!

サンクトペテルブルク音楽院で学んだ田所俊一氏を講師に迎え、民謡、歌曲、オペラアリアなどを歌います。
合唱・独唱いずれも可。詳細はリンク先をごらん下さい。


■サモワール・スポット

 6月17日(土)、ターニャ先生と生徒7人で開催しました。

 そろそろ暑くなってきたので (стало  жарко)、ロシアの夏の食べ物の話題から始まりました。 Окрошка (オクローシカ) と крошка (こなごなにすること、小片、ちびっこ) や квас(クワス) と квасить (醗酵する) など、料理の名前と繋がる言葉を教えてもらいました。

 Кисели (キセーリ) は俗語では男の人に対する「泣き虫」という意味もあるそうです、おいしいのに。

 今日のедаは午後の開催でしたので、お菓子を作りました。Сырники (チーズ焼き菓子) と先生ご持参のчай из шиповника。

 次回予定は7月29日(土)午前10時30分からです。当サークルは、開催は月1回。出欠・継続・単発参加など、自律・自由で、参加費はその都度参加した人数で割り勘にするという、とっても「いい」加減なサークル。平均年齢は60歳をたぶん越える、初心者中心です。参加希望やお問い合わせは協会まで。

(前田)



組織・財政

■組織状況

(1~6月)
年初会員数: 300名、 入会者数: 20名、 退会者数: 41名、 3月末会員数: 279名。
年初比で21名という軽視できない大幅な減少です。
毎日、会員の拡大を念頭に活動しましょう。会員数こそ協会の活動の総ての結果を表すものです。
6月の新入会員は5名。昨年は通年で90名の入会者がありましたから、今年はかなりテンポが落ちています。退会者のほうは昨年年間で70名でしたからこちらは逆にテンポが上がっています。退会原因の究明も必要です。
大量宣伝に努力し、通年では昨年度を上回る語学学習者を迎えることが是非とも必要です。
また、夏のハバロフスク旅行には昨年を大幅に上回る参加者を組織し、総ての参加者に入会をお願いして、会員を増やしましょう。旅の参加者は去年の約2倍70名を目指します(6月末申し込み52名)。退会者を最小限に止めるために会員の意見などによく耳を傾け肌理の細かい会員サービスを行うことが必要です。
6‐7月は会員拡大月間です。創意、工夫を凝らして元気よく取り組みましょう。


■財政状況

(1~6月)
総収入 7,463,007円  前年同期 7,122,426円 前年比 104.8%
総支出 7,228,651円  前年同期 6,232,310円 前年比 15.9%
税引き前収支差額 234,356円 前年同期 890,116円  前年比 26.3%
当期未処分利益 662,757円 前年同期 860,955円  前年比 76.9%

概況
総収入は前年度比で順調に伸びています。一般会計収入は前年比312,985円増で、これは横浜市からの家賃補助金給付が寄与しています。ロシア語受講料の納付率向上に努力した結果も今月の数字に現れています。
前号に記した理由で支出は昨年度を15.9%上回りました。今後6ヶ月間、着実にロシア語、日本語生徒、旅行参加者などを増やし、会員に迎え入れ、会費や各種収入の増大を図るとともに、諸経費の合理的節減を図ることが大切です。



今月のお勧め商品

お中元に!ロシアの蜂蜜&こけももセット

贈答用3個セット(組み合わせ自由) ¥2,835
原産国:ロシア連邦共和国
生産者:「リェスヌイエ・プロドゥークトゥイ」(ハバロフスク市)
原材料:天然菩提樹蜂蜜/こけもも・砂糖
内容量:純粋菩提樹蜂蜜350g/こけももフルーツソース320g

◆薬効も高く健康によいとされ、ロシアで最も広く親しまれている菩提樹の蜂蜜。極東地域の菩提樹の蜂蜜は、特に香り高く、優しい味と舌触りで最高級とされています。愛するご家族の健康にいかがでしょうか。

◆砂糖と果実だけで仕上げた甘酸っぱいロシア産こけももフルーツソース。ジャムに比べてさらりとした舌触りで、素材の風味がそのまま生きています。保存料、酸味料等が一切添加されていない、自然の味をお楽しみ下さい。


今が旬です!ロシア料理の野菜・ビーツ

神奈川県産、¥840/1kg。
6月から毎週入荷しています。
ボルシチ、サラダ、酢の物、そして次に紹介する「クワス」などにどうぞ。

ビーツで作る「クワス」(ロシアの発酵清涼飲料水)

通常は黒パンを発酵させて作られるクワス。ロシア旅行やロシア料理店で飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。
クワスには新旧様々なレシピがありますが、ビーツからも作ることができます。今年はちょっと目先を変えた「ロシアの夏の味」を試してみませんか。

<材 料>水 1.5L、ビーツ 2kg

<作り方>
ビーツを入念に洗い上げ、大きめの塊に切ってガラス瓶に詰め、一度沸騰させたぬるま湯を注ぐ。
瓶を清潔な布で覆い、室温で発酵させる。
約1週間後、クワスが出来上がる。飲む度に、減った分の水を瓶につぎ足す。
水で薄めたビーツのクワスは、健康ビタミン飲料としてそのまま飲むだけでなく、スヴェコーリニク、ボルシチ、オクローシカ等、スープ類の調理にも用いる。


商品の詳細は協会事務所、または協会オンラインショップ「うにべるま~ぐ」でごらん下さい。
URLは次の通り。

SSLモード  https://www.torgovlya.org/
通常モード  http://www.torgovlya.org/



何でも掲示板

■愛知県連からのご挨拶

日本ユーラシア協会神奈川県連合会 様

総会にお寄せいただいた、メッセージ・協賛に対する御礼と役員就任のご挨拶

 5月21日に開催されました第50回日本ユーラシア協会愛知県連合会総会に、メッセージをいたたき、協賛を賜り、ありがとうございました。

 今年は日ソ国交回復50周年にあたり、日本で初めて「ロシア文化フェスティバル IN JAPAN 2006」が1月10日に開幕し、コンサートなど40の行事が東京を始め全国で展開されています。当県連も一連の行事として「ロシア人墓地慰霊祭」、「ロシア天才少年少女来日コンサート」、「ロシア・ソビエト映画祭」、「道標―アナスタシア現代写真展」など取り組んでおります。私たちはこの行事をぜひ成功させたいと思います。

 またこれまでと変わることなく平和・人権・民主主義という普遍的な立場で、県連独自の活動、芸術・音楽・文化行事もすすめ、日本とユーラシア両国民との交流をいっそう元気良くすすめていきます。

 今後とも変わらぬご指導をいただきますよう、お願い申し上げます。

2006年6月吉日
日本ユーラシア協会愛知県連合会


■私たちの「輪」をもっと大きく!!

 本年3月、横浜で開催された日本ユーラシア協会第49回全国総会の決定に基づき、6~7月が会員拡大月間と決定しました。あなたも是非会員を増やしてください!

 6~7月中に会員2名以上を増やした会員にはもれなくロシア・アバンギャルド絵皿(マレーヴィチ、シャガール、ポポヴァ、ロザノヴァの作品)が記念品として贈呈されます。

 ※今まで会員ではなかった方が、お友達やご家族を1名誘って2人で新しく会員になられた場合にも、絵皿1枚をプレゼントします!


■ソビエト映画回顧展

8月5日(土)~8月18日(金)
三百人劇場(都営三田線「千石」駅A1出口、角右折すぐ)
TEL03-3944-5451

タルコフスキー、ロンム、コージンツェフ、チュフライ、リャザーノフ、コンチャロフスキー、ミハルコフ、 アブラーゼ、シェンゲラーヤ、パラジャーノフらが監督した戦後のソビエト映画全35作品を 14日間にわたって上映します。是非ご堪能ください。

詳細は事務所にあるチラシ、またはホームページにてどうぞ。


■ヤマハ横浜店2006年7月のテーマ
ロシアの音楽 ~Fregrance from Russia~

有森博ピアノコンサート 「ロシアンピアニズムと名曲の誘惑」

7月23日(日)14:00
ピアノフォルテ上大岡サロン
3,000円
お問い合わせ:ピアノフォルテ上大岡(TEL:045-716-4560、FAX:045-716-4601)

曲目:バッハ「トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538」
カバレフスキー「ピアノソナタ第3番 ヘ長調 作品46」
ババジャニャン「ポエム」
リャプノーフ「ロシアの主題による変奏曲 作品49」 他


後藤香織 「CLASSIC ORGAN CONCERT」
7月23日(日)15:00~15:30
ヤマハ横浜店2階フロアー(無料)
曲目:チャイコフスキー「くるみ割り人形」より 他


朴久玲ピアノコンサート 「ロシアからの薫り」
7月27日(木)19:00
ヤマハ横浜店B1F Live Hall music HARBOR
3,000円
お問い合わせ:ヤマハ横浜店(TEL:045-311-1200)
曲目:プロコフィエフ「年老いたおばあさんの物語 作品31」
リムスキイ=コルサコフ(プロコフィエフ編)「シェヘラザード」
グリンカ(バラキレフ編)「ひばり」
ラフマニノフ「幻想小曲集Op.3」より「エレジー」「前奏曲」 他


川田健太郎ピアノリサイタル 「ロシアからの風にのせて」
7月17日(月・祝) 14:30開場 15:00開演
スタジオ・サンメディア(横浜市青葉区美しが丘4-22-35)
チケットお問い合わせ:TEL 03-3358-8745 (佐々木)
ショスタコーヴィチ「前奏曲とフーガ ホ短調」
リャードフ「前奏曲より」
プロコフィエフ「悪魔的暗示 Op4-4」 他


■日本漫画を初めてロシア語で翻訳・出版

 イワン・ロガチョフさん(27) 「日本は第二の母国のよう」

 水をかけると少女に変身してしまう少年格闘家・早乙女乱馬をめぐる高橋留美子の人気ラブコメ漫画「らんま1/2」(全38巻)をロシア語に翻訳している。ロシアで日本漫画が本格的に商業出版されるのは初めてだ。昨年から12冊を出し、なおも続刊中。

 「ロシア語には擬音が少ないので、『すたすた』歩く、『さらさら』流れるなどの表現に苦労しました。主人公が中国帰りなので、技の名が漢字ばかり。これにも困った」

 モスクワ生まれだが、なめらかな日本語を話す。父セルゲイ氏が元タス通信の東京特派員で、生後半年から6歳まで日本に住んだ。モスクワ大を卒業後、2004年からこの春まで、日本文学の研究生として東京大大学院に留学していた。「日本は他のどんな国とも似ていないのが面白い。もう、第二の母国のように感じています」

 ロシアでは村上春樹の若手翻訳者として知られる。父と共訳した「海辺のカフカ」を、欧米より早くロシアで出版したのが自慢だ。日本漫画ファンでもあり、「楠みちはるの『湾岸ミッドナイト』や、しげの秀一の『頭文字(イニシャル)D』も大好き」。ロシアでは漫画市場がほとんど存在しない。ロシア語版「らんま」を、子供が目を輝かせて読むことに「やりがいを感じる」という。

 労力の割に、漫画の翻訳はほとんど収入にならない。

 「でも、日本の若者言葉を勉強するいい機会だし、赤字覚悟で最後まで出します」

(読売新聞 2006年6月29日付記事より)


■街で見かけたヘンテコナモノ

東京ボルシチ こだわりの素材で種類豊富なヘルシースープを提供している「Soup Stock Tokyo」。このお店は横浜駅西口や横浜ランドマークプラザだけでなく、あちこちの都市でみかける、人気ショップ。

そのスープショップの看板メニューともなっているのは「東京ボルシチ」。会員の中には既にご存知の方がいらっしゃるのではないでしょうか?

ボルシチの紹介にはこう書いてあります:
「東京ボルシチ。ロシアの代表的スープを、じっくり炒めた玉葱の甘味で日本の洋食スタイルに。」

話のネタにひとつ購入してみる。牛肉などの大きな具が入っているのはお得な感じでウレシイ。でもなぜかスライスレモンがトッピングでついています。サリャンカか?

具について語る前にスープの色が、ボルシチ特有の赤紫色ではなく、フォンドボーシチューのような濃褐色。食してみるととっても美味しいのだけどやはりシチュー…。

「ボルシチが間違って解釈されてしまう!」と抗議すべきか、「東京」とついているので大目にみるか、でもレモンがトッピングされているのは明らかに違うし、でも美味しいし…。

お店の前で、大いにアンビバレントな気持ちにさせられてしまう、街中の人気メニューなのでした。

(MOPA)



ロシア芸能

■Русская десятка(ザ・ロシア・トップテン)

長い梅雨でココロモカラダモうんざりする6月最終週のMTVトップテンです。リガライズが1位に上り詰めました!
そしてタトゥの新曲がランクイン。しかも日本語「ごめんなさい」。これはセカンドアルバム「Dangerous and moving」の日本版にしか載せていなかった曲であり、数年前に来日したときに起こした数々の失礼に対するお詫びの歌とか、ただ単に友人に対して送ったお詫びだとか噂されたいわくつきの曲でもあります。
作曲はあの殊曲「Yesterday Once More」リチャード・カーペンター。耳に心に優しく響きます。

1. Лигалайз / Будущие мамы
  リガライズ 「未来の母達」
2. Корни / Хочешь, я тебе спою
  コルニ 「僕に歌って欲しい?」
3. Виа Гра / Обмани, но останься
  ヴィアグラ 「裏切って、けど残って」
4. Дискотека Авария / Опа!
  ディスコテーカ・アヴァーリヤ 「オパー!」
5. Город 312 / Вне зоны доступа
  ゴーラド312 「エントランスゾーンから離れて」
6. Тату / Gomenasai
  タトゥ 「ごめんなさい」
7. Линда / Я украду
  リンダ 「盗むわ」
8. Юлия Савичева / Привет
  ユリア・サヴィチェヴァ 「こんにちは!」
9. Звери / До скорой встречи
  ズヴェーリ 「近いうちに会おう」
10. Серега&Макс Лоренc&Сацура / Возле дома твоего
  セリョーガ&マックス・ローレンス&サツーラ 「君の家の近くで」

(MTV、5月23日付)


■t.A.T.u.情報

みんな大好き♪世界的に有名なロシアのスーパーアイドル「t.A.T.u.」関係の情報です。(^^)

(1)先月号で紹介しましたプロモ来日(8月15日~22日)で、東京、名古屋、大阪へ巡る際、ファンクラブ会員との交流会も開催する予定です。
貴方もファンクラブに入会してユーリャ&レーナとともに楽しい時間を過ごしましょう!
詳しくはt.A.T.u.オフィシャルファンサイト をご覧ください。

(2)タトゥ・オリジナルグッズを入手できる「ショップ・タトゥ・ル」、もうお試しになられましたか?
他では手に入らないキュートなグッズを揃え、このうっとうしい梅雨シーズンの中で至福のひと時を過ごしましょう♪

(MOPA)


■Держи звезды !(星をつかめ!)

2回目の今回は、Русская десятка(ロシアトップ10)で4位となったヒップホップユニット「ディスコテーカ・アヴァーリヤ」の紹介。

ディスコテーカ・アヴァーリヤ 日本でお馴染のロシアングッズネットショップ「ロシぴろ」の掲示板でもいまホットな話題となっているニューシングル「オパー」のプロモーションビデオ。実は日本での撮影だそうです。PVはストーリー仕立てで、日本人観光客がロシアを訪問し、お土産で買って帰ったCDがきっかけでディスコテーカ・アヴァーリヤが日本でブレークし、見事来日を果たすと言う内容。

メンバーはニコライ・チモフェーエフ、アレクセイ・セーロフ、アレクセイ・ルィジョフの3人で構成。いずれもイヴァーノヴォ市出身。1990年6月5日に誕生。2002年9月まで4人組であったが、メンバーの1人オレグ・ジューコフは他界したため、現在3人組。

このユニットのルーツは80年代末期にまで遡る。チモフェーエフとルィジョフが運命的な出会いをしたことから始まった。彼らには、場を和ませ明るくするユーモアセンスと、世間をあっと言わせるような音楽的アイデアが湧き水のように溢れていた。当時ユニット名は単に「アヴァーリヤ」で、クラブでその才能を発揮。その後ユニット名を現在の「ディスコテーカ・アヴァーリヤ」に改名。92年にはメリハリあるバスラップが持ち味の故ジューコフを、そして96年にはセーロフを仲間にいれ4人組となった。97年にはイヴァーノヴォ州限定アルバム “Танцуй со мной”をリリース、大好評を博した。

この噂が首都圏にも入り、”Некуда деваться” ”Заколебал ты” “Disco Superstar” など、数々の名曲をリリース。コンピレートアルバム ”Союз” シリーズにも登場した。

彼らの作品の大きな特徴は、巷にあふれている「単調になりがちな無機質な音楽」と違い、ラップに興味のないリスナーも思わず耳を傾けてしまうヒップホップであり、メロディーにあふれるラップなのだ。

つまり従来のヒップホップにポップス&ロック感を織り交ぜているのだ。日露リスナーの間にも根強い人気があるのは、ユニット自体のユーモアだけでなく、その人柄が滲んだ天才的な音楽センスにもよるのは間違いない。

公式サイト

(MOPA)



スポーツ

■サッカーW杯 ウクライナ初出場でベスト8に

ウクライナは、グループリーグ初戦でこそ、スペインに0‐4と完敗したが、次戦のサウジアラビア戦で逆に4‐0と失点を取り返し、チュニジアも1‐0で下し、決勝トーナメント進出。
決勝トーナメント初戦はグループリーグ無失点で勝ちあがってきたスイス。
試合は延長戦でも決着が付かず、0‐0のままPK戦へ。
最初にけったシェフチェンコが止められ、一瞬暗雲が立ち込めたが、ウクライナGKショフコフスキーのスーパーセーブにより、初出場のベスト8進出を決めた。
(一方のスイスは史上初の無失点敗退となった)
ちなみに、ウクライナのブロヒン監督は、PK戦の間見ていられずに(?)ロッカールームに下がっていたとのこと。勝利を知ったのもロッカールームだった。
ベスト8は、旧ソ連解体後ユーラシア諸国として初の出来事。

(森)


▼その後:準々決勝ウクライナ×イタリア戦はイタリアが3ゴール無失点の圧勝。 ウクライナのボール支配率は59%と相手チームを上回り、再三敵陣に攻め込んでシュートを試みたが、イタリアの鉄壁の守りに跳ね返され、この日は怪我人が出るなど運にも恵まれず、ノーゴールに終わった。


▼ウクライナチームには、ACミランと違って大砲シェフチェンコを使いこなせる名手が欠けていたと言うべきか。 しかしベスト8進出の理由は一人のエースストライカーと幸運だけでもなさそうだ。 例えば、全64試合でFIFA技術委員会が選出する最優秀選手賞”Man of the Match”には、ウクライナから別の3選手が選ばれている。 サウジアラビア戦でセットプレーから好機を作って攻撃の中心となり、1ゴール2アシストを決めたMFカリニチェンコ、チュニジア戦で神出鬼没の活躍を見せた「ウクライナの心臓」と称されるMFティモシチュク、スイス戦で120分間失点を許さず、PK戦ではキッカーの裏の裏をかく微妙な駆け引きを制して2本を止めたGKショフコフスキーである。 この他、FWのミレフスキーなど有望な若手選手もおり、今回の快進撃は将来に向けて明るい材料となるかもしれない。


▼ウクライナ代表DFルソルの父親が、対サウジアラビア戦で最初にゴールを決めるのは息子だ、と試合の直前にブックメーカーに賭け、見事的中させた。 ルソルは前半4分に最初のゴールを決め、キロヴォフラード在住の父親はウクライナの平均月収の3倍にあたる2250フリヴニャ(約5万円)を手にした。 息子が最初のゴールを決めるのに30、何らかの形でゴールを決めるのに50フリヴニャ賭けたという。


協会サイト「ロシアのスポーツ」リニューアル

当協会スポーツカメラマン・森美和さんによる写真が好評のスポーツページ。
リニューアルにあたって見出しが競技別に分類され、お目当ての写真や大会レポートが探しやすくなりました。
未公開写真も各ページに掲載し、ますます充実。
ユーラシア諸国出身選手出場大会の情報もこちらからごらん下さい。今後もお楽しみに!



ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

春過ぎて
夏来にけらし
白妙の
衣干すてふ
天香具山

          持統天皇


Ушла весна,
Пришло лето.
Ведь видно,
На солнце сушится белое платье
На склоне Аманокагуямы.

примечание: Аманокагуяма-одна из трех холмов в районе Ямато древней Японии.

(перевод: Т-34-85 в 2006 г)



政治・経済コラム

■少数民族となったロシア人2580万人の運命(2)

 移住の契機の一つである民族的差別であるが、ラトビア、カザフでは「職業」差別が1位、ウクライナでは「子供の養育と教育」の差別が1位である。職業ではこれらの国での工業の崩壊によって仕事そのものがなくなったという要因が大きい。テレビ・ラジオでのロシア語放送や出版物の減少は切実な生活問題である。

 ロシアへの移住の比率が最も高いのはアルメニアであり、在住ロシア人5万人の6割が移住した。アゼルバイジャンも高く(移住者18万人、移住者比46%)、流血のナゴルノカラバフ紛争からの避難が大きな理由である。グルジア(15万、45%)やタジキスタン(22万、57%)も紛争からの避難が原因である。移住者が最も多いのはカザフスタンの116万人(19%)とウズベキスタン45万人(28%)であり、文化環境が違い、将来の展望がもてないからであろう。バルト3国からの移住者が19万人(12%)と比較的少ないのは注目される。

 1990~2000年の間に313万人がロシアに純移住している。ロシアの人口は1989年の1億4740万人から2000年1億4593万人へと147万人の減少ではあるが、この間の旧ソ連構成共和国からの移住を考慮すれば、人口増加率の低下は激しい。50歳までの女性の出生率は1986~90年には2.08、91~95年1.48、96~2000年1.23と減り、平均寿命は89年男性64.2歳、女性74.5歳から99年にはそれぞれ59.9歳、72.4歳と短くなっている。

 ロシアから外国への移住もかなりの数にのぼる。移住先はドイツ(1995年8万人、その後年5万人)、イスラエル(年2.2→1.43万人)、アメリカ(1→1.5万人)の順である。93~95年には移住の半分はドイツ人、13~15%がユダヤ人であったが、近年ロシア人が増加し、2000年には41%を占めた。ロシア人の移住先の半分以上はドイツ、4分の1以上がイスラエル、12%がアメリカ、2.6%がカナダ、2.1%がフランスである。イスラエルに移住するロシア人はユダヤ人の2.3倍、アメリカでは4倍である。イスラエル移住者の30%、アメリカ移住者の40%以上が大学卒で、IT産業関連の知識が必要な専門職にアメリカでは13万人、イスラエルでは5万人がついている。ロシアからの多数の移住は、イスラエル社会に大きな変化をもたらしている。

 (次号へ続く)

(中村)



中世ロシア興亡史講義
~歴代君主の素顔とその真実~ 862-1598

■第3回 伝説の建国者リューリック (統治862-879)

リューリック(1672年画)  伝説の一つによれば、リューリックは、北スラヴの地を治めていたゴストムィスリの娘、ウムィラの息子である。現存している説では、リューリックの出自をスウェーデン人やデンマーク人、あるいはオランダ人としている。

 ルーシの地を統治するよう招かれると、リューリックは従士団や自分の親族を引き連れ、スラヴ人の地へ向かった。年代記作者ネストルは、リューリックの到着を次のように伝えている。

 「862年、選ばれた三人の兄弟が自分の一族を引き連れてやって来た。年長のリューリックはノヴゴロドを治め、次兄のシネウスはベロオーゼロを、三番目のトルヴォルはイズボルスクを治めた」

 イパチエフスキー修道院の写本などによると、「リューリックはまず初めにラドガの町(ヴォルホフ川河口にある)を自分の手中におさめ」、翌年に「イリメニ湖へ到着し、ヴォルホフ川の上流にある町を倒してノヴゴロドをつくった」。

 注意しなければならないのは、ここでネストルが言うノヴゴロドとは、正確には現在のノヴゴロド(大ノヴゴロド)と同一の場所ではない、ということである。長年に渡る考古学上の調査の結果、現在のノヴゴロドには10世紀前半の文化的堆積物が存在しないことが明らかになった。それに対して、古来より“リューリックのゴロディシェ(城塞跡)”との異名を持つ、ヴォルホフ川右岸にあるノヴゴロド近くの丘陵からは、同じく発掘調査により9世紀中頃の要塞都市の遺跡物が発見された。これらのことから推測するに、リューリックはおそらくラドガの町からゴロディシェへ至ったのであり、ラドガに比べて「新しい」町であるノヴゴロドは、その後に建てられ始めた。

 その他にも、年代記の年代順配列と考古学上の学術調査の結果とが一致しない原因となり得るような事実がある。それは、ネヴォゴロド――ノヴゴロドから北に200キロいったところにある、ラドガ湖畔の8世紀にできた町――の存在である。この二つの町の名前が似通っていたために、ネヴォゴロドで実際に起こった事件が、年代記作者らの手によっ てノヴゴロドの歴史に移しかえられるといったような不本意な出来事が生じた。

 リューリックが弟たちを、クリヴィチ族(東スラヴの種族連合を形成する一部族)の住まうイズボルスクと、ヴェシ族(ラドガ湖とベーロエ湖の間に住んだフィン系の種族)のいるベロオーゼロに住まわせ、自分自身はラドガに居を定めたことは、彼に少なからぬ統治経験があったことを証明している。当時、全部で三つの水路があった。第一に、ナルヴァ川を上りチュド湖を通り過ぎてイズボルスクへ至る西方の水路、第二に、ラドガ湖を通りヴォルホフ川に沿ってラドガへ入る東方の水路、第三に、オネガ湖とヴィテグラを通過してベロオーゼロへ出る水路である。地元の有力者たちの支持と助けを得て、リューリックはこれら三つの水路をすべて閉ざし、まさにそのことによって広大な領土を守り保持したのであった。

地図

 次回は「アスコリドとジル」。乞うご期待!!

(大山・川西)



最近のロシア&日ロ関係

∇ロシア外交官殺害
イラクで3日昼過ぎ、ロシアの外交官1人が殺害され、4人が誘拐された。バグダッドのロシア大使館近くで武装勢力に襲撃された模様。 (6.4 Asahi)

∇世界初、浮かぶ原発
ロシアの原子力発電所を管理する国営企業ロスエネルゴアトム社は14日、海上に浮かぶ原発を世界で初めて白海に面したセベロドビンスクで建設する契約を業者と締結。 2010年秋の完成を目ざす。 (6.16 Yomiuri)

∇みずほ、ロシア進出検討
みずほファイナンシャルグループのみずほコーポレート銀行は、みちのく銀行(青森市)が日本の銀行としては唯一持っているロシアの現地法人と3店を買収する方向で検討に入った。 (6.22 A)

∇ロシア「債務国」脱却へ
パリクラブ(主要債権国会議)事務局は23日、ロシアが約220億(約2兆6千億円)の債務を前倒し返済することで債権国側と合意したと発表。返済額としたは過去最高額でプーチン大統領は「ロシアはもはや海外からの借金を必要としない。今後も国際金融機関とは対等の立場で協力していく」と述べた。 (6.24 A)

∇根室の漁船拿捕
サハリン沿岸国境警備局から第一管区海上保安部に23日入った連絡によると、22日午前10時20分頃、根室市の納沙布岬の東約250km沖の太平洋で、同市の歯舞漁協所属の小型サケ・マス流し網漁船「第38称翔洋丸」(136人乗り組み)が無許可操業の疑いでロシア国境警備隊に拿捕された。 (6.24 Y)

∇「統一ロシア」急速拡大
2001年12月ショイグ緊急事態相の「統一」とルシコフ・モスクワ市長らの「祖国」が合併して結成された政権与党「統一ロシア」が勢力を急送に拡大、6月現在の党員数は約110万人で、毎月1万人以上が入党している。 (6.26 A)

∇ロシア大使館の3人殺害
25日、インターネットのイスラム系サイトが、イラクで3日に誘拐されたロシア大使館職員を「復習のため処刑した」との声明と、殺害場面の映像を掲載した、残る1人の安否は不明。 (6.26 A)

∇最も生活費が高い都市はモスクワ
米コンサルティング会社のマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが公表した06年の世界144都市の生活費調査で、不動産ブームで住宅賃貸料の上昇が続くモスクワが昨年の4位から1位となった。東京は円安効果で1位から3位に下がった。 (6.27 A)

∇ロシア残留の男性、7月2日に帰国
終戦後サハリンで消息不明になり、5年前にカスピ海沿岸のロシア・カルムイキア共和国で生活していることが分かった山形出身の中川義照さん(79)が2日、一時帰国し、両親の墓がある美唄市を訪れる。 (6.28 A)

∇「北方領土」進展せず
G8外相会合のためモスクワ入りした麻生外相は28日、ラブロフ外相と会談。北方領土問題では双方の主張が平行線をたどり、小泉首相にとって最後となる7月の日ロ首脳会談でも進展が見込めないことが確実になった。 (6.29 A)

∇4大使館員殺害犯行組織壊滅指令
インタファクス通信は28日、ロシア大統領府筋の情報として、イラクでロシア大使館員4人を拉致して殺害した犯行組織を壊滅させるようプーチン大統領が連邦保安局など特務機関に命令したと報じた。 (6.30 A)

(渡辺)



露語で読む現代の世界

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