ユーラシア地図 特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会 インターネット版機関紙「日本とユーラシア」 神奈川県地図

2005年7月号

1.前月の報告

2.各教室からのお知らせ

3.今後の行事予定

4.みんなの掲示板

5.ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

6.最近のロシア、日露関係
バックナンバー




日本国憲法とソビエト憲法

 日本国憲法の起草に当たった連合軍総司令部GHQ民間人要員ベアテ・シロタ・ゴードンさんの著書 「1945年のクリスマス」(日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝)柏書房1995年初版には 次のような興味深い記述があります。

[2月5日 火曜日]
 朝8時に民政局の大部屋に入ると、昨夜遅くまでやっていた人たちの煙草の匂いがこもっていた。 私は、午前中は憲法の本を読んで抜き書きを続けた。
 ワイマール憲法とソビエト憲法は私を夢中にさせた。
 ロシア革命のすぐ後の1918年に制定されたソビエトの憲法は、その後何度か修正されているが、 社会主義が目指すあらゆる理想が組み込まれていた。

ソビエト社会主義共和国連邦憲法(1936年改正)
第122条
1.ソ連邦に於ける婦人は、経済的・国家的・文化的および社会的・政治的生活の あらゆる分野において、男子と平等の権利を与えられる。
2.婦人のこれらの権利を実現する可能性は、婦人に対して、 男子と平等の労働・賃金・休息・社会保険および教育を受ける権利が与えられること、 母と子の利益が国家によって保護されること、子供の多い母、および家族のない母が 国家によって扶助されること、妊娠時に婦人に有給休暇が与えられること、 広く行きわたって産院・託児所及び幼稚園が設けられていること、によって保障される。


 要点をメモするつもりが、全文を書いてしまう。なんだか一文字もゆるがせに出来ない感じが、 行間から伝わってくるのだ。
 一方ドイツは、ソビエト憲法の影響を受けて1919年にワイマール憲法を成立させる。 理想の国家を描いて作った憲法だったが、皮肉なことにヒトラーに逆手にとられて利用されてしまった。 しかし、理念としてのワイマール憲法は実にすばらしいものだった。 ワイマール憲法からのメモも嵩(かさ)高くなった。 ・・・以下略・・・

 ベアテの父(ユダヤ系ウクライナ人)は山田耕筰の親友で日本に招聘された音楽学校の教授であった。 彼女は戦前父親と共に日本に住んでいたため、また、終戦直後の日本で生活したため 日本の女性がどんなにひどい条件の下で生きていたかをよく知っていた。 彼女は[私は、女性が幸せにならなければ、日本は平和にならないと思った。]とも書いている。

 GHQの若いスタッフが日本国憲法草案の起草に当たって参考にしたものは、 アメリカ独立宣言、マグナカルタに始まる一連のイギリス憲法、ワイマール憲法、フランス憲法、 スカンジナビア諸国の憲法、それにソビエトの憲法などであった。

 一方、当時の日本政府の草案は、例えば、「第2章 臣民の権利と義務」という表題からも判るように、 歴史の教訓など全く考えず、われわれ国民を[臣民]つまり「天皇の所有物」とするようなひどいものであった。
 第2次世界大戦における膨大な世界各国人民の犠牲の上に生まれた日本国憲法は まさに「全人類の英知を結集して作られた優れた憲法」であると言っても過言ではないだろう。 現在の憲法を「アメリカに押しつけられた憲法」などと非難している人たちが 日本国憲法の日本政府案を起草した人たちの末裔であったり、 アメリカのブッシュ政権にベッタリの政治家だったりするのは何とも歴史の皮肉である。(S)

追記:県連の書棚にはこのベアテさんの本の他、ジェームス三木の[憲法はまだか]、 鈴木昭典の[日本国憲法を生んだ密室の九日間]、当会本部の露文[日本国憲法]などがあります。 図書館などでも借りられると思います。購入ご希望の方には書店から取り寄せて差し上げます。



前月の報告

第1回全国活動経験交流集会に参加して

~第1分散会から~

大都市は同じ状況、日常的なネットワークが必要!

当会副理事長 木佐森 雅道

 木佐森が参加したのは、第1分散会です。当日の朝、小田原9時10分発の「ひかり」で行ったので、 会場の名古屋国際センターに着いたのは10時30分を回っていました。 既に分散会は始まっており(10時開会)、20名ほどの人が各府県連の報告を聞いている最中でした。 航空便の時間の関係で11時過ぎになると、北海道連の代表団の3名が加わりました。

 各府県連の活動内容は、北海道の日本海側の各支部や石川県連が自治体と共同して 友好都市活動を活発に行っていること、一方、京都では自治体が手を引く傾向にあること、 太平洋側では、神戸が自治体を巻き込んだ活動をしていること、その他の大都市、 福岡・大阪・愛知・神奈川・東京は、自らの知恵と努力で地道に活動をしていることが報告されました。

 大阪では、日本語教室が常時20名以上で継続され、ボランテアの教師が足りないほどの盛況を呈しているとのこと。 授業の形態は、横浜と同じ、寺子屋形式の個人対応型だそうです。 大都市を抱える協会の現状は似ていると思っていると、午後の全体会で、 浦和支部から、在日ロシア人の家庭問題など、個人的な相談が協会に寄せられていると報告がありました。 その人は、リトアニアに住んでいたロシア人で、日本に来て結婚して子供もできたが、夫と離婚、 しかしリトアニアには職もないし、差別されるので帰れない、どうしたらよいのかというものとのこと。 浦和支部としては、直ぐに手助けできる状況にはないが、 このような在日ロシア人の切実な相談に応えていかなければいけないと考えているとのことです。

 神奈川でも、この種の相談があります。そして、今後、それは増えていくことと思われます。 これから起こるであろう様々な事態に対処するためにも、大阪・愛知・埼玉などの大都市地域の協会支部と、 日常的に意見や情報を交換するネットワークを強化していく必要があると感じました。
 ちなみに、(時間と費用の関係で)名古屋万博にも行かず、昼は「味噌カツ丼」を食べ、 夕方はレセプションにも出ず、「きしめん」を掻っ込み、7時10分発の「ひかり」で帰りました。

(柴田理事長も生まれて初めてのカプセルホテル一泊、 帰りは関戸事務局次長の車に便乗、富士川SAでの〔桜海老うどん〕でした。)


~第2分散会から~

理事長 柴田順吉

私はこの分散会の司会を愛知県連の安原理事長と共に勤めました。

「全国活動経験交流集会」の名に相応しく本部、愛知県連、大阪府連、京都府連、宮城県連、茨城県連、 和歌山支部、世田谷支部、ロシア人留学生など出席者が全員発言し、飾り気無く、率直に現状を報告し、 それぞれの意見を述べました。全体的に見て所期の成果を上げたと考えます。

各地の報告はそれぞれ地域に根ざした特色を持つ多彩なものでしたが、 日常活動の中心となっているのはロシア語、日本語、料理、マトリョーシカ絵付けなどの教育・文化活動でした。 定期化することにより生徒募集も楽になり、会員の維持、拡大にもつながることが報告されました。 反面、ロシア語で入会した会員が退学するとすぐ協会を退会してしまうという悩みも出されました。

コンサートなどの大きな行事ではロシア音楽の人気の高いことを確信し、 徒に赤字を恐れることなく(1)全会員に依拠して、(2)会員外の人たちも含む幅広い実行委員会を結成し、 (3)広く会員外に呼びかけ成功させる事の重要性が指摘されました。

近藤副会長からは日露貿易が昨年度は一挙に50%も増えたこと、輸入はエネルギー、木材など、 輸出は自動車(新車)化粧品、食品などであること、貿易のやり方も 普通の(資本主義的な)ものになりつつあるとの報告がありました。この傾向は今後も続き、 物と人の交流は急速に広がる可能性があるとのことでした。

藤田名誉会長からは「今は種をまく時期であるが、次には花を咲かせなければならない。 東北アジア全体を視野に入れた平和構想が必要である。政策力を強化し、協会がもう一つ大きく脱皮する必要がある。 ロシアとの交流も露日協会にとどまらず、その他の大衆団体、 例えば兵士の「母の会」や環境団体などとも提携の必要があるのではないか?」との発言がありました。


~第3分散会から~

事務局次長 関戸真哉

 内外の来賓挨拶などやや形式的、且つ経費もかかる全国総会を隔年開催にし、 総会の無い年には活動経験交流集会を開催するということで、今回が記念すべき第一回だった。

 正直言って、総会に比べて大満足。総会では経験の報告・発表だけで、 中味を深める討論や質疑応答がなかった。今回の交流集会では、 討論や質疑応答にたっぷりと時間が取れて、大いに見識を高めることができた。

 私は第三分散会に参加した。特に、神奈川は全国の中でも毎年必ず会員拡大を実践し、 若手や女性が活躍していることが注目されていて、「若手や女性はどうやれば増えるのか」 「会員拡大にどんな努力をしているのか」という質問が寄せられた。

 「楽しくて、ためになる行事をやれば必ず伸びます」私はこう答えた。 本当にそれ以上のことはしていない。だが、友好運動の原点は「楽しくて、ためになる」ことだ。 未知の海外の人と知り合い、仲良くなる。実に「楽しくて、ためになる」ことだ。 自分が楽しくなくて、誰の為にもならないことなら、伸びるはずがない。

 全国では、毎年300人400人というペースで退会者が出ている。 神奈川の全会員数よりも多い退会者数である。こんな「楽しくて、ためになる」ことをしていて、 どうして人が減るのか。私は声を大にして、神奈川の楽しさを伝えた。

 繰り返しになるが、「楽しくて、ためになる」ことが一番の成功につながると言うことを実感した交流集会だった。

 ただ、残念でならないのは私よりも若い参加者がほんの数人しかいなかったことだ。 神奈川の役員の中では「オジサン」の私が、あの交流集会の中では「ニイチャン」になってしまう。 もっと私より若い参加者や女性の参加者が増えて、明るくて元気で華やかな集会にしたいと思う。

 そのためには、神奈川が原動力になる必要がある。 これを読んでいる会員の皆さん、来年の横浜総会でその神奈川の姿を広めましょう。



DREAMS ON ICE 2005 フィギュアスケート日本代表エキジビション
(詳細な写真レポートは↑こちらをクリック)

 6月25日(土)・26日(日)、新横浜プリンスホテルスケートセンターにて フィギュアスケートのアイスショー「ドリーム オン アイス」が開催されました。
 ショーながらも、参加するのはアマチュアの選手、それも選ばれた日本のトップスケーターばかり、 安藤美姫、荒川静香、村主章枝など、知らない人はいないトップアスリート。
 そしてゲストとして、ロシアから男子シングル世界選手権三回優勝、日本で熱狂的女性ファンを多数持つ エフゲニー・プルシェンコ が、ウクライナからはアイスダンス世界選手権三位 エレナ・グルシナ/ルスラン・ゴンチャロフ組 がこのショーに参加したのです。
 最近のフィギュアスケートというと、とかく日本女子の話題で占められていますが、 女子シングル以外では、ロシアやアメリカ、カナダなどに、日本はまだまだ及ばない状況。
 特に今回参加の プルシェンコ は、来たるトリノ五輪金メダル最有力候補であり、 日本では大変人気のあるスケーターで、会場の外では多くの女性ファンがいわゆる「出待ち」をしていました。
 なぜこんなに人気があるのか。
それは技術的な面も当然素晴らしいのですが、とにかくサービス精神が旺盛で、 チャンピオンでありながらも非常にコミカルな魅せ方も上手く、そのギャップが日本女性の心を掴むのか、 彼目当てに足を運んだ女性ファンが多かったようです。
 今回はあくまでもショーに徹したプログラムでしたが、他の選手と比べてジャンプなどもきっちり全て決めるところなど、 シーズンオフでも手を抜かないプロらしさがありました。
 ここ近年のロシア選手は、どんなスポーツにおいても、観客に対するアピールが豊かになったようです。
 アイスショー自体も、演技に点数がつくわけではないのでテンポも速く、 次から次とトップスケーターの演技が見れて、楽しめるものでした。
 特にアイスリンク間近の観客は、スケーターと直に触れ合えることもあり(最後に握手などできる)、 ファンにとってはスケーターとの距離がぐっと近くなるショーでした。
 トリノ五輪をテレビ観戦予定の方、フィギュアスケートも是非、予定に入れてください。 ロシア勢、活躍してくれることと思いますよ。
Miwa Mori


TEREM QUARTET(テレム・カルテット)

6月25日(土)横浜市立元街小学校体育館で標記コンサートが中区PTA連絡協議会主催で開催されました。
区役所から衣装協力の依頼あり柴田理事長秘蔵のシャープカと毛皮の古典的シューバをお貸ししました。

このカルテットはドムラ、バラライカ、バヤンなどロシアの民族楽器を使いながら、 従来の民族アンサンブルとはことなるジャンルの音楽に挑んでいます。
具体的にはバッハ・ショパン・チャイコフスキーなどのクラシック音楽の主題を独特なユーモア感覚を加え、 自由にアレンジしたり、ピアソラ、ジャズなどもレパートリーに取り入れています。
こうした、現代的感覚とサンクトペテルブルグ風の洗練された演奏で ロシア国内のみならずヨーロッパでは大好評を博しています。 シュレーダードイツ首相、プーチン大統領と一緒に撮った写真もありました。
また、彼らは、自ら音楽祭を主宰しており、内外の有名音楽家(クラシック・ジャズ等)とのコラボレーションを行なっています。
彼等の目指すところは、ドムラ・バラライカ・バヤンという楽器をより普遍的なものにしてロシアという国境を越えることであると思われます。
しかしながら、ロシア国内ではこうした彼等の生き方に対する無理解・抵抗も多いとのことです。 (ハバロフスク・ヤンキナさんの見解)
なお、アイサ田所先生と一杉が昼間コンサートに参加し、また夜には、田所俊一先生も合流して 3名で宿泊先のホテル(池袋)を訪ね、近くのカフェ(酒抜きで、コーヒー、紅茶とケーキ)で 夜11頃まで音楽その他の話で盛り上がりました。
(一杉)



協会各教室からのお知らせ

◆2005年度ロシア語能力検定試験対策講座(模擬試験及び解説論評)

本年度の2005年度ロシア語能力検定試験 日程、会場その他は6月号でお伝えしましたが、 当県連では検定試験対策講座(3,4級のみ)を10月1日(土)に行うことがきまりました。
会場は当会のロシア語教室です。担当講師、講義内容その他、詳細は次号にてお知らせします。
今から予定を入れておいて下さい。因みに昨年度横浜会場での合格率、得点は大都市の中ではNo.1の成績でした。
なお、本年度の「検定試験実施要項」が県連事務局にあります。
(無償配布,必要な方はご来所頂くか、返信封筒に宛名を書き、80円切手を貼って手紙に同封しご請求下さい。)


◆ロシア語教室便り

会員のIさんが新しいポスターをデザインしてくださいました。
前号で予告の通り先ず中区全域に張り出され、早速、反応がありました。
生徒が増えれば教室は安定し、多彩な講座を持つことが出来ます。
他の区全域への貼り出しをしたいので会員各位が最寄りの駅付近の公共掲示板などに張り出して下さるようご協力をお願いします。

A. ロシア語教室生徒数(6月末現在):
クラス・レッスン/45名 個人レッスン/3名 計 48名
B. 日本語教室生徒数 個人レッスン11名
C. 語学教室生徒 合計59名


今がチャンス!ナント一粒で2度うまい!!! ロシア語入門スペシャル・クラス 編入生募集中

土曜入門スペシャル・コースは6月11日(土)13:00に開講されました。

このクラスには6人の方のご応募がありましたが、最近の職場の厳しい状況を反映して、 そのうち4人の方が土曜日だけでは交代勤務や残業、家事労働などの関係で通学しきれない、 火曜日の夜は通学できることもあるとのこと。更にそのうち1人の方は火曜日の昼間の方が都合がよいとのこと。
これではクラスが成立出来ません。ああ!!!クラスは不成立かと思われましたが、 そこはロシア語の普及という当会の見地に立って3名の応募者、講師、事務局の皆でいろいろ相談を重ね、 特別に同じ内容・進度で火曜日19:00からのクラスが急遽、試験的に、開設されることになりました。
但し、1クラス各4名に満たないので1学期につき10,000円の割り増しとなりました。
残る1名は個人レッスンを受けることになりました。
これによって、土曜日に欠席した場合、次の火曜日に代わりの授業を受けられるようになります。
また、土曜に出席された方でも、復習のため次の火曜日にまた出席し、一層の学力向上を図る事も出来ます。 1クラスの受講料で2クラスの授業を選択・重複受講できるのです。
ロシア語の普及は当会の最重要の課題の一つであり、困難な状況にある学習者には 最大限の支援、協力を惜しみません。今回のこの特別教室が“災いを転じて福となす”ものであってほしいものです。

テキストは、東京ロシア語学院のロシア語発音教程とロシア語教程Ⅰを使用しています。
講師は、ペテルブルグ音楽院で声楽・指揮を習われ、ロシア語もロシア人並みの田所先生。
田所先生のご意向により必要に応じ、奥様のアイサ様にも随時授業に参加して頂いております。
ご主人による、懇切丁寧な授業、奥様による正しいロシア語の発音・イントネーションを同時に学べる ユニークでリッチなロシア語講座です。
中途入学歓迎。受講料は編入時迄の分を差し引いて計算します。


◆多彩な、特色あるロシア語・個人レッスン

現在、3名のかたがロシア語の個人レッスンを受けています。

当教室の個人レッスンは、
○ロシア文学専門の大山先生がロシア文学、歴史に関心のある方に、
○ウクライナ育ちのタチヤーナ先生がウクライナで事業をされている方に、
○やさしいナターリヤ先生がロシア語の会話能力を向上させたいご高齢の婦人に、
それぞれ受講者の希望する内容に最適な講師を配置して行っています。

「急遽、ロシアへの出張が決まったので」と言う短期促成希望の生徒も屡々ありました。
当会はこの他にも理工系、人文系に非常に多彩な講師陣を擁しておりますので是非ご活用下さい。
特に、音楽には田所、タチヤーナ、マリーナの諸先生、芸術・文化関係には遠藤、大山両先生、 医学関係には宇野先生、理工系にはキベッツ先生、スベトラーナ先生などが常時対応できます。


ロシア料理教室 Курс русской кухни

6月のご報告
今回は直前のキャンセルが多かったのですが、新規参加者4名をお迎えし合計13名でいつものように楽しく行われました。
メニュー:キャベツのサラダ、レバーストロガノフ
日時:2005年6月18日(土)13:30~16:30
場所:ふりーふらっと野毛山

8月の予定
「メニューは ピロシキです。人気No1!リクエストにお応えして、もう一度つくります。
今回中身は(野菜とひき肉)とてもHealthyです。そしてりんごをいれて、甘いピロシキも作ります。
8月のSpecial Service: Tatyana講師から手作りの有名なKiev Cakeを皆様にご馳走します。どうぞお楽しみに!!!」 (タチヤーナ先生より)


バラライカ&ドムラ教室(マンドリンのレッスンもOK)

このところ、アイサ田所先生は当教室の授業やアンサンブル指導の他にも、 あちこちから演奏の依頼がありご多忙です。
近日中には逗子の著名な料亭で日本人とロシア人の国際結婚を祝福する演奏会などもされます。
ピアノ伴奏は田所俊一先生、ぴったり呼吸があいます。
田所ご夫妻はロシア音楽の普及には非常に情熱を持っておられ、一般の有料演奏以外にも、 社会のためにお役に立てることならばボランティア活動もして下さるそうです。
小中学校、高等学校の生徒、大学生、PTAの方々などを対象とする教育関係の行事、 社会福祉施設、災害被災地での慰問、町内会や団地のイヴェントなどに出演依頼を受け付けます。
当会事務局までお気軽にご相談下さい。


ロシアの歌

「今は 二つの新しい歌を勉強中です。
1.有名なウクライナ民族の歌 Дивлюсь я на небо
ロシア語とまたちょっと違うので、楽しく読み方をマスターしています。
2.日本によく知られている ロシアの歌 Уральская рябинушка
рябина-「ななかまど」といいますが、ロシア人にとって美しさのシンボルのひとつです。
ロシア語で歌うのがPointです。
月1回 第1土曜日の12:30~14:00 平和と労働会館2F音楽室でやっています。」
(タチヤーナ先生より)


◆常設マトリョーシカ絵付け教室に関する提案(10月開講予定)

大杉 豪一

「日本のなかのロシア」なるテーマに代表され、そして、日本人にも、従来から、親しまれてきたロシアバレエ、 バラライカ演奏、コーラスなどとともに、ロシアならではの民芸品マトリョーシカ絵付入れ子人形は、 これまた個性的なロシア料理とともに、至極、代表的なものとして日本でも、徐々にではあるが、根付きつつあるように思われる。
しかし、それは、一部の人に限られていて、未だ、ロシアをアピールし、その普及度を高め、 日本の市井の人々間に浸透するまでには、至っていないのではなかろうか。
ロシアの大地に育まれ、牧歌的素朴さを感じさせながらも、一方で、極めて繊細な面も併せもつ この素晴しい民芸品の絵付け創作活動という趣味を通して、在日ロシア人のみなさんと一緒に、 日本におけるロシアの存在を訴えてゆきたいものです。
そして、近くて、親しい隣国として理解を深めてゆきたいものです。
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会を窓口として、今後、更なる日ロ草の根友好交流活動の進展を願い、 育くむ場として、同協会において、可能な限り、常設的な絵付け教室を考え、 〔月1回第二日曜14:00~17:00〕―あくまで試案として― これを、同協会10月開講のロシア語教室を主軸に併せて設定する、但し、前月頃、予行演習を兼ねて、 試みては如何なるものか、一つの具体案として、下記を参考に考えてみた。

※まず 絵付け受講料として、毎回都度徴収のかたちで、1回¥500(一般)、 ¥400(会員)これに白木材料代を加算します。
白木材料代は、サイズ、入れ子数、材質により異なるので、協会にて、検討、価格設定、 使用絵の具類―水彩用、顔彩、油絵の具は、一応、夫々一種類ずつ、教室側が取り揃え、水コップ数ケとともに、常設する。
原則として、絵具画材(描き筆含む)は、受講生本人持参とする。(画用紙も含む)
次に絵付け、創作に係わるカリキュラムを考え、段階的にコースを設けて、簡単に振り分けることとする。

1.初回におけるAコース
はじめて描く絵付けの楽しさを味わってもらうことを主眼として、白木セットの一つだけに描かせる。
顔の位置だけを決めて、あとは、自由に好みに合わせて、奔放に楽しみながら、描いてもらう。
参考としてマトリョーシカ絵付け入門書図案を見てもらう。
このコースでは、受講時間内完成は、無理なので、気を楽にしてもらい、次回受講を促す。

次に
2.初回より夫々の個数セット選択仕上げを目的とするBコース(3~6個)
絵付け過程に簡略な段階を設け、一応5段階とする。

1)見本とする図案描写の構成を、前述の絵付け入門書に従い、説明し、よく理解してもらい、 当初は画用紙に鉛筆で薄く、白木の輪郭を、各個のサイズに合わせ想定して、描き定め、 夫々顔部分の位置を、夫々のサイズごとに決めさせて、目、鼻、口、耳と、順に描いてゆかせる。
画用紙上に鉛筆で薄く位置付けた顔部分の下描き段階を経て、次に水彩画としての絵筆で練習しながら、 画用紙面にて、完成させて、一回目の段階終了と考えるのですが、顔から、身体部の図案へ進むペースの人も、 この初回は、画用紙面描きにとどめ、次回の白木材への転写に備える。

2)前回の画用紙面下描きを行った要領を生かし、立体物である白木材に、鉛筆で薄く描かせる。 この場合、セット白木材各サイズ白木に、同一図柄で表現するか、または、 夫々各サイズ白木ごとに、ストーリーを描きこんでゆくか、選択して描き進んでもらう。

3)前回の段階、即ち、白木材に薄く、鉛筆で描いた下書きしたものに、初めて色塗りをは始める。 一回塗りだけでは、とても綺麗にならないので、三回ぐらいは塗り重ねる。

4)前回に塗った(あるいは塗り重ねた)色、或いは図案の中へ、絵付け入門書を参考にし乍ら、 ロシア特有の模様、図柄を根気よく描き重ねてゆく。

5)この段階まで進むと、受講者によっては、ペースの段差が可成り、顕著になってくるが、 あせらず、次回の完成に向け、受講者相互の批評会を兼ねて、創作進行中、又は完成間近の図柄を確認しながら、 ニス塗り段階へ進みたい。但し、ニス塗りは焦らず、納得のゆく、図柄描き段階を経て進み行うことが肝要。
いったんニス塗りを始めれば、図柄描き訂正は、不可能。
ニスは、3~5回に亘り、毎回、完全に乾かせて、次を塗ること。
これで、完成となるのですが、白木セット各サイズに合せて、絵付し、そしてニス塗りをするので、 全課程では、可成りの時間(受講回数)を要します。

※蛇足乍ら、ロシアムードを高めながら絵付け課程を進めるため、背景にロシア音楽を静かに流すのも一考かと思います。

以上



今後の行事予定

◆旅行説明会および花火大会

<説明会>日時:7月17日(日)16:00より
会場:横浜平和と労働会館3F会議室
会費:無料
・・・今回の参加者以外のご参加も歓迎します。・・・
<花火大会>同日、19:00より
会場:横浜平和と労働会館屋上
会費:500円、一品持ち寄り方式、
ビール、ジュースなど飲み物は協会が準備。


◆茅ヶ崎海岸海水浴

日時:7月18日(月、休日「海の日」)
集合場所及び時間:JR茅ヶ崎駅に10:00
会場:海水浴は茅ヶ崎海岸、
バーベキューは木佐森副理事長宅
会費:会員サービスにつき採算無視?¥1,000.-


◆「聞け、わだつみの声」講演とビデオ上映会

(講演とビデオ終了後、懇談会あり。)
日時:8月28日(日)14:00~17:00
講師:河崎保
映画「聞け、わだつみの声」に出演した唯一の生存者、演出家で旧ソ連時代モスクワ放送局にて故岡田嘉子さん等と働く。
会場:横浜平和と労働会館3F会議室
会費:¥1,000.-
他団体との共催も検討中。


◆旅行報告・事後交流会

日時:9月18日(日)18:00~19:30
会場:横浜平和と労働会館3F会議室
会費:|¥1,000.-
旅行参加者に限らず、どなたでも参加できます。来年行きたい方もどうぞ!


◆民族楽器バラライカ・ドムラによるミニコンサート

出演者:アイサ田所、田所俊一、バラライカ・ドムラ教室生徒、横浜バラライカ・アンサンブル・メンバーその他。
演奏後、懇親会を行います。
日時:9月19日(月)14:00~
会場:横浜平和と労働会館2F音楽ホール
懇親会会費:¥500.-(予定)


◆International Friendship Party

YMCAの主催で7月16日(17:30~20:00)に開催されます。
会場:YOKOHAMA YMCA ACT
◇所在地:〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-25-1
◇電話:045-316-1881
◇FAX:045-314-6805
◇交通:JR横浜西口駅 徒歩5分

神奈川県民活動サポート・センターの隣です。 会費:¥800.-

参加希望者は電話かFaxで上記YMCA ACTに予約して下さい。お気軽に!!!
内容:ゲームをしたり、話をしたり、歌を歌ったり世界各国の方と交流会をします。
当会からはロシアのバラライカ・ドムラ・アンサンブルが出演します。
ポットラック形式(持ち寄り)のPartyです。なにか食べ物をお持ち下さい。
飲み物はYMCAで用意します。

◆横浜国際フェスタ2005

当会はこのフェスタに当会の活動紹介、物販ブース、エスニックフード販売、セミナー ワークショップ、アトラクション、書籍販売、海外留学案内などの内容で1ブース(大) を借り切り全面参加します。ご期待乞う!
<フェスタ概要>
開催日時:2005年10月29日(土)および30日(日) いずれも10:30~17:00
会場:パシフィコ横浜 展示ホールA(写真)
横浜市西区みなとみらい1-1-1
来場予定者数:25,000人
入場料:無料
主催:横浜国際フェスタ市民NPOネット、横浜NGO連絡会、(財)横浜市国際交流協会、 JICA横浜、横浜市、パシフィコ横浜、(社)横浜青年会議所<予定>



みんなの掲示板

◆物品販売


ウクライナ風ルパシカ

ウクライナ出身の当会会員,有吉アンナさんの作品(一点限り)13,650円
装飾刺繍はウクライナの豊かな大地の象徴である “ヴァリショーク(矢車菊)”をモチーフにしたオリジナルデザインのクロスステッチ。

当協会のロシア物産オンラインショップです。 当協会のロシア物産オンラインショップ「うにべるま~ぐ」を是非ごらん下さい。


満員御礼!!!「大河アムール大自然とふれあいの旅」

インターネット、ビラまき、新聞折り込み、口コミなど、努力の甲斐あって、6月末現在で今年も定員に達しました。
常連?のリピーターは7人でこの旅の魅力の根強さを物語っています。
航空券の追加が出来れば35~36人になる可能性があります。


◆「豊田菜穂子さんと行くダーチャ訪問の旅4日間」

こちらは8月初旬という時期の設定が不適切だったか?苦戦中です。
「下旬なら」という人がかなりいました。
最後まで努力していますが、現状では時期変更か催行取りやめの可能性大。


◆組織

6月末会員数:287名、前月(283名)比4名増 、年初(281名)比6名増
1~6月入会者29名、退会者23名、純増6名
旅行参加者、ロシア語、日本語入学者などで会員が増えている。
ロシア語、日本語をやめて退会した人も多い。
1)退会者を如何に減らすか?2)そのためには何をなすべきか?3)協会の目的に対する理解を如何に深めて頂くか?などが問題である。
会員諸賢のご意見、ご提案をお願いします。


◆財政状況報告

6月末現在の最近5年度の当期剰余金は2000年 ¥558,163.-、2001年 ¥138,000.-、 2002年¥630294.-、2003年 ¥314,814.-、2004年未計算(任意団体→法人移行のため)、2005年¥478,375.-です。
2004年を除く過去4年の平均値は\410,317.-ですから、資金繰りは未だ非常に厳しいとは言え、 事務所拡大に伴う大きな困難は計画通り今年度中には何とか克服出来ると考えられます。
収入総額はここ5年間殆ど変わらず、上半期660~670万円台と安定しております。
経費節減と収支構造改善によって2倍に増大した事務所賃貸料をカバーしています。
今後とも、みんなで力を合わせ手堅く、積極的に活動すれば、期末には黒字決算を実現することが出来ます。
会員各位の変わらぬご支援、ご協力をお願いします。


◆夏季一時金カンパのお願い

事務局専従者夏期一時金支給のため、会員有志の方の任意カンパをお願いしております。
目標額14万円(7万円X2名)。近日中に送付される会費請求書の金額に加算してご寄付頂ければ幸甚です。
振り込み用紙の摘要欄に会費xxxx円、カンパxxxx円とご記載の上合計額をお振り込み下さい。


◆会員消息

脳梗塞のため郷里広島で療養に専念しておられた田谷先生(日本語講師)が ご努力の甲斐あって厚木のご自宅に戻ってこられました。
元気に日本語教室に復帰される日が近いことをお祈り致します。


大桟橋のクイーン-エリザベス号
(今泉会員撮影)


◆ホームページ来訪者数46,000を突破

6月末現在の当会ホームページへの来訪者数は46,000を超えました。
入会、入学、旅行参加の申し込みや、ロシア物産の注文、各種の相談などがこのHPを通じて協会に持ち込まれます。
掲示板にはHP以上の来訪者があります。新聞やTVの取材協力要請も少なくありません。


◆異文化理解講座?

(問題)
お昼頃、日本語の生徒から電話があって、「寝坊をしたので1時間ぐらい遅れます。」と・・・
> さて、この寝坊したロシア美人は授業が終わると、(授業料は、1回2時間2,000円のところ) 寝坊分の1,000円を差し引いて1,000円おいていきました。
授業料を・・・ですぞ!!!
> ルースキークラブのミーシャさんに聞いたら、これは、数学上のテーマであると言っていました。
> 皆さんのご意見をお寄せ下さい。
実は、この問題をルースキークラブのE-Groupに提起したのですが、 唯一人、ロシア人男性から「2,000円断固とるべき!」と嬉しい反応がありましたが、 ”数学好きでおしゃべりな”ロシア美人から全く反応が無いのです。
ミーシャの出色な、問題の解説があるにも拘わらず。
何故か?? 残念!!!!



ロシア語で鑑賞する日本の詩歌

<五木の子守歌> (作詞:熊本県民謡)

おどま 盆ぎり盆ぎり
盆から先ゃ おらんど
盆が早来りゃ 早戻る

おどま かんじんかんじん
あん人達ゃ よか衆
よかしゃ よか帯よか着物

おどんが 打死だちゅて
誰が 泣てくりゅきゃ
裏の松山 蝉が鳴く

蝉じゃ ごんせぬ
妹で ござる
妹泣くなよ 気にかかる

おどんが 打死だば
道端 埋けろ
通る人毎ち 花あぎゅう

花は 何の花
つんつん 椿
水は天から 貰い水


<Колыбельная песня Ицуки>

Срок моей службы нянькой
Истечет до фестиваля Бон
И я возвращусь домой в родину.

Я нищенская-пренищенская,
А они богатые люди,
Хорошо и роскошно одетые.

Если я умру,
Кто вообще для меня будет плакать?
Только цикады будут стрекотать за домом в роще сосен.

Это не цикады,
А моя сестра плачет.
Не плачь, сестра! А то беспокоюсь.

Когда я умру,
Похорони меня на обочине.
Тогда каждый прохожий может возложить цветы.

А какие это цветы?
Это обыкновенные цветы камелии,
А воды подарит небо.

Примечание: Ицуки-название района в центре острова Кюсю.
: Бон-буддиский фестиваль в средине лета, когда, считают, возвращаются души предков. Тогда и люди возвращаются в свою родину, также как во время Нового года.

(перевод: Т-34-85 в 2005 г)




最近のロシア、日露関係

トヨタ、帝政?ロシアに進出?

(6月16日の産経より) プーチンくわ入れ式の陣頭指揮、鍬入れの代わりに自分の銘入りの礎石を置かせる。
トヨタ首脳も目を白黒!!!
トヨタ露工場起工式 鍬入れ式、急遽変更 大統領警護局が「安全」で物言い

【モスクワ=内藤泰朗】トヨタ自動車が十四日、サンクトペテルブルク郊外のシュシャリ地区で行った ロシア工場の起工式で、露当局が「安全」を理由に、当初予定していたくわ入れ式を急遽(きゅうきょ)変更させ、 その代わりにプーチン大統領の名を刻んだ礎石をお披露目し起工式としていたことが、関係者の話で明らかになった。

 トヨタは起工式で「くわ入れの儀式」を行うため、三十本のスコップを用意するなど準備を整えてきた。 ところが、直前になってこれに待ったをかけたのが、プーチン大統領の警備などを担当する大統領警護局(FSO)。 大統領の出身母体である旧ソ連国家保安委員会(KGB)から分離し、 強力な権限を持たされてはいるが秘密のベールに包まれた機関だ。

 そのFSOが「警備上の理由」からスコップを使うことはまかりならぬとトヨタ側に通達。 日露双方の協議の末、「プーチン大統領」の名前が刻み込まれた礎石をお披露目する行事に変更させられた。

 しかも、工場の基礎となるはずのその礎石は、急遽用意したためか石膏(せっこう)ボード製。 たたくとコンコンと軽い音がする。トヨタ側関係者は「テープカットに使うハサミは大丈夫で、 スコップがダメだというのは解せないが、仕方がない。 ともに力を合わせてこの土地を耕して豊かにしていこうというトヨタ伝来のくわ入れの儀式ができなくて残念だ」と語った。

 ちなみに、トヨタは世界二十六カ国に五十一工場を建設してきたが、 くわ入れ式を中止させられたのは今回が初めてだという。

 今回の起工式は、プーチン大統領の会場到着が遅れ、二時間近く遅く始まったほか、 起工式も大統領の日程に合わせて急に決まったため、 トヨタ側は森の中にある工場用地まで新たな道路を通すなど、大統領側に振り回されていたとの観が否めない。 プーチン大統領の皇帝風のビジネススタイルが顔をのぞかせていると皮肉る声が早くも聞こえている。
~以上、産経新聞より~

やっと本格化し始めた日本企業のロシア進出もこれでは前途多難、 「ウーーン」、何とか19世紀の「普通の資本主義」位に民主的にはなれないものか? 
20世紀初頭に「恥知らずにも遅れたロシア」と喝破した、かの革命の指導者レーニンの言葉が想起される。(S)



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